桑田佳祐が、昨日1月17日に自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」に出演。昨年末の年越しライブでのパフォーマンスについてコメントした。
桑田は「最近になってネットなどでご批判をいただいていることを知りました」と切り出し、年越しライブでの紫綬褒章の取り扱いが話題になっていることに関して、約15分間にわたってリスナーに説明とお詫びを行った。
桑田は「言い訳になってしまいますけど」と前置きしつつ、4日間にわたるライブのうち12月31日以外の3日間は、白い手袋をしたスタッフが木箱に入った紫綬褒章を桑田に手渡す形で扱っていたことを説明した。ただし「NHK紅白歌合戦」の生中継とカウントダウンが入ったこの日は時間調整に追われて段取りを間違え、予定より1曲早く褒章を手にしてズボンのポケットに入れてしまったと告白。「もちろん褒章をぞんざいに扱うというような気持ちは毛頭ございませんでしたが、結果としてポケットから出すというようなことになってしまったことは大変反省しておりますし、心よりお詫び申し上げたいと思います」と謝罪した。
また天皇陛下の口調を真似たことについては「日頃から平和の大切さを述べていらっしゃる天皇陛下を心から尊敬申し上げており、伝達式での陛下のご様子を皆さんにお伝えしようとしたことが、私の浅はかなとこだったんじゃないかと思う」と反省。紫綬褒章をオークションに出すという冗談についても「私の軽率さ故。下品な冗談を言うべきではありませんでした」と自身の発言を振り返った。
ただし「NHK紅白歌合戦」出演時に桑田が付けていた“チョビヒゲ”がアドルフ・ヒットラーを真似て現在の政権を批判するものである、という一部の批判については「チョビヒゲはコントの定番アイテム」「ヒットラーのつもりはまったくございません」と説明。ハゲヅラなどと同様に桑田が普段から行っているにぎやかしの仮装であり、政治的な意図はないと語った。
さらに「ピースとハイライト」の歌詞の中の「都合のいい大義名分(かいしゃく)で争いを仕掛けて 裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)」という一節が日本政府批判であるとする一部報道に対しても「それこそが都合のいい解釈です」と反論。2013年の春に東アジアの緊張が高まる状況を受けて書いた歌詞であり、あくまで平和を願うメッセージを伝えていることを強調した。ライブの演出として使用しているニュース映像も「世界ではこんなことが起こってるよ」「このままじゃまずいんじゃないの」という意味で選んだもので「当然我々がその内容に賛同するものではない」とその意図を説明した。
最後に桑田は「希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ」という「ピースとハイライト」の歌詞を読み上げ、「私は日本を愛する者でありますし、平和を願う者として、それからもちろん音楽人として(こうしたメッセージを)お伝えしたいなと思っている次第です」と改めて宣言。「不愉快極まりない思いをされた方には、ごめんなさいとか申し訳ないじゃすまないと思うんですけども、きちんと反省するところは反省して、少しずつ気持ちを切り替えて、アルバムとツアーにサザン、舵を切らせていただけたらと思う」と語り、この日の放送を終えた。
桑田は1月15日に「
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