「リリスクはまだ終わりません!」現体制ラストライブで涙こぼし歌った“9本のマイク”

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lyrical schoolがワンマンライブ「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」を2月26日に東京・新宿BLAZEで開催。このライブをもって結成時からのメンバーであるami、ayaka、meiがグループを卒業した。

「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」の様子。

「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」の様子。

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左からami、ayaka、mei。

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ライブ開始直前、まだ照明のついていないステージに5人のメンバーが現れた瞬間、会場は盛大な拍手で包まれた。そしてライブは「GOLDEN」で幕を開ける。序盤の彼女たちは現メンバーでの最後のステージとは思えないほどリラックスした雰囲気の、リリスクらしいパフォーマンスを展開。楽しげに跳ね回りながら「S.T.A.G.E」「レインボーディスコ」などパーティチューンを連発し、フロアを笑顔でいっぱいにした。

「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」の様子。

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中盤に「しってる/しらない」「ひとりぼっちのラビリンス」「CAR」といったムーディな選曲を続けると、感傷的な雰囲気にこらえきれずamiやhimeが思わず涙をこぼす。「マジックアワー」「サマーファンデーション」「RUN and RUN」とメジャーデビュー後のシングルを3連発したのちは、「そりゃ夏だ!」など次々に畳みかけられる定番キラーチューンに会場は一気にヒートアップ。リリスクならではのハッピーなステージを、メンバーもヘッズ(lyrical schoolファンの総称)も心から楽しんでいた。

「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」の様子。

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その後のMCでは、もうすぐライブが終わることをamiが告げようとした瞬間、それを遮るようにmeiが「時間を忘れるのがパーティ!」と煽り、amiが「待ってよ、私だって言いたくないよ!」と笑いながら反論する一幕も。昨年11月に発売された最新アルバム「guidebook」に収録された、この日のイベントタイトルにもなった「ラストソング」からライブはラストスパートに突入した。

「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」の様子。

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guidebook

lyrical school「guidebook」
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「Photograph」でオーディエンスがカラフルなサイリウムを一斉に炊き、前列の観客がayakaに花束を渡すと、それまで涙を見せていなかったメンバーも感極まってみんな泣き顔に。間奏でmeiは「楽しい未来が待ってるから」「みんなも付いて来てくれるよね?」と、グループに残るminanとhimeを励ますフリースタイルを披露した。さらに最後のサビでバックDJがトラックにフィルターを強くかけると、会場にはメンバーとヘッズの大合唱が響き渡った。

男泣きするlyrical schoolプロデューサー・キムヤスヒロ氏。

男泣きするlyrical schoolプロデューサー・キムヤスヒロ氏。[拡大]

そして5人がラストの曲に選んだのは、グループの原点の曲である「tengal6」。9月に脱退したyumiのバースで「Hello, Come on Heads 私がhina」「うちがerika レプリゼント関西」「ここで登場 marikoはいどうも」「Who is it? It's yumi」と、彼女たちはグループを去ったメンバーの同曲でのバースを次々に口にし、「合わせてlyrical school 9本のマイク 思い出す9人の最高のスマイル」とラップした。ライブが終わって記念撮影を始めると、メンバーは「涙で顔がグズグズだよー」と言いながら大笑い。その後プロデューサーのキムヤスヒロ氏が舞台袖で誰よりも激しく号泣しているのをメンバーが発見し、会場から「キム」コールが沸き起こった。

左からminan、mei、hime。

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イベントの終わりには卒業するメンバーが一言ずつ挨拶をした。amiは涙で声を詰まらせながら「卒業後は、皆さんに何か出せるようになったときに、細越麻未としてまた戻ってこようと思います。気長に待っていてください」と語り、meiは「自分のポジティブなところを大切にして、いつかみんなが楽しくなれるイベントを開ける人になりたいです」と宣言。ayakaは「本日をもちまして、lyrical school、そして芸能界を引退します」と告げ、会場がざわつく中「lyrical schoolはまだ終わりません。himeとminanがもっと大きくなって、私たちが叶えられなかった夢を叶えてくれると思います」と力強く語った。

「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」の様子。

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フロアから嗚咽が漏れ聞こえる中で、グループに残るminanは涙を流しながら「lyrical schoolは準備期間に入りますが、9人で作ってきた歴史を自慢できるものにしていけたらと思います。みんなが付いて来てくれるから、私もhimeも大丈夫です」とコメント。5人は手をつなぎ、マイクを通さずに「以上、lyrical schoolでした! ありがとうございました!」と叫んでステージを後にした。その後アンコールはなくライブはここで終了したが、会場に客電が灯り、SEが流れ始めてもアンコールを求める観客の声はしばらく止まなかった。

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lyrical school「lyrical school one man live 2017 “ラストソング”」2017年2月26日 東京都 新宿BLAZE セットリスト

01. GOLDEN
02. プレイルーム
03. S.T.A.G.E
04. レインボーディスコ
05. おしえて
06. DO IT NOW!(HEY!HEY!HEY!)
07. Maybe Love
08. brand new day
09. ワンダーグラウンド
10. おいでよ
11. まちがう
12. もし
13. しってる/しらない
14. ひとりぼっちのラビリンス
15. CAR
16. マジックアワー
17. サマーファンデーション
18. RUN and RUN
19. プチャヘンザ!
20. そりゃ夏だ!
21. リボンをきゅっと
22. PARADE
23. FRESH!!!
24. ラストソング
25. photograph
26. tengal6

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読者の反応

パラ @luckypara

さすがナタリー。一瞬を余さず捉え、未来につなぐ良記事。>「リリスクはまだ終わりません!」現体制ラストライブで涙こぼし歌った“9本のマイク” - 音楽ナタリー https://t.co/qD1WiK5Dyb

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