[氷室京介] 熱狂！ツアー神奈川公演レポート

2007年4月27日 21:40 音楽ナタリー編集部

氷室京介が2月24日からスタートさせた27ヶ所47公演におよぶ全国ツアー「IN THE MOOD」。このツアーの神奈川公演が、4月24・25日神奈川県民ホールで開催された。

氷室京介とは？

「ヒムロック」の愛称で親しまれているロックボーカリスト / シンガーソングライター。1982年に、80年代を代表するロックバンドBOOWYのボーカルとしてデビュー。人気絶頂のうちにバンドが解散した1988年にソロ活動をスタートし、「ANGEL」「KISS ME」「魂を抱いてくれ」など数々のヒット曲を世に送り出す。1993年に発表したアルバム「Memories Of Blue」は、160万枚のセールスを記録。ロサンゼルスに拠点を移したのちも日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けた。2014年に行われたソロデビュー25周年ツアーの途中、2015年の公演をもってライブ活動を無期限で休止することを発表。2015年春に7公演30万人超を動員したドームツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」を最後に、ライブのステージから引退した。

スタイリッシュかつ熱いステージを展開。ファイナルのさいたまスーパーアリーナ2DAYS（7月7日、8日）まで熱狂のツアーは続いていく。

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ライブのオープニングは「In The Nude ～Even not in the mood～」からスタートし、続いて「Sweet Revolution」「WILD ROMANCE」など、序盤は最新アルバム「IN THE MOOD」からのナンバーを中心に展開。最新型のヒムロックサウンドが畳み掛けるように放たれていく。

中盤では「LOVER'S DAY」「CALLING」などの名曲を惜しみなく披露。MCでは、等身大のロックチューン「STRANGER」について、BOφWYの「Dreamin’」を引き合いに出し「夢を見れない人のために作った」とコメントするなどファンサービスも満点だ。さらにアメリカ新世代ロックシーンの雄、AFIの「Miss Murder」を拡声器片手のパフォーマンスでカバーし、最新作に収録の「Say something」ではオーディエンスとの掛け合いで会場はますますヒートアップ。ラストは予定外のダブルアンコールで「SUMMER GAME」を演奏し、圧倒的なクオリティのステージはその幕を閉じた。

今回のツアーのライブ映像は、ツアー終了前からiTunes Storeにて配信されており、すでに7曲が購入可能となっている。まだ未体験のファンはぜひ最新型のヒムロックを映像でチェック。そして7月まで続くツアーに足を運んでみよう。