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「岸辺の旅」の黒沢清、カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞に輝く

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ある視点部門受賞式。左から黒沢清、審査委員長のイザベラ・ロッセリーニ。(c)Kazuko Wakayama

ある視点部門受賞式。左から黒沢清、審査委員長のイザベラ・ロッセリーニ。(c)Kazuko Wakayama

黒沢清が「岸辺の旅」で第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門の監督賞に輝き、受賞セレモニーに登壇した。黒沢にとっては、2008年に「トウキョウソナタ」で同部門審査員賞を受賞して以来、2度目と栄冠となる。

「まさに岸辺に連れて行ってくれる、素晴らしい旅に連れて行ってくれる、最高の作品でした。そして、素晴らしい演出をされた黒沢清監督に、監督賞をお贈りします」という言葉と満場の拍手を受けて、黒沢は壇上に。「監督賞は、作品全体の賞であると思っています。すべての俳優、すべてのスタッフにいただいた賞ということで、とても誇りに思います」とスピーチした。

「岸辺の旅」は、湯本香樹実の同名小説をもとにしたラブストーリー。深津絵里浅野忠信がW主演を務め、黒沢と共に5月17日に行われたカンヌでの公式上映に参加していた。

10月1日よりテアトル新宿ほかにて全国ロードショー。

黒沢清 コメント

まさにサプライズで、とても緊張しています。ささやかな作品が、こうしてカンヌの場で、ひとつの輝きとして発見していただけたのだと思います。とても光栄です。

審査員長のイザベラ・ロッセリーニさんからも「おめでとう」との声をかけていただきました。

監督賞は、作品全体の賞であると思っています。すべての俳優、すべてのスタッフにいただいた賞ということで、とても誇りに思います。

先に帰国された深津さん、浅野さんと一緒にカンヌに来られただけでも楽しい思い出になりましたが、本日、このような賞をいただいて、さらによい思い出になりました。2人には「ありがとうございました」と伝えたいです。お2人の力があったから、こうした場に招かれましたし、お2人がいたから初めて「人生」を描くことができました。日本に帰ってから、深津さん、浅野さんと「カンヌ楽しかったね」と盛り上がりたいです。

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