乃木坂アンダーライブで「ねねころを送る会」

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乃木坂46が10月5日から19日にかけて、東京・六本木ブルーシアターにて「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」を開催した。ここでは19日に実施された千秋楽公演、およびスペシャル公演についてレポートする。

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

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乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

今年6~7月にかけて実施された「乃木坂46 アンダーライブ」に続く今回のライブには、10thシングル「何度目の青空か?」選抜メンバー以外のアンダーメンバーおよび研究生が参加。スペシャル公演を含む全18公演が計12日間にわたり行われ、連日大盛況となった。その一方で山崎怜奈はケガのため序盤期間を欠席、井上小百合や北野日奈子がケガや病気のため休演するというハプニングも発生。しかし終盤には出演予定メンバーが勢ぞろいし、そのままの勢いで最終公演を迎えることとなった。

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

10月19日をもって1期生の伊藤寧々が卒業するということもあり、千秋楽公演は1曲目「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」からメンバーは気迫に満ちた歌とパフォーマンスを披露。続く「ここにいる理由」でも10数公演を経て築き上げた団結力と息の合ったフォーメーションで、見る者を圧倒させた。そして今回のアンダーライブの見せ場でもある、ダンスコーナーに突入。前回のアンダーライブ以上に見せる要素の比重が増えた今回は、メンバーが入れ替わり立ち替わり激しく踊るダンスコーナーのみならず、さまざまな曲中でもメンバー考案によるソロダンスがフィーチャーされており、アンダーメンバーのスキルがいかに高いものかを証明する結果となった。

「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演の様子。 (c)乃木坂46LLC

「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演の様子。 (c)乃木坂46LLC

「狼に口笛を」からは研究生もステージに加わり、ダイナミックなパフォーマンスで客席を沸かせる。さらに「制服のマネキン」では客席からいつも以上に熱いコールが沸き起こり、会場の熱気はさらにヒートアップしていった。その後MCを挟んでライブの人気ナンバー「ハウス!」や、盛り上げに不可欠なアップチューン「ガールズルール」「会いたかったかもしれない」を連発する。そして「ダンケシェーン」で2期生が中心となって会場を沸かすと、続いて1期生による「涙がまだ悲しみだった頃」に突入する。伊藤寧々をセンターに据えたこの曲が始まると、突如客席はピンクとオレンジのペンライトで染まり、ステージ上のメンバーも彼女との別れを改めて実感してか涙を流しながら熱唱した。さらに「失いたくないから」では1期生、2期生が伊藤寧々を囲み、数人ずつ歩み寄っては抱き合うなどして、彼女との残り少ない乃木坂46での時間を噛みしめた。

畠中清羅(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

畠中清羅(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

さらに3曲歌い終えたところで、今回のアンダーライブでメンバーが初挑戦する「1人MC」コーナーに突入。ここではアンダーメンバーが日替わりでそれぞれ3分間、1人だけでMCを担当する。千秋楽公演では畠中清羅が1人MCを務めることになり、彼女は「いつもお世話になっているメンバーやファンの皆さんに手紙を書いてきました」と言って用意した手紙を読み始めた。その内容は彼女の今の心境が素直な言葉でつづられたもので、途中で「うわーっ、泣きそう」と感極まる瞬間が多々あったが、そのたびにファンから「がんばれ!」と声をかけられ、最後は「これからもがんばるので、応援してください。よろしくお願いします」と挨拶。客席からは温かい拍手が沸き起こり、畠中は涙を目にためて深々とお辞儀した。

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

畠中の1人MCが終わると、ライブも後半戦に突入。「君の名は希望」からゆったりとスタートすると、続く「夏のFree&Easy」からは勢いが再加速する。千秋楽公演後に行われるスペシャル公演への入場権が当たる大抽選会を挟んで、蛍光色の手袋を用いたダンスパートに突入。続く「月の大きさ」では曲のサビパートでメンバーのソロダンスに加え、伊藤寧々もバク転を披露して客席を沸かせる。マイクスタンドを用いた「音が出ないギター」、もはやアンダーライブには欠かせない人気曲「生まれたままで」、会場の熱気がピークに達する「おいでシャンプー」を経て、「初恋の人を今でも」にてアンダーライブ本編は終了。最後はメンバーを代表して井上が「裏でみんなで『あー、もう終わっちゃう』って話してた。素晴らしい千秋楽をありがとうございました!」と挨拶をして、メンバーはステージをあとにした。

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」千秋楽公演より) (c)乃木坂46LLC

観客の「乃木坂46コール」に応えるようにステージに再登場したメンバーは、最新シングル「何度目の青空か?」からアンコールを開始。「13日の金曜日」ではメンバーと観客が一緒になって大合唱するなど、千秋楽にふさわしい盛り上がりをみせた。そして最後のナンバー「乃木坂の詩」では会場が紫のペンライトで彩られ、感動的な雰囲気の中、ライブは幕を下ろした。この日をもってグループを離れる伊藤寧々は、「まずはこの10枚目(シングルの)アンダーライブに出させてくれたスタッフの皆さん、メンバーのみんな、本当にありがとうございます」とライブに出演することができた喜びを言葉にする。続けて「みんなと会えなくなるのは寂しいけど、これからは自分の責任を持って歩んでいきたいです。本当に忘れられない3年間になりました。自分の最後の活動がこのアンダーライブで終われて、本当に幸せでした!」と思いの丈をファンに伝えた。さらに永島聖羅がメンバーの気持ちを代弁して挨拶をしてから全員ステージを降りるが、それでも客席からの「寧々コール」は鳴り止まない。この日はダブルアンコールとして「走れ!Bicycle」を笑顔でパフォーマンスしたほか、予定外のトリプルアンコールも用意。トリプルアンコールでは伊藤寧々が「この公演は本当に一生忘れられません!」と再度挨拶し、メンバーに促されて自身のキャッチフレーズ「みんなのハートを、いちころー?」「ねねころーっ!」を披露して、何度も何度もお辞儀をしてからステージを降りた。

「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演の様子。 (c)乃木坂46LLC

「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演の様子。 (c)乃木坂46LLC

2時間を超える千秋楽公演を終えてから約1時間後には、アンダーライブ各公演から抽選で選ばれたファンのみが入場できるスペシャル公演も実施。千秋楽同様に「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」から始まったスペシャル公演だったが、続くMCで永島が「スペシャル公演は歌中心ではなくて、皆さんと一緒に盛り上がりたい」と趣旨を説明する。そしてここから客席から選ばれたファン代表10名と乃木坂メンバーがクイズで対決する特別企画「乃木坂クイズ」に突入。“アンダーライブ推し十福神”と命名されたファン10名が勝った場合、アンダーメンバーのサインが入ったTシャツを自分の推しメンからプレゼントされるほか、観客に向けて乃木坂メンバーがサインボールを投げるという特典を用意。5点先取したほうが優勝というルールで進めるも、紆余曲折あり最終的には100万点を賭けた最終問題で“アンダーライブ推し十福神”が見事勝利を手にした。こうして次の曲「13日の金曜日」では乃木坂メンバーがステージ上や客席通路に散って、客席に向けてそれぞれサイン入りカラーボールを投げ込んでいった。

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

井上小百合(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

井上小百合(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

「孤独兄弟」を披露する伊藤寧々、伊藤万理華(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より)。 (c)乃木坂46LLC

「孤独兄弟」を披露する伊藤寧々、伊藤万理華(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より)。 (c)乃木坂46LLC

2曲終えたところで、今回のアンダーライブで最後の1人MCコーナーへ。大トリとしてステージに登場した伊藤寧々は「私といえばバク転のイメージがあると思うんですけど、もう1つ料理が得意で」と話すと、用意したリンゴとナイフを使ってリンゴの皮むきを披露すると宣言した。しかも切った皮は1本のまま最後までやり通すと告げ、いざ皮むきを始めるも1周ちょっとで剥いた皮が切れてしまう。しかし彼女は持参したテープを使って無理矢理くっつけ、1本と言い張って皮むきを全う。その皮を持ってドヤ顔で客席の通路を練り歩くと、ファンからは大きな歓声と拍手が沸き起こった。

ここで次の曲にいくと思いきや、ステージに登場したメンバーは動揺する伊藤寧々をよそに台本にはなかった催しを始める。メンバーが「ここからは『ねねころを送る会』を始めまーす!」と告げると、「え、本当に知らない……」と本気で驚く伊藤寧々。そして井上が「こんなにたくさんの人に卒業を惜しみ送り出していただける寧々を見て、15歳のあなたを思いきって東京へ出してよかったと心から思っています」とつづられた伊藤寧々の母からの手紙を代読すると、それまで必死に涙をこらえていた伊藤寧々の瞳からは涙があふれ出した。さらに伊藤万理華からは、自身がアンダーライブの1人MCで描いた伊藤寧々の似顔絵に、乃木坂メンバー全員が寄せ書きをしたメッセージボードをプレゼント。伊藤万理華は「これを飾って、みんなのことを思い出してほしい」と告げてから、今度は「私からお願いがあります。今から“伊藤ちゃんず”(伊藤寧々&伊藤万理華によるグループ内非公式ユニット)で『孤独兄弟』を歌ってもいいですか?」とファンに懇願する。客席からの歓迎の拍手を受けて、2人は“伊藤ちゃんず”としては最後となる「孤独兄弟」をパフォーマンス。曲中では伊藤寧々がロンダートと呼ばれるアクロバティックな技を見せるなど、最高の盛り上がりを見せた。

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

乃木坂46(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

再びステージ上にメンバーが勢ぞろいすると、今度は永島が「寧々のセンター曲やりたくない?」と問いかける。すると伊藤寧々は「いいよ!」と言いながらも、「ねーっ、どこまでが本当なのー?(笑)」と笑ってみせる。こうして「涙がまだ悲しみだった頃」を歌い始めるのだが、周りのメンバーはイントロから号泣。中には涙で歌えなくなるメンバーの姿も見受けられ、伊藤寧々の卒業を心の底から惜しんだ。

「涙がまだ悲しみだった頃」を歌い終えると、いよいよスペシャル公演にも最後の時間が近付く。伊藤寧々はまずサプライズを計画してくれたメンバーにお礼を述べつつ、「乃木坂46のスターティングメンバーとして3年間活動できたことは私の誇りです。今まで毎日会ってたメンバーやスタッフさんに明日から会えなくなると思うと、不安な感じがするし寂しいし。いつも握手会に来てくれてるファンの皆さんにも、もう会えなくなると思うと、人の縁ってすごいなと感じます。このメンバーとスタッフさん、ファンの皆さんに出会えて、私はすっごく幸せでした」と感謝の言葉を口にした。客席からは伊藤寧々に向けて「ありがとう!」という声援が聞こえてくる中、永島が「やっぱり最後は『乃木坂の詩』で終わりましょう!」と声をかけてから、伊藤寧々を先頭に「乃木坂の詩」をパフォーマンスしてスペシャルライブ本編を終えた。

「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演の様子。 (c)乃木坂46LLC

「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演の様子。 (c)乃木坂46LLC

ライブを終えた永島は「寧々の卒業はデカいです……でも寧々が悩んで決めた道だから、私たちも応援してるから」と伊藤寧々に温かい言葉を送る。そして伊藤寧々は会場中に響き渡る「寧々ちゃんコール」を前に「本当に最後なんだなって……寂しい……」と前置きしてから、「こんなにも素敵な会をたくさんの人の前で開いてくれて、本当にありがとう。乃木坂に出会って私の人生は変わった。本当に迷惑かけてばっかりの悪ガキだったので……今この景色を(親も)会場で観てくれてるので、親孝行になってたらいいなと思います。アイドルは夢を売る仕事ってよく言うじゃないですか。でも私は芸能界に入るっていう夢とステージで歌うっていう夢を、皆さんに夢を叶えてもらったと思ってます。本当にお別れになってしまうけど、元気でね。本当に本当に、ありがとうございました!」と告げて、ステージをあとにした。

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

伊藤寧々(「乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン」スペシャル公演より) (c)乃木坂46LLC

会場には終演を告げるアナウンスが流れるも、客席からは「乃木坂46コール」が鳴り響き続ける。すでに開始から1時間半が経とうとしていたが、再びステージの幕が開きメンバーが現れる。すると永島が「ワガママ言ってもいいですか? 寧々の初選抜曲である『君の名は希望』を歌ってもいいですか?」と懇願し、予定になかった「君の名は希望」を伊藤寧々をセンターに据えてパフォーマンス。メンバーが歌い踊る間も客席からは伊藤寧々へのコールは途切れることなく、感動的な空気の中ライブは幕を下ろした。

最後にメンバーが1列になって手をつないで挨拶。そして伊藤寧々1人がステージに残り、「こんなにたくさんの思い出をありがとうございます。私のためにこんなに泣いてくれる仲間がいることに、本当に感動しました。この恩は絶対に忘れません。次の道に行ってもがんばります!」と力強く宣言してから、乃木坂46として最後のステージを終えた。

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乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン 千秋楽公演
2014年10月19日 六本木ブルーシアター セットリスト

SE. Overture
01. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
02. ここにいる理由
03. ダンスパート(1)
04. 狼に口笛を
05. 制服のマネキン
~MC
06. ハウス!
07. ガールズルール
08. 会いたかったかもしれない
09. ダンケシェーン
10. 涙がまだ悲しみだった頃
11. 失いたくないから
12. 左胸の勇気
13. 春のメロディー
14. 扇風機
~1人MC(畠中清羅)
15. 君の名は希望
16. 夏のFree&Easy
17. そんなバカな…
18. 指望遠鏡
~大抽選会
19. ダンスパート(2)
20. 月の大きさ
21. 音が出ないギター
22. 生まれたままで
23. おいでシャンプー
24. 初恋の人を今でも
<アンコール>
25. 何度目の青空か?
26. 13日の金曜日
27. 乃木坂の詩
<ダブルアンコール>
28. 走れ!Bicycle
<トリプルアンコール>
~MC

乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン スペシャル公演
2014年10月19日 六本木ブルーシアター セットリスト

SE. Overture
01. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
~乃木坂クイズ
02. 13日の金曜日
~1人MC(伊藤寧々)
~ねねころを送る会
03. 孤独兄弟
~MC
04. 涙がまだ悲しみだった頃
~MC
05. 乃木坂の詩
<アンコール>
06. 君の名は希望

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