「この5人での未来を信じる」GALETTe、新体制で決意表明

GALETTeが8月9日に東京・新宿BLAZEにて「GALETTeワンマンライブ ～from GALETTe to GALETTe～」と銘打った単独公演を開催した。

今年2月に保坂朱乃が卒業したことで3人体制となったGALETTe。ミニアルバムリリース時には当時Party Rocketsに所属していた藤田あかりが期間限定サポートメンバーとして加入し一時的に4人体制になったものの、四島早紀、ののこ、古森結衣の3人はおよそ半年の間、東京を拠点に数多のライブ活動を行ってきた。そして迎えたこの日のライブは、事前に新メンバーとしてグループに2人加入することがアナウンスされていたため、事実上3人でパフォーマンスする最後の機会となった。

グループとして新たなスタートを切る記念すべきライブを観ようと、フロアには大勢のファンが集結。開演15分前からステージ上ではオープニングのカウントダウン映像が流れ、オーディエンスのテンションを徐々に上げていった。そして3人は「Brand-New Style」リリース時の衣装を着てステージに姿を現し、同曲から熱狂的なライブを開幕させた。続けて「Upbeat People」「ダンスフロア☆フィーバー」の2曲を連投した3人は序盤から会場の熱気をグングンと上昇させていく。古森は「皆さん、盛り上がってますかー！ まだまだ盛り上がっていきましょう！」と曲の合間にファンへ呼びかけた。

「やってきましたー！ 新宿BLAZE!!」と3人は最初のMCで喜びをあらわにする。そしてののこがファンを煽って再び会場の空気を温めたあとは、新曲「air summer」でライブを再開させた。ライブ中盤で3人は初めてイスに腰掛けた状態で「ナチュラルスウィートな空気」をしっとりと歌唱。続いて情熱的なバラード曲「至上の愛」では、3人の力強い歌声にあわせて会場に無数の白色のペンライトの光が灯り、会場は幻想的な空間に変貌する。ファンからの粋な演出に四島は「みんなと一体になれました！」と笑顔を見せた。

後半戦のライブではアップテンポなナンバーを中心に展開。「G」「She is WANNABE!」「Candy Pop」と続けた3人は、涙目になりながらも「じゃじゃ馬と呼ばないで」を熱唱。3人でのライブはこの曲をもってラストということで、歌唱後にはファンから盛大な拍手が贈られる。四島は「3人でのライブはこれが最後でしたが新体制になっても一生懸命がんばっていきたいと思います」と今後への意気込みを語った。

さらに3人はここまでの活動に対する感謝の気持ちを語り出す。古森は「この3人でここまでやってこれたことがすごくうれしいです。上京してきたときは自分がこの先どうしたらいいかわかんなくなったこともあったけど、結衣はGALETTeが一番輝ける場所だと思っています」と瞳をうるませながら胸中を述べた。

続いてののこは「今回のワンマンライブのタイトルは『from GALETTe to GALETTe』ですが、このタイトルの本当の意味は“3人から5人のGALETTeになる”ということではありません。このタイトルを決めたときはまだ今日のワンマンライブは3人だけで行う予定でした。九州の小倉で誕生した私たちが上京して活動の場を移し、より成長した姿を見せたいという気持ちを込めてこのタイトルにしたんです。今日、この3人でステージに立てたことはとてもうれしかったです。そして私にはまだあきらめられない夢があるので、その夢を皆さんと追いかけていきたいです」とこの日のライブに賭けていた思いをすべて吐露した。

最後に四島は「3人で最後というのは寂しいけど、今は楽しいっていう気持ちのほうが大きいです。これからのGALETTeに期待してください！ みんなが楽しいGALETTeの現場にしていきます。これからも応援よろしくお願いします！」と締めくくり、ステージ上のスクリーンで新メンバー発表の映像を流した。そしてステージには5人体制になったGALETTeが登場。新曲「Believe」を5人で初パフォーマンスし、メンバーはファンからの大歓声に包まれた。

歌唱後、新メンバーの自己紹介が行われる。まずは宮城を拠点に活動していたHappy Danceの元メンバー・野田怜奈が挨拶。野田は「本当はGALETTeのマネジメントとして来てくれないかと誘われていたのですが、私はステージに立って皆さんと一緒にライブを作り上げていきたいという気持ちが強くてオーディションを受けさせてもらいました。これから不安なこともありますが上を目指して皆さんとがんばっていきたいと思います！」とコメント。そして新メンバー2人目は、以前サポートメンバーとして加入していた藤田が正式メンバーとして参加することに。藤田は「正式メンバーということでとてもうれしいですし精一杯がんばっていけたらと思ってます。自分が選んだ道が正しかったと思えるように、後悔しないように全力で突き進んでいきます。私と怜奈ちゃんが入ってよかったと思っていただけるようにがんばります！」と笑顔で意気込みを述べた。

5人はラストに「Jump! For a dream」を歌い上げ、大歓声に包まれたままライブ本編を終える。そしてアンコールでは5人バージョンで「air summer」を披露し、複雑なフォーメーションに生まれ変わった同曲を息の合ったパフォーマンスで届けた。歌唱後には12月29日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにてグループ最大規模の単独公演を開催することがサプライズ発表され会場を大いに沸かせる。四島は「すごく大きなステージではありますが、この5人はそのステージに立ってから次の大きなステージに挑戦していきたいと思ってます！」と決意表明。テンションの上がったオーディエンスに向けてののこは「『この5人での未来を信じる』という意味を込めて、最後にこの曲を歌いたいと思います」と曲振りを行い、もう一度5人で「Believe」を歌い上げて単独公演を締めくくった。