小西康陽の7inchアナログ化計画、第2弾は渡辺満里奈＆比屋定篤子

小西康陽が「今クラブで回したい」楽曲に注目したアナログ7inchプロジェクト「エース」の第2弾アイテムとして、渡辺満里奈の「バースデイ・ボーイ」と比屋定篤子の「まわれ まわれ」が3月22日に同時リリースされることが決定した。

「バースデイ・ボーイ」は満里奈が1992年に発表した15枚目のシングルで、前年フリッパーズ・ギターを解散したばかりの小沢健二がプロデュースを手がけた作品。B面に収められる「夜と日時計」も小沢の楽曲で、1993年にリリースされた小沢の2ndシングル「暗闇から手を伸ばせ」にはこの曲のセルフカバーがカップリングとして収録された。ジャケットはオリジナル盤を忠実に再現したデザインだ。

そして比屋定の「まわれ まわれ」は、1999年に発表された2ndアルバム「ささやかれた夢の話」に収められていた楽曲。のちに流線形と共にセルフカバーしたバージョンは昨年末にアナログ化され話題を集めたが、本作にはオリジナルバージョンが収録される。B面には3rdシングル「Sweet Rhapsody」がセレクトされた。この2曲は昨年11月にリリースされたベストアルバム「昨日と違う今日～比屋定篤子ベスト&レア」にも収められており、7inch盤のジャケットはベストアルバムと連動したデザインとなっている。

2月22日に発売される同プロジェクトのコンピレーションアルバム「エース」には、この「バースデイ・ボーイ」「まわれ まわれ」をはじめ、小西が「今クラブで回したい」「7inchのアナログ盤で出してほしい」という観点からセレクトした1980～2000年代のJ-POPが17曲収録される。

渡辺満里奈 コメント

この度、「バースデイ・ボーイ」が25年の時を経て、アナログ盤で復刻するという夢のようなお話をいただきました。

アイドルという枠をとても窮屈に感じてしまっていた若い私は、色んなことに挑戦したい時期でした。でも、枠なんてものは自分で勝手に作って勝手に窮屈に思っていただけで、素晴らしい人たちとの出会いが素敵な作品に繋がり、誰が歌っても、それはひとつの作品として息をし続けるんだと今ではとてもよくわかります。

選んでいただけたことを、とても光栄に思います。

比屋定篤子 コメント

「まわれ まわれ」がアナログ7インチ・シングルでリリースされることになりました。2ndアルバム「ささやかれた夢の話」収録のオリジナル・バージョンで、カップリングは「Sweet Rhapsody」です。昨年発売となったベスト＆レア「昨日と違う今日」にも収められた2曲ですが、アナログでも楽しんでいただければ幸いです。ご興味のある方はぜひ。