「岸辺の旅」は、湯本香樹実による同名小説を原作としたラブストーリー。失踪後3年が経過してから突然帰宅した夫に「俺、死んだよ」と告げられた妻が、夫に誘われるまま彼の足跡を共にたどっていく。
黒沢は、家族の崩壊と再生を描いた「トウキョウソナタ」で第61回の「ある視点」部門審査員賞を獲得した経験を持つ。また、「岸辺の旅」はフランス国内において100から150館の規模で上映を予定していることから、カンヌでの評価に期待が寄せられている。日本では今秋より全国でロードショー。
コメント全文は以下の通り。
黒沢清 コメント
最高峰の映画祭から招待を受け、驚き、喜んでいます。これで「岸辺の旅」は、私の長いキャリアの中でもとりわけ幸福な1本となりました。
深津絵里 コメント
黒沢監督の世界観と、キャスト、スタッフみんなのエネルギーが海を渡る……。なんて素敵なことなのでしょう。本当にうれしいです。
浅野忠信 コメント
「岸辺の旅」がカンヌ国際映画祭のある視点部門に決定したことがとてもうれしいです! スタッフの皆さんとキャストの方々、黒沢監督、そして深津さんと共に過ごした夢のような時間がフランスの方達にも届いた喜びを実感しています!
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exquise / poyance @Kabcat
ある視点部門では、黒沢清監督の『岸辺の旅』が選出。浅野忠信と深津絵里出演だそう。そのほか、今年のカンヌはアジア系の作品が目立ちますね。 http://t.co/NC0c42o2rJ