米澤穂信の同名小説をもとにした本作は、黒沢にとって初の時代劇となる戦国心理ミステリー。荒木村重(あらき・むらしげ)は暴虐な織田信長に反旗を翻し、籠城作戦を決行する。織田軍に包囲され孤立無援になる中、城内の血気盛んな家臣たちを抑えながら、村重は妻・千代保(ちよほ)を心の支えに城と人々を守ろうと苦心していた。そんなとき、城内である少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々と起き、密室と化した城の中では疑心暗鬼が渦巻いていく。村重は牢屋に幽閉した敵方の危険な軍師・黒田官兵衛(くろだ・かんべえ)と手を組み、事件の謎に挑む。
籠城中の“黒牢城”の城主・村重に本木が扮するほか、官兵衛役で菅田将暉、千代保役で吉高由里子、さらに青木崇高、宮舘涼太(Snow Man)、柄本佑、オダギリジョーが出演することは既報の通りだ。
今回発表されたのは、黒牢城に集うクセ者たち。村重の家臣であり凄腕の剣豪・秋岡四郎介(あきおか・しろうのすけ)をユースケ、同じく村重に仕える豪傑な僧兵・瓦林能登入道(かわらばやし・のとにゅうどう)を吉原、血気盛んな若き家臣・北河原与作(きたがわら・よさく)を坂東が演じる。
また村重の密使として暗躍する僧侶・無辺(むへん)に荒川、村重にとって友軍の将「雑賀衆」を率いる雑賀孫六(さいか・まごろく)に渋川、「高槻衆」を率いる信心深い武将・高山大慮(たかやま・だりよ)に渡辺が扮する。
ユースケは「黒沢監督が初の時代劇を撮る。お呼びが掛かればもちろん京都に飛んで行きます。素晴らしい共演者と監督特有の雰囲気を堪能しました」と喜びを伝え、坂東は「二度目の黒沢組、また参加させて頂けたことがとても光栄でした。大先輩方の中でお芝居ができたこと、長回しのあの緊張感を再び味わうことができて、本当に背筋が伸びる想いでした」と撮影を述懐。初めて黒沢作品に参加した渋川は「現場に入ると丁寧に迅速に無駄なく進む場は素晴らしく、これが黒沢組かと舌を巻きました」と感想を明かしている。新キャスト全員分のコメントは以下に掲載した。
「黒牢城」は2026年に公開。
ユースケ・サンタマリア コメント
黒沢監督が初の時代劇を撮る。お呼びが掛かればもちろん京都に飛んで行きます。
素晴らしい共演者と監督特有の雰囲気を堪能しました。
こんなものすごい作品のエンドロールに自分の名前がカタカナ11文字で流れるのは申し訳ない気持ちになりますが、
今回はオダギリジョー君がいるから安心です(笑)
僕が刀を抜いたらどんな事になるのか…是非劇場で目撃してください!
吉原光夫 コメント
オファーをいただいた直後は、若干、時代劇に苦手さを感じていたが、原作を読んでそんな思いは吹っ飛んだ。
脚本も、時代ものなのだが、何故か今を感じる作品…
そして、村重や、官兵衛、千代保、全ての葛藤を纏うキャラクターのバックストーリーを感じる「ミステリー」なのがおもろかったです!
映画は映画館にて、スクリーンから溢れ出る、戦国の壮絶な「葛藤ミステリー」を、目撃してください。
坂東龍汰 コメント
二度目の黒沢組、また参加させて頂けたことがとても光栄でした。
大先輩方の中でお芝居ができたこと、長回しのあの緊張感を再び味わうことができて、本当に背筋が伸びる想いでした。
本木雅弘さんの瞳の奥の力に毎回心が動かされて、北河原与作という人物を演じ切ることができたと思っています。
僕もこの映画の完成が心から楽しみです。
ぜひ劇場でご覧ください!
荒川良々 コメント
脚本を書く上で一番大切にしてるのは真ん中なんです。そこに出てるのが実は荒川さんだったんです。と黒沢さんはおっしゃいました。
前作「Cloud」に続きまたよんでいただけるとは…役者冥利に尽きます。
そして荒木村重役を演じられたのは本木雅弘さんです。そうです。あの本木さんです。
黒沢清x時代劇x本木雅弘x推理ものです!
黒沢作品のファンでもある僕は興奮してます!
皆様「黒牢城」是非映画館へ!
渋川清彦 コメント
黒沢清監督の初めての時代劇。
そして自分自身初めての黒沢組に参加でき、本当に嬉しくドキドキワクワクしていました。
現場に入ると丁寧に迅速に無駄なく進む場は素晴らしく、これが黒沢組かと舌を巻きました。
最高なキャスト、スタッフと共に時間を過ごし、どんな作品に仕上がってるのか楽しみです。
是非劇場でご覧ください。
渡辺いっけい コメント
黒沢監督とお仕事をするのは二度目でしたが、今回も「現場で何かを一緒に発見していく」感じがとても新鮮でした。撮影前、監督に言われました。「時代劇だと声を張りがちですが叫ぶと意味が伝わりません。ちゃんと言葉の意味を伝えるようにして下さい」
撮影が終わった今でも僕は色んな現場でこのアドバイスを思い出すのです。監督には感謝しかありません。
映画「黒牢城」超特報映像
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萧湘山 | Joseph Xiao @xiaojiagongzi
@eiga_natalie 黒沢清監督が描く『黒牢城』。本木雅弘さんの眼差しに宿る、戦国時代の冷徹な狂気。単なる時代劇ではない、人間の深淵を覗き込むようなこの緊張感こそ、真の「芸術資産」だ。