のっちはゲームがしたい! 第6回 [バックナンバー]
ゲーセンの音ゲーに初挑戦!古川未鈴さん、Rachelさん、ピエール中野さんとたっぷり遊んできました
検証:リズム感のあるアーティストは音ゲーがうまいのか?
2021年2月28日 19:00 5
1月30日に開催されたナタリー主催オンラインイベント「マツリー」にて、
取材・
「ゲーセンは大人の遊び」のっちさんと、「ゲーセンだけが居場所だった」未鈴さん
小さい頃から携帯ゲーム機で音ゲーを楽しみ、スマホを手に入れてからはゲームアプリで音ゲーをプレイしてきたというのっちさん。さまざまなアプリをダウンロードし、これまで男女問わずありとあらゆるアイドルたちを育成してきました(ちなみにあくまで目的はゲームをすることなので、ほとんどストーリーを見ておらず「誰推し?」と聞かれても答えられないそう)。しかしゲームセンターで音ゲーをプレイした経験が今まで一度もないため、「音ゲーが好きなのに、音ゲーマーを自称できない」と感じていたんだとか。そこで今回はセガにお邪魔して、念願だったアーケード筐体でのプレイに初挑戦することになりました。
番組収録にあたって、「1人よりみんなで楽しみたい」という本人の希望もあり、のっちさんが一緒に音ゲーをしたい人たちをゲストに迎えることに。ゲームセンターが大好きで音ゲーを得意とする
のっちさんはRachelさんとは初対面でしたが、「Dead by Daylight」のプレイヤー同士ということで、以前からお互いに気になっていたそう。Rachelさんは、ゲーム配信中にリスナーから「のっちと一緒にゲームをしてほしい」というリクエストがたびたびあったとのことで、初共演について「たぶん今日はリスナーが一番喜ぶと思う」とうれしそうにしていました。
さらにのっちさんは未鈴さんのゲーム配信もチェックしていると言い、アクションゲーム「Jump King」に挑んだ動画について「涙、涙のクリアでね……やっぱりアイドルのメンタルってすごいんだなって改めて思いました」と伝えながら尊敬の眼差しを向けていました。
今回の企画ではゲームセンター用の筐体で遊びますが、のっちさんはプライベートでゲームセンターに行ったことがあまりないらしく、「ゲーセンは本当に特別な場所って感じ。ちっちゃいときから活動してるから『ゲーセンに行くこと自体が悪いこと』『大人の遊び』みたいな感覚なんですよ。だから地方でゲーセンに行く日にゃあもう、『ホントに悪いことしてるワタシたち』みたいな(笑)、そういうテンションの上がり方をしてました」とゲスト3人に説明。
一方で未鈴さんは、実話をもとに制作されたでんぱ組.incの自己紹介ソング「W.W.D」でも「ゲーセンだけが 私の居場所だった」と歌っていて、「全青春をゲーセンに捧げていたと言っても過言でないです」と胸を張ります。ツアーなどで遠方に行くときは、未鈴さんはその土地の有名なゲームセンターに行くのが趣味だそう。「ゲーセンの治安みたいなものは、お手洗いを見ればわかります。すごくきれいで設備が整ってると、いいゲーセンだなって指標になります」と未鈴さんが経験から学んだことを伝えると、ゲーセン初心者ののっちさんは「勉強になるなー」と感心していました。
「ドラマーなのでリズム感もあるし、たぶん音ゲーもうまいんだろうな」というのっちさんの予想から今回参加していただいたピエールさんですが、意外にも音ゲーの経験はほとんどなし。もともとゲームが大好きで、子供の頃には頻繁にゲームセンターに通っていたものの、ドラムの道を極めるために一時期からずっとゲーム断ちをしているそうです。今回集まっていただいた皆さんはいずれも、ダンスやドラム、ラップなど、普段から優れたリズム感が必要なことをされている人ばかり。やはり一流のアーティストたちは音ゲーもうまいのか? その疑問がこれから実際のゲームプレイで明かされます。
まずは「maimai」に挑戦!
4人が最初にプレイするゲームは、ドラム式洗濯機のような見た目の「maimai でらっくす Splash」。曲に合わせてタイミングよく、中央の丸い画面をなぞったり、その外側に付いている8個のボタンをタッチしたりするゲームです。
噂には聞いていたものの初めて実物を見たのっちさんは「めちゃめちゃデカい! ゲーセンでもこんなにおっきいの?」と驚き、「そりゃそうでしょ(笑)」と3人からツッコまれていました。
「maimai」はプレイ中にボタンや画面上で手をスライドさせるため、プレイヤーの多くは手が滑りやすくなるように手袋をしてゲームを楽しんでいます。そこで4人も「maimai でらっくす Splash」のオリジナルデザインの手袋を付けてプレイすることに。これだけでも音ゲーマー気分が高まり、4人とも気合いが入ります。
まずはお手本として未鈴さんがプレイ。「でらっくmaimai♪てんてこまい!」という曲を選び、最初ということで難易度低めなレベル5をプレイしました。
「こんなに見られながら音ゲーするの初めてかも! どうしよう!」とうれしそうに笑っていた未鈴さんですが、初心者3人に操作方法やギミックをわかりやすく解説しながら正確にタッチしていき、余裕でフルコンボを叩き出しました。達成率は99.9%でランクはSS+。「めちゃめちゃすごいじゃないですか!」「動きがかわいかった!」と3人から口々に褒められた未鈴さんは、「音ゲーをやって『うまい』も『かわいい』も言われるだなんて……」と感慨深げにしていました。
次は誰がやりますか?というスタッフの声に、手を挙げたのはのっちさんとRachelさん。のっちさんは「さっき見た感じならできそうな気がする」、Rachelさんは「フルコンボ狙うかー」と、初体験ながら2人とも自信ありげです。
のっちさんとRachelさんは、未鈴さんと同じ「でらっくmaimai♪てんてこまい!」のレベル5に挑戦。「どこ見てればいいんだろう」と戸惑いつつ、2人とも順調にゲームを進めていきます。結果、Rachelさんは宣言通りフルコンボを達成し、のっちさんもランクAAAでクリア。のっちさんは「ボタンの位置がわかんないから、まだ見るところがいっぱいで、ノーツにまで意識がいかない。どこ見ていいかわかんないな」と言いつつ、「めちゃくちゃ楽しい」と興奮気味です。ちなみに曲の終盤でのっちさんは「心臓がヤバい……!」と苦しそうにしていましたが、ゲーム終了後にRachelさんも「息ができなかった」と回想。のっちさんの心臓がヤバくなっていたのは、プレイ中にあまり呼吸をしていなかったからでは?という疑惑が浮上しました。
初挑戦の2人が高得点を獲得し、「やっぱりリズム感のあるアーティストは音ゲーもうまいのかも?」という説が濃厚になってきた中、ピエールさんは未鈴さんと一緒に、少し難易度を上げたレベル7をプレイすることに。「レベル7って、言っても2上がったくらいでしょ?」と高をくくっていたピエールさんですが、開始数秒で「あ、ホントだ。どこ見ていいかわかんねえ」とパニック状態。軽やかにボタンをタッチする未鈴さんの横で、ピエールさんは画面に顔を近付けて凝視しながら必死でプレイしていました。のっちさんに背後から「ドラマーさん?」と煽られているうちに、だんだんピエールさんも心臓がヤバいことに。「のっちがさっき言ってたやつ、これかもしれない」と納得していました。結局ピエールさんのスコアは振るわず、ランクはBB。いつもなら「いったい何本手が生えてればそんなリズムが刻めるんだ」というドラムを叩いているピエールさんですが、やはり音ゲーは別物のようで「手が足りないっす……あと2本くらい欲しい」と肩を落としていました。
全員ひと通り「maimai」をプレイし終えると、未鈴さんは「やっぱりリズム感がある人はうまくなるスピードが速いと思う」と語り、ピエールさんに「ドラマーは絶対すぐにうまくなるし、難しいゲームをやるようになってもすぐ対応できるはず。拍の表と裏がわかる人は上達が早いんだけど、裏が取るのが苦手な人は多いので」とアドバイス。Rachelさんには「ラッパーも、頭でアクセントを取る技術ができてるので感覚をつかみやすいと思う。『なんとか なんとか なんとか なんとか』って1小節ラップするときの、『なん』の部分が大事なんですよ」と説明していました。
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ピエール中野 凛として時雨 ピヤホン監修 @Pinakano
きっかけはこの収録です。
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