総勢21組が白熱ライブ!祝福ムードにあふれた残響祭
2009年10月1日 17:12 1
残響レコードが主催するライブイベント「残響祭」が、9月19日から21日にかけて東名阪で開催。この東京公演が9月21日に行われ、残響レコード所属アーティストや同レーベルと縁の深いバンドなど計21組が登場した。
すっかり恒例となりつつある「残響祭」だが、今年はレーベル設立5周年を記念して盛大なものに。東京公演はSHIBUYA O-EASTと渋谷duo MUSIC EXCHANGEの2会場を舞台に3ステージ制で進行し、つねにどこかでアーティストのパフォーマンスを楽しめる内容となった。
まず、O-EASTのメインステージに登場したのは
続いてduo MUSIC EXCHANGEでは、AFRICAEMOのライブがスタート。独特の浮遊感を漂わせるラップと強烈なビートがオーディエンスを踊らせ、いつしか会場はダンスフロア状態に。基本のバンドスタイルに加え、タンバリンやボンゴ、カウベルをフィーチャーした楽曲の数々が、野外フェスさながらの開放感を呼んでいた。
韓国から来日したAPOLLO18の壮絶なパフォーマンスを挟み、O-EASTのサイドステージにtexas pandaaが登場。女性ボーカル2人を擁するこのバンドは、男臭い「残響祭」の中でも貴重な存在。フロントを務める夏堀朝子(Vo,G)、出川美樹子(Cho,B)の繊細なハーモニーと轟音の妙が、フロアを幻想的な空気で満たしていた。
続いて念入りなサウンドチェックの後、O-EASTのメインステージに立ったのは
イベントも中盤を迎えた時間帯には、残響レコードの新人ハイスイノナサがduo MUSIC EXCHANGEでパフォーマンスを披露。実験的音楽とも言うべき予測不可能な旋律とアンサンブルで、フロアを音の波に巻き込んでいった。また、O-EASTのサイドステージに現れたmiimiは、ノイジーなサウンドと太く情感豊かな女性ボーカルが魅力。小柄な体を振り絞るように繰り出されるyuko(Vo,G)の歌声が、オーディエンスを飲み込んでいたのが印象的だった。
O-EASTのメインステージに登場した
duo MUSIC EXCHANGEでパフォーマンスを披露した
その後、O-EASTのサイドステージにはダイノジが登場。音楽イベントに出演する際のダイノジと言えばすっかりDJが定番となりつつあるが、この日はお笑いがメイン。きわどい時事ネタを盛り込みつつ、出番を控える
そして、おなじみのSEが爆音で響く中、O-EASTのメインステージに9mm Parabellum Bulletが姿を現す。9月9日の日本武道館公演では若干緊張した様子を見せていたメンバーたちだったが、この日はリラックスした雰囲気。「keyword」でライブの口火を切ると、破壊的な演奏と手加減なしの暴れっぷりで一気に会場のボルテージを上昇。MCで菅原卓郎(Vo,G)はこれまでの残響レコードとの歩みをしみじみと振り返り、「日本にはこういう音楽がないから、もっと広がっていくといいな」と抱負を語る場面もあった。
duo MUSIC EXCHANGEのトリを務めた
定位置に着いたメンバー4人は、オーディエンスの期待にその熱演で応える。それぞれの音を時折ぶつけ合い、時折重ね合わせながら、歌心を感じさせる楽曲を次々と投下。MCでは復活したばかりのhiroが「ここに帰ってこれたのはみなさんのおかげです。一緒にずっと音楽をやり続けていきましょう」とファンに感謝を伝える場面もあった。
本編終了後も観客の興奮は冷めず、熱烈なアンコールに応えメンバーが再びステージに登場。konoは「1バンドのために始めたことがこんなことになって……」「スタッフもみなさんも最高です。まだまだ僕はやりますよ」と今後の展望を語った。さらにmasa(B)の誕生日であることが発表されると、バースデーケーキを持った出演者たちがステージに乱入。さらに客席を巻き込んでの「Happy Birthday」の大合唱が起こり、ハートウォーミングな空気が会場を包んだ。
アンコールとして披露されたのは、残響レコード誕生のきっかけとなった1stシングル「己が分を知りて及ばざる時は速やかに止むるを『智』と言うべし。」。うねるようなベースラインと流麗なギターフレーズ、フロアを震わせるリズムが見事に重なり合い楽曲を構築していく。すると、曲がクライマックスに差し掛かったところで再び出演者たちがステージに乱入し、
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音楽ナタリー @natalie_mu
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