カンヌある視点部門受賞作「灼熱」予告編が公開、クロアチア紛争背景にした恋愛劇

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第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞に輝いた「Zvizdan」が、「灼熱」の邦題で11月より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開される。このたび本作のポスタービジュアルが解禁され、予告編がYouTubeにて公開された。

「灼熱」

「灼熱」

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「灼熱」ポスタービジュアル

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ダリボル・マタニッチがメガホンを取った「灼熱」は、クロアチアのユーゴスラビアからの分離独立を巡って1991年に勃発したクロアチア紛争を背景とする物語。紛争によって敵同士になってしまったセルビア人の娘とクロアチア人青年による3つの愛の物語を、1991年と紛争終結後の2001年、2011年を舞台に描く。3つのエピソードすべてで、ゴーラン・マルコヴィッチティハナ・ラゾヴィッチが主人公の男女を演じる。

約2分半の予告編は、一夜にして敵同士となる男女の悲運を切り取った「イェレナとイヴァン」、相手の民族を憎みながらも激しく惹かれ合う2人を描く「ナタシャとアンテ」、過去の憎しみを乗り越えようとする主人公たちの姿を追った「マリヤとルカ」という3つのエピソードの印象的なシーンを収録。なお10代の頃に実際に紛争を体験したマタニッチは「私たちは今、SNSを通じて世界中で毎日のように憎しみの感情を目にします。誰かに対して憎しみの感情を抱くのは、本当に幸せなことなのでしょうか」と疑問を投げかけている。

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(c)Kinorama, Gustav film, SEE Film Pro

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