今回のツアーでバンドは最新アルバム「BABEL,BABEL」を携えて、4月1日の東京・赤坂BLITZ公演を皮切りに全国19カ所でライブを実施。最終日となったこの日、彼らは計24曲をじっくりと演奏し、満員のオーディエンスを魅了した。
田中和将(Vo, G)の「こんばんは、おーだーいばー!」という挨拶を合図にバンドはライブを開始。「BABEL,BABEL」の収録曲「TOKAKU」「HESO」が続けざまに披露され、オーディエンスは体を揺らしながらバンドの演奏に耳を傾ける。田中がワイシャツの裾をまくったあとにはアップチューン「シスター」が繰り出されるなど、彼らは新曲の合間に旧曲を織り交ぜたセットリストを展開した。
中盤に差し掛かっても彼らはMCを挟まず、1曲ずつ丁寧に楽曲を届けていく。「BABEL」では田中のファルセットに西川弘剛(G)がコーラスを重ね、心地よいハーモニーを会場に響かせる。「Golden Dawn」の間奏では田中、西川、金戸覚(B)の3人がパーカッションを担当。5人は向かい合ってセッションを展開し、フロアから盛大な拍手と歓声をさらった。また「I must be high」では高野勲(Key, G)がテルミンを演奏し、一風変わったライブアレンジで楽曲を不気味に演出した。
「HEAD」「Scare」とフロアを高揚させるナンバーを経て、ライブは終盤へ。「CORE」でディープなサウンドを聴かせた彼らは、ラストナンバー「Heavenly」で繊細なアンサンブルを奏でてオーディエンスを唸らせた。アンコールに応えてメンバーが再登場すると、この日初めてのMCに。田中はこの日に同じくお台場でツアーファイナル公演を実施しているTRICERATOPSとの対バンツアーが8月より実施されることをアナウンスした。さらに彼は「皆さんが知らん曲ばっかり用意した」と茶目っ気たっぷりに語り、「Reason」「きみが嫌い」といったレア曲を歌唱。最後に「また来るぜ、お台場」と挨拶し、彼らは「アダバナ」の演奏で「GRAPEVINE tour2016」を締めくくった。
GRAPEVINE「GRAPEVINE tour2016」
2016年6月19日 Zepp DiverCity TOKYO
01. TOKAKU
02. HESO
03. シスター
04. EVIL EYE
05. Scarlet A
06. REW
07. KINGDOM COME
08. UNOMI
09. SPF
10. 風待ち
11. EAST OF THE SUN
12. Faithful
13. BABEL
14. 鏡
15. Golden Dawn
16. I must be high
17. HEAD
18. Scare
19. CORE
20. Heavenly
<アンコール>
21. Reason
22. きみが嫌い
23. 真昼の子供たち
24. アダバナ
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GRAPEVINE「BABEL,BABEL(アナログ盤)」
[アナログ] 2016年4月13日発売 / SPEEDSTAR RECORDS / HRLP-023
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かわ @kawaG3
いいなぁ。こういうレア曲セトリ。 RT GRAPEVINE、レア曲も飛び出したツアーファイナル公演 - 音楽ナタリー https://t.co/LeGttbkY80