エビ中、初の360度ステージライブは南の島で「エビークリスマス！」

私立恵比寿中学のクリスマス公演「真夏の南半キュリスマス」が、昨日12月21日に東京・有明コロシアムにて開催された。

12月19日にクリスマス感満載の初日公演「真冬の北半キュリスマス」を大成功させたエビ中。雪原をイメージしたセットの中でパフォーマンスを行った1日目とは打って変わって、2日目公演「真夏の南半キュリスマス」はメインランド（センターステージ）を8つの島が取り囲むリゾートチックなステージセットの中で“アツい”ライブを繰り広げた。

1日目と同じくクリスマス仕様の「ebiture」が流れる中、ハイビスカスのモチーフなどがあしらわれたアロハ柄のトップスにグリーンのフラスカートをコーディネートしたエビ中メンバーがアリーナの四方から続々と登場。メインランドにたどり着いた8人はオリジナルのクリスマスソング「Thanks! Merry Christmas K」でライブをスタートさせると、「未確認中学生X」や「ハイタテキ！」などのアッパーチューンでエビ中ファミリー（エビ中ファンの総称）を“南半球”へと歓迎した。

「皆さーん、エビークリスマス！ クリスマスの鐘が鳴りました。私たち私立恵比寿中学です！」という挨拶を経て、ライブは自己紹介パートへ。ここでは星名美怜が「360度どこから見てもファミリーですよ！」と初のセンターステージ公演への喜びを語り、メインランドを1周しながら360度バージョンの自己紹介を行った。その後エビ中は「いつかのメイドインジャピャ～ン」や「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」といったハードなナンバーで会場中を沸騰させたあと、珍しいキノコ舞踊団が振りつけたユニークなダンスをしながら「チュパカブラ」を初披露。8人はその後もメインランドと8つの島を駆け回りながら、「もっと走れっ!!」「あたしきっと無限ルーパー」など人気曲を連投していった。

後半は1日目と同じく生バンドを従えてのライブが展開された。エビ中はバンドアレンジが施された「バタフライエフェクト」や「ラブリースマイリーベイビー」をパワフルに歌唱。この日にぴったりな「あるあるフラダンス」では心地よいハワイアンミュージックが有明コロシアムいっぱいに広がった。「ザ・ティッシュ～とまらない青春～」でエビ中がラストスパートをかけると、エビ中ファミリーも負けじと大きな声援をステージへ送る。エビ中吹奏楽部ことホーン隊やパーカッションを交えてにぎやかな演奏で届けられた「揚げろ！エビフライ」には、サンバダンサーも登場。バンドとダンサーを引き連れ、大所帯となったエビ中はファンキーなアレンジが施された「ほぼブラジル」でライブを締めくくった。

最後のMCでこの日が今年最後のライブだという話題になると、安本は「今年は本当にあっという間だったね。1つひとつに本当にいろんな思い入れが大きかった1年だった」と振り返る。それを受けた星名も「なんかこの衣装のせいかもしれないけど、まだ私的には8月くらいの気分なんだよね。本当にそれぐらい（時間が経つのが）早かった」と口にした。メインランドを降りたエビ中は安本の提案で手を振りながらアリーナをぐるりと1周。真山による「2015年もエビ年ー！」という言葉をもってエビ中のクリスマス公演は幕を下ろした。

エビ中は1月25日に台湾・THE WALLにて行われる「KAWAII POP FES by @JAM×J-GIRL POP WAVE vol.4 in 台湾 2015」にて海外に初進出。1月28日には2ndアルバム「金八」をリリースする。

※記事初出時、イベントタイトルに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。