自分たちの楽曲を普段とは異なるアコースティックアレンジで演奏することで、楽曲の新たな魅力を発見するべく昨年4月より行われてきた「nico labo」。これまで対バン形式で行われてきたこのイベントだが、10回目にあたる今回はnicotenの単独公演として実施された。
白衣姿の岡田一成(Dr)による前説を経て、ライブは「聲のカタチ」でスタート。観客による軽快なクラップを受けながらの「きゅるり」、音数を減らしコーラスワークを際立たせたアレンジの「Exit」が終わり、バンドは「nico labo」恒例のカバー曲を披露するコーナーへと突入。Perfumeの「レーザービーム」がオリエンタルなメロディラインを活かしたフラメンコ調のアレンジで演奏されると、オーディエンスはステージへ拍手喝采を送った。
その後も宮田航輔(Vo, G)、広瀬成仁(B)、岡田、サポートメンバーの田中志門(G)はアコースティック編成ならではの温かみのあるアンサンブルを奏でていく。終盤では未音源化ながらファン人気の高い「テレパシー」や「グッジョブ!」などが披露され、本編は代表曲「アルドレア・・」でさわやかに締めくくられた。
アンコールでは「トビウオ」が届けられたほか、2016年3月よりnicoten史上初のワンマンツアー「CIRCLE OF 5th」を開催することが発表された。チケットの予約申し込みは明日10月31日より、各会場にて開始される。
また「nico labo FINAL」の翌日には「ニコ研 ~研究されるより研究したいマジで~」と題した追加公演も同会場で実施された。この日の公演では8月よりライブ会場限定で販売されていたシングル「MYT」「HRS」「OKD」の販売枚数の結果発表が行われ、「MYT」の販売枚数が一番多かったことが発表された。この3作品は「MYT」には宮田、「HRS」には広瀬、「OKD」には岡田が作曲した楽曲がそれぞれ2曲ずつ収録されており、販売枚数が一番多かった作品収録の楽曲が来年発売予定の新作(タイトル未定)に収められることが事前にアナウンスされていた。
nico labo FINAL
2015年10月23日 mona records セットリスト
01. 聲のカタチ
02. きゅるり
03. Exit
04. レーザービーム(Perfumeカバー)
05. Day trade
06. 休日戦線異状なし
07. miss you
08. 君を歌にしたくない
09. 愛する人 / 宮田航輔&岡田一成
10. 真夜中特急ノスタル号 / 宮田航輔&廣瀬成仁
11. Spectrum
12. テレパシー
13. ふわふわ
14. グッジョブ!
15. アルドレア・・
<アンコール>
16. トビウオ
nicoten pre.「微炭酸ロック vol.02」
2015年12月4日(金)東京都 club asia
<出演者>
nicoten pre. ワンマンツアー「CIRCLE OF 5th」
2016年3月22日(火)東京都 mona records
2016年3月26日(土)京都府 SOLE CAFE
2016年3月27日(日)愛知県 GURU×GURU
2016年4月16日(土)福岡県 gigi
nicotenのリリース情報
リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
nicoten、アコースティックシリーズ「nico labo」下北沢で終幕 https://t.co/MPT8pH8s0V https://t.co/D1Gj0n03uV