和田唱(
3月に愛知、大阪、長野、東京の計4カ所で実施された「ヤマショウのマーチ」。この記事ではツアーファイナルにあたる品川インターシティホール公演の模様をレポートする。
まず映画「大脱走」のテーマソング「大脱走マーチ」をSEに和田と山崎がステージに登場。仲良く行進しながら持ち場に移動し「ヤマショウのマーチ」からライブをスタートさせた。続くピンク・レディー「UFO」のカバーではおなじみの振り付けも披露して客席を沸かせる。
Cream「Crossroads」の演奏を終えると和田は一旦退場し、山崎は「Passage」「ツバメ」の2曲をソロで歌唱。観客は山崎の柔らかい歌声にじっくりと耳を傾けた。「One more time, One more chance」では再び和田も登場し、ともにボーカルを担当して息の合った掛け合いを見せる。演奏後に和田は「責任重大でした……」と緊張した様子で語ったがすぐにリラックスし、山崎と「晴男」を披露。ファンは曲にあわせて手を左右に振り、途中ではコーラスも歌い、会場の一体感はより高まっていった。
休憩を挟み第2部がスタートすると、まず山崎と和田は今回のツアーを振り返る。ツアー期間中、和田とともに過ごした山崎は「もっととんがってるイメージがあったけど、いい意味で崩れたね」とさらに親交を深めたことを明らかにする。それに対し和田も山崎に対し「60年代に活動していた大御所のようなイメージで。歳も10コぐらい違うかなと思ってた!」と話した。
その後2人はThe Beatles「And I Love Her」のサビを「品川」に変えてカバー。第2部が中盤にさしかかると和田のソロコーナーも設けられ、彼はベースの弾き語りでジャズのスタンダードナンバー「Cheek to Cheek」のカバーと、キーボードで「Happy Saddy Mountain」の2曲を演奏する。終盤に披露された「Fat Mama」「FEVER」では観客も椅子から立ち上がって楽曲を楽しみ、興奮冷め止らぬ中2人はステージから去っていった。
アンコールではまず沢田研二「勝手にしやがれ」のカバーでふたたび会場を温める。途中2人は両手を上げ、たなびかせるような振り付けも行った。そして最後の「アレルギーの特効薬」でオーディエンスの盛り上がりも最高潮に。すべての曲の演奏を終えると2人はファンに何度も礼をし、手を振りながらゆっくりと退場した。
和田唱×山崎まさよし「和田唱×山崎まさよしpresents "ヤマショウのマーチ"」2015年3月29日 品川インターシティホール セットリスト
01. ヤマショウのマーチ
02. UFO(オリジナル:ピンク・レディー)
03. 長男
04. スターライト スターライト
05. Crossroads(オリジナル:Cream)
06. Passage(
07. ツバメ(山崎まさよしソロ)
08. One more time, One more chance
09. 晴男
10. And I Love Her(オリジナル:The Beatles)
11. Ebony and Ivory(オリジナル:ポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダー)
12. WARP
13. セロリ
14. Cheek to Cheek(和田唱ソロ)
15. Happy Saddy Mountain(和田唱ソロ)
16. シラフの月
17. Fat Mama
18. FEVER
<アンコール>
19. 勝手にしやがれ(オリジナル:沢田研二)
20. アレルギーの特効薬
リンク
- 山崎まさよし OFFICIAL WEBSITE
- TRICERATOPS Official Site
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森正祐紀 @ymo1001bpm
和田唱×山崎まさよし魅惑のアコースティック会!品川でファイナル“マーチ” - 音楽ナタリー http://t.co/jmtlxdXGjd