大友良英ドキュメンタリー映画「KIKOE」ついに日本公開

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大友良英の活動を追ったドキュメンタリー映画「KIKOE」が、5月29日より吉祥寺バウスシアターにて公開。7月25日からは渋谷ユーロスペースほか全国の映画館で順次上映される。

大友良英とは?

1959年、神奈川県生まれ福島県育ちの音楽家。主な演奏楽器はギターとターンテーブル。1990年にGROUND-ZEROを結成後、国内外で作品のリリースやライブを行う。GROUND ZERO解散後はフリージャズやノイズミュージックのフィールドで活動を続ける傍ら、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENなどさまざまな音楽プロジェクトへ参加する。劇伴制作にも定評があり、「アイデン&ティティ」(2003年)、「色即ぜねれいしょん」(2009年)といった映画、「クライマーズ・ハイ」(2005年)や「その街のこども」(2010年)、「とんび」(2012年)といったヒットドラマで手腕を振るう。さらに現代美術やメディアアートの分野でも評価が高く、音響機器を利用した展示作品「without records」「ensembles」などの展示を国内外で開催している。2011年には東日本大震災を受けて、自身が10代を過ごした福島県で「プロジェクト FUKUSHIMA!」を展開。野外音楽イベント「フェスティバル FUKUSHIMA!」の開催をはじめとした一連の活動が評価され、2012年度の「芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門」を受賞し話題を集めた。2013年には、連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当。ドラマのヒットと共にその劇伴にも注目が集まり、サントラや劇中歌などが次々とCD化された。また「あまちゃん」のオープニングテーマと劇中歌である「潮騒のメモリー」の2曲で「第55回 輝く!日本レコード大賞」の作曲賞をSachiko Mとともに受賞。「第64回NHK紅白歌合戦」にも出演した。2014年にはアジア各地の音楽家の交流プロジェクト「ENSEMBLES ASIA」を国際交流基金と共に立ち上げる。2017年に、札幌国際芸術祭の芸術監督に就任。2019年にはNHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当し、福島を代表する夏祭り「福島わらじまつり」改革のディレクターも務めている。

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映画「KIKOE」は今年のロッテルダム映画祭に出品され、高い評価を集めた。

映画「KIKOE」は今年のロッテルダム映画祭に出品され、高い評価を集めた。

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この映画は、映像作家の岩井主税が2005~2007年の3年間にわたり、大友良英の活動に密着した密着ドキュメンタリー。菊地成孔、ジム・オルーク、巻上公一、山本精一カヒミ・カリィ、中村達也、吉田アミ、ヤマタカEYE、灰野敬二といった大友と親交のあるアーティスト/著名人のインタビューなどを交えながら、音楽家・大友良英の姿を映し出す。

吉祥寺バウスシアターでは、恒例イベント「爆音映画祭'09」初日となる5月29日より上映開始。これが日本での初上映となる。なお、この日は大友も来場し、上映後にソロライブを行う。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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