のっちはゲームがしたい! 第6回 [バックナンバー]
ゲーセンの音ゲーに初挑戦!古川未鈴さん、Rachelさん、ピエール中野さんとたっぷり遊んできました
検証:リズム感のあるアーティストは音ゲーがうまいのか?
2021年2月28日 19:00 5
「CHUNITHM」で未鈴さんの初見超絶プレイ炸裂!
続いてのゲームは人気シリーズ「CHUNITHM」の、今年1月より稼働している最新作「CHUNITHM PARADISE」です。
このゲームの特徴は、ピアノの鍵盤のように横並びになったタッチパネルをスライドしたり、左右に設置された空間センサーの前で手を上下させたりする直感的な操作方法。従来の音ゲーにはなかった「空中で手を動かす」という独自の立体的なアクションで、たくさんの音ゲーマーたちを魅了しています。ここでもまずは未鈴さんが、3人にお手本を見せるべく初心者向けの簡単なレベル3をプレイしました。選んだ曲はowl*treeの「PinqPiq」です。
実際には「CHUNITHM」を触ったことがなかったという未鈴さんですが、流れてくるノーツのタイミングに合わせてスライダーを叩いたり、スライダーを終点までタッチし続けたり、タイミングよく手を真上に振り上げたりと、基本動作を丁寧に教えながらプレイ。「手はしっかり上げるのがポイント」と3人にコツを伝授しました。そしてこちらのゲームも、未鈴さんは難なく「ALL JUSTICE」(すべて高評価判定でフルコンボ)でランクSSSを獲得。ピエールさんは「チュートリアルでちゃんとフルコンボ出してくるの、すごいですね(笑)」と感心していました。
さっそくのっちさんもowl*treeの「Paqqin」という曲でレベル3に挑戦。のっちさんは今回も飲み込みが早く、順調にコンボを重ねていきます。途中で「あ、息吸ってなかった!」と気付くのっちさんですが、だんだん呼吸もできるようになり「楽しくなってきた!」とノリノリに。スコアは初プレイながら見事ランクSでした。ゲームを終えたのっちさんは「やっぱ息してないんだわ!」と再確認。いくら熱中しているとはいえ、呼吸は忘れないようにしたいところです。
Rachelさんが選んだのはt+pazolite「Glorious Crown(tpz over-Over-OVERCUTE REMIX)」のレベル4でした。かなりテンポの速い曲だったため、「このスピードでラップしたことないから、できるかな?」と戸惑いつつプレイを開始。しかし、手を震わせながらも正確なタイミングで音を鳴らし、ランクAAAでクリアしました。
そしてピエールさんは、未鈴さんと同じ曲「PinqPiq」のレベル5に挑戦。最初こそたどたどしい動きだったものの、持ち前のリズム感ですぐに慣れ、どことなく熟練感を醸し出しながらプレイを続けます。そしてゲームが終わるやいなや「これはいい線いったんじゃないですか!?」と手応えを噛みしめるピエールさん。しかし結果はランクBBBでクリアならず。プレイ中は盛り上がって応援していた3人も励ますことができず、ピエールさんが「こんなに盛り下がることってあります?(笑)」と驚くほどに場が冷え切ってしまいました。
「いや、観てるときは楽しかったんですけど、Failedだとなんて声をかけていいか……」と苦笑いするRachelさんに、ピエールさんは「全然大丈夫ですよ! 自分で選んだ道なんで! 難易度高くしてほしいってのは、僕のたっての希望だったので!」と断わりつつ、「ただ、ドラムもそうですけど、いきなり難しいことをしようとしてもできるわけがないんで、ちゃんと確実にできるところから始めたほうがいい。それを僕が身をもって示した感じです……」とポツリ。「無理をせず、何事もできることから始めよう」という、生きていくうえで大切な教訓を音ゲーから得た4人でした。
ここでピエールさんから未鈴さんに「さっきは簡単なのをやってもらったけど、せっかくなので難しいやつもやってもらいません?」と提案が。ということで、音ゲーマー未鈴さんの本気モードを見せてもらうことになりました。「難しすぎて何もできなかったら恥ずかしいですね」と笑いながら未鈴さんが選んだのは、のっちさんもプレイした「Paqqin」のレベル10。しかし本気モードを発動した未鈴さんは、初見にもかかわらず高速で現れる大量のノーツを次々に処理していきます。
腕をスライドしながら交差させたりといった、これまでのレベルでは見たことのなかったさまざまなギミックも飛び出しますが、未鈴さんは抜群のスキルと反射神経でこれに対応。後ろで見ている3人から「すげえ!」「かっけえ!」という声が沸きました。惜しくもクリアはできませんでしたが、未鈴さんは初プレイにしてランクAAを獲得。のっちさんが思わず「マジでカッコいい!」「全然別のゲームだった!」と声を上げると、未鈴さんは「人生で一番褒められてる!」と笑顔に。「でも、本当にうまい方って私の何百倍もうまいから、私なんてまだまだです」と言って、音ゲーの奥深き世界を覗かせてくれました。
罰ゲームは誰だ? 「maimai」点数対決!
最後は全員で再び「maimai でらっくす Splash」をして、点数が一番低かった人に罰ゲームをしてもらおうということになりました。まずのっちさんと未鈴さんが、先程よりも少し難易度を上げたレベル7で
リズムに乗って体を動かす2人の姿を後ろから眺めながら、ピエールさんは「普通に観てるけど、よく考えたらこの2人がコラボしてる画は相当すごいですよ。かなり貴重」と感慨深げにしていました。曲が終わった瞬間、のっちさんは「できた気がする!」と自信ありげ。結果はのっちさんが94.5点、未鈴さんが96.6点で、ランクは2人ともAAAというハイレベルな対決になりました。かなりの高得点にのっちさんは興奮。早くも感覚をつかめてきたようで「ちょっとわかってきたかもしれない!」と喜んでいました。
続けてRachelさんとピエールさんも点数対決に挑戦。レベル7の忙しさにRachelさんは「マジで今、飲食店のバイトのときと同じ顔してる」と顔を引きつらせます。
ピエールさんもしゃべる余裕がないようで、微笑みながら黙々とボタンを連打。結果はRachelさんが96.1点でランクAAA、ピエールさんが88.0点でランクAでした。初めてのプレイとしてはかなり健闘したピエールさんでしたが、残念ながら最下位に。罰ゲームとして「まだ誰にも言っていない黒歴史」を明かすことになりました。
「小学生の頃にトガッてて、特殊警棒を持ち歩いてました。金髪で特殊警棒を持ってる小学生でした」(ピエール中野)
この告白に、のっちさんは爆笑、未鈴さんはドン引き、Rachelさんは半笑い。どこでも話したことのない過去を初めて明かしたピエールさんは、恥ずかしさから汗をかいていました。
急成長のっちさん、レベル10クリアなるか?
これにて収録は終わり……というところで、未鈴さんが「のっちの成長スピードがすごすぎて本当にビックリしてます。せっかくなんで、高難易度の『maimai』をやってもらいませんか?」と提案。のっちさんは目を輝かせながら「やる!」と前のめりでOKしました。
最後にのっちさんがセレクトしたのは「でらっくmaimai♪てんてこまい!」のレベル10。「うわっ、ヤバそうだ!」と言いながらも、のっちさんはうれしそう。未鈴さんも「けっこうヤバいかも(笑)」と笑いつつ、「でも今ののっちだったら、もしかしたら見せてくれるかもしれない」と期待を寄せていますが、果たしてその結末はいかに……?
これまでとは格の違うスピードと、目の回るような量で現れるノーツに、「何これ何これ!」と戸惑いながらも、必死で食らい付いていくのっちさん。初見で付いていくのは無茶なのでは?という容赦のない難易度に、「こんなに体動く?」と思わず笑ってしまいます。途中、完全に混乱して体が追い付かなくなる場面もありつつ、心折れることなく最後まで完走。曲が終わった瞬間、のっちさんは燃え尽きて灰になったかのように、息を切らしながら筐体にもたれかかり「しんど……」と声を漏らしました。
レベル10の結果はランクCでしたが、のっちさんはとてもうれしそう。「基本付いて行けてなかったけど、タイミングがピッタリ合う瞬間が何回かあって、それがめっちゃ気持ちよかった」と手応えを口にしました。
未鈴さんが「自分の好きなゲーセンのことをベラベラとしゃべれて、正直『これが仕事でいいのかな』って思った(笑)」と笑顔を見せ、Rachelさんは「ゲーセンから足が遠のいてたんですけど、『ゲーセンでしかできないからなー』が『ゲーセンでしかできないから行くんだ』って、気持ちがポジティブに変わった」と振り返った今回の番組収録。ピエールさんは罰ゲームに納得がいっていないところもあるようですが、4人とも楽しく充実した時間を過ごすことができたようです。のっちさんは「これたぶん、ゲーセンにやりに行くと思います」と、筐体での音ゲーにすっかりハマった様子。ゲーセンで腕を上げたのっちさんのプレイをいずれ観ることができるのか、今後の展開をお楽しみに。
のっちさんの収録後記
こんにちは、音ゲーは夜中にしたくなるのっちです。
「のっちは音ゲーがしたい!」
安心と信頼の詳細レポありがとうございました!笑
音ゲーとは、音楽ゲーム。リズムゲームです。
ちっちゃい頃からリズムゲームが好きで、何となく自分は「上手い方」だと思い込んで生きてきました。が、大人になって大海を知り、それはとんだ勘違いだったと思い知らされました。
以下、音ゲーの話をちょとばかしする。
スマホのリズムゲームを色々と遊んでみてるんですが、一番ハマったのは「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」
スクフェスです。
フルコンボの気持ちよさに目覚めたゲーム。アニメが好きでメンバーにも曲にも思い入れがあります。何より音の取り方が気持ちいいです!!
スクフェスは、多分、リズムパターンを作る制作者(チーム?)と、拾う音の好みが合うんだと思う。ウェイ。
こないだ久々に遊んだら「か、、身体が覚えているッ…!!!」となりました。
あと、先日急に「太鼓の達人」がやりたくなって、Switchでダウンロードしてみました。やってみたんだけど、なんか、自分の好きなようにアレンジして叩く病気だったみたいです。「ドン」だって言われてるのに、音の気持ちよさ重視でずっと「カッ」で叩いてて、楽しかったです。
そして昨年からひっそりハマっているのが「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」
プロセカです。
ボカロ曲のスマホリズムゲームがあるらしいと聞きつけてやってみてます。
作品内の5つのユニットにそれぞれ違うデザインの初音ミクがいて、すっごい可愛い。ミクさんそんなに姿変えて良いものなんですか!??
少しずつストーリー進めてるけど、どのグループも違う良さがありそうですね……。曲も見た目も好きな子が多くて、推しが決められんです。
ほんでまた難しい。ゲーム中、脳が理解を諦める瞬間が何度も来るんですけど!! 叫びながら画面をただ叩くだけの時間。
まずは好きな曲で練習してフルコンボとって、で、調子乗ってレベル上げてまた心折れての繰り返しっすよね……。楽しいね。楽しいは苦しい。苦しいは楽しい。
最後に!今回初めてプレイさせてもらった「CHUNITHM」と「maimai」。
さいこー! アドレナリンむっちゃ出ました。
正直今、「maimai」やりたい欲望を、散らしながら生きてる。いつかゲーセンで遊びたい。本当に楽しかった。オリジナルの曲も可愛くて音取り気持ち良かったし、体いっぱい動かせて楽しかったです!
そして何より、一緒に遊んだのが、
みりんちゃん優しくて大好きになったしレイチェルちゃんほんまにかわいい生き物でピ様も優しくて久々に会えて嬉しかった!
のびのび遊んだ。また一緒に遊びたいです!
協力してくださった皆様ありがとうございました! 夢が叶った最高の時間でした!
音ゲーマーはまだまだ自称できないけど、音ゲーが好きなその気持ち。素敵やん。てことで。
「マツリー」楽しかったです!
ほなまた~。
次回予告
2度目の緊急事態宣言の発出を受けて取材を延期していますが、前回お伝えしていた通り、次回は「ペルソナ」シリーズや「真・女神転生」シリーズなどで知られる株式会社アトラスを訪問し、キャラクターデザイナーの副島成記さん、サウンドクリエイターの目黒将司さんからいろいろなお話を聞かせていただく予定です。
この連載では、訪問相手に聞いてみたいことをTwitterで募集中。ハッシュタグ「#のっちはゲームがしたい」を付けてツイートされた副島さんと目黒さんへの質問を、のっちさんが代わりに聞いてくれるかもしれません。ぜひ質問をツイートしてください(※1つのツイートに書き込む質問は1つだけにするようにお願いいたします)。
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