初めての挑戦がたくさん！モーニング娘。主演舞台でイリュージョンに意欲

モーニング娘。'16が主演する舞台「続・11人いる！東の地平・西の永遠」が、6月に京都・京都劇場と東京・サンシャイン劇場にて上演される。

「続・11人いる！東の地平・西の永遠」は、「別冊少女コミック」にて連載された萩尾望都のSFマンガを原作とした舞台で、つばきファクトリー、ハロプロ研修生、演劇女子部から選抜されたメンバーも出演する。4月25日には都内で制作発表記者会見が行われ、モーニング娘。'16のメンバーが出席した。

舞台は「ウエスト」「イースト」の2パターンが用意され、ダブルキャストで上演。超能力を使えるキャラクターが登場する作品ということもあり、出演者が大仕掛けのイリュージョンに挑戦する。「ウエスト」でタダ、「イースト」でフロルを演じる工藤遥は、「ここ数年は（舞台で）ずっと男役をやらせていただいたんですけども、今回演じさせていただくフロルは女の子なので、皆さんに『かわいい』『愛おしい』と思ってもらえるようなお芝居をしたいと思います」と笑顔を見せる。また母親が萩尾望都の大ファンだという小田さくらは「一番身近な原作ファンの母を喜ばせられる舞台を作れればなと思います！」と意気込んだ。

会見には5月31日に催される東京・日本武道館公演にて、グループを卒業する鈴木香音は欠席。記者に「（鈴木さんは舞台を）観に来たりしないんですか？」と問われると、工藤は「前回の舞台で私の演じた男役が鈴木さんにやたら好評だったんですよ。今回も『男役やりますよ』と言ったら、『どぅー（工藤のニックネーム）の男だけを観たい！』って言ってくれたので、期待に応えられるようにがんばらなきゃなと思います」と語る。それを聞いた譜久村聖は「その視線をかっさらうくらいのお芝居ができたらなと思います」と続けた。

また記者から「してみたいイリュージョンは？」と質問が飛ぶと、牧野真莉愛は「できるかはわからないんですけど、イリュージョンって聞いて頭に浮かぶのが『ドラゴンボール』のベジータと悟空がやるやつ……」と話し出し、メンバーから「それフュージョン!!」と総ツッコミを受ける。加えて「使ってみたい超能力は？」と問われると、牧野は「四次元ポケットを手に入れたい。そしたら全部の願いが叶うと思うんですよ。どこでもドアもあるし……」と夢を膨らませるが、またもメンバーに「それ超能力じゃないよね！」と言われてしまう。

最後に工藤は「ダブルキャストだったりイリュージョンだったり、初めての挑戦がたくさんあるので、この11人で協力して素敵な作品を作っていきたい。萩尾望都先生のファンの方にも喜んでいただけるような舞台にしていきたいと思います」と語った。

舞台「続・11人いる！東の地平・西の永遠」は6月11日と12日に京都劇場、6月16～26日にサンシャイン劇場にて上演。チケットの一般発売は4月30日にスタートする。