吉川友、初主催フェスで5時間ソロ35曲熱唱

吉川友が9月27日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて自身初の主催フェス「Kikkastock Music and Art Festival 2014」を開催した。

出演者はアップアップガールズ（仮）やBitter & Sweet、LoVendoЯ、吉川の楽曲を手掛けるmichitomoといった、彼女と縁あるメンバーたち。吉川は自身初の主催フェスに並々ならぬ気合いを見せ、オープニングの「こんな私でよかったら」からラストの「URAHARAテンプテーション」までコラボ曲を含む35曲を熱唱。代表曲はもちろんのことレア楽曲「Early Snow」なども披露され、吉川ファンのテンションはどんどん上昇した。中でも10月29日にリリースされるニューシングル「『すき』の数え方 / あまいメロディー」から未発表の「あまいメロディー」が初披露されると、ファンからは大きな拍手が巻き起こった。

またゲストアーティストによるライブでは、この日限りのコラボも実現。お笑い芸人のスベリー・マーキュリーと長谷川萌美（Bitter & Sweet）によるフレディ・マーキュリー「I was born to love you」、田崎あさひ（Bitter & Sweet）と宮澤茉凜（G / LoVendoЯ）による吉川の「さよなら涙」、吉川、田崎、魚住有希（G / LoVendoЯ）による吉川の「きっかけはYOU！」といったコラボレーションでフロアを盛り上げた。そして終盤にはアプガが満を持して登場し「SAMURAI GIRLS」と「Next Stage」を歌い上げ、吉川に負けず劣らずといったパフォーマンスでフロアを熱狂させた。

さらにフェスが佳境に差し掛かると吉川が友フレ（吉川のファン）の有志とコラボパフォーマンスを実施。まずは「友フレダンサー」として選抜された女性ファンと吉川によって「ここから始まるんだ！」のコンビネーションダンスが披露される。続いてバックバンドをすべて吉川のファンが担当した「友フレバンド」では「ハコの中のブルー」と「ずっとずっとずっと君がスキだ」の2曲が演奏され、フロアのテンションはさらに上昇していった。また吉川はDJ michitomoとともにライブペインティングを披露。さらに彼女がペイントを施した作品も会場の至るところに展示された。

そして開始からおよそ5時間が経過し吉川のラストスパートが始まると、フロアに集まったファンは最後の力を振り絞るように熱のこもったコールを彼女に送る。最後のMCで吉川は「初めての試みの5時間のライブ。最初は15000円のチケットが即完売するなんて思ってもみなかったので驚きました。そしてずっとやりたかった友フレバンドとダンサーとのコラボができてうれしかったです。あと、ほかのゲストアーティストもファンのみんなを誘惑してくださってありがとうございます（笑）。今日のイベントを通して自分なりにちゃんとがんばらないといけないなと再確認できました。最後までお付き合いしてくれてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、出演者をステージに呼び込んだ。

ここでヒゲ・デュランも登場し総括が語られるのかと思いきや、この日の満足度を「101点」とだけ評し、オーディエンスからの大歓声に包まれる。続いて吉川は「あの名曲をみんなで歌って大成功で締めたい！」と述べ、ラストは全員でビートルズ「Hey Jude」をしっとりと歌って、自身初の主催フェスを大盛況で終わらせた。なお吉川は来年も同フェスを開催するために「打倒！イナズマロックフェス」を掲げ、規模拡大を目指していくという。