スペイン・バルセロナ生まれの作家クリスティアン・アビレスによる初の監督作品「輝ける傷(スペインでの休暇をめぐるかなり鮮明な白昼夢)」の上映、配信が決定した。“バルコニング”と呼ばれる、主に酔った観光客がリゾート地などでバルコニーからプールへと飛び込む行為・現象を題材にした同作。井戸沼紀美が2018年から続ける個人プロジェクト「肌蹴る光線」の1本として紹介される。
1997年生まれの監督、脚本家、作曲家であるアビレス。ESCAC(カタルーニャ映画視聴覚大学)で映画と視覚・聴覚メディアの学位を取得し、監督専攻を修了した。卒業制作として監督した初の短編映画「輝ける傷」は、ベルリン国際映画祭など20以上の映画祭に出品。現在、新作短編の「Stallion y la bola de cristal」が各国の映画祭を巡回している。
アビレスが監督・脚本・編集・音楽を担った23分の「輝ける傷」は、バルコニングを通して10代の精神世界や魔法、自死といったテーマを掘り下げるフィクション。バルコニングは、スペインのリゾートへと旅行する主にイギリスの若者たちによって引き起こされているという。アビレスはこの実際の現象を深い洞察と超現実的な視点で見つめた。
井戸沼は「アビレス監督は人の感情や行動を簡単に記号化することなく、むしろその背景にある熱や湿度にまで思いを馳せ、詩の力と魔法の気配を信じながら映画を制作されているように思います。この映画の『若者たち』への向き合い方は、ニュースキャスターが報道するそれとはまるで違っているのです」とコメントしている。
映画は4月11日、12日に京都・誠光社で先行上映され、4月18日に東京・鶯谷のさわさわで鑑賞会を実施。Vimeoでの配信は4月18日、19日の2日間限定で行われる。アビレスが作品の背景や
チケットは作品の視聴リンクのみの作品鑑賞チケット(500円)、作品とトーク映像の視聴リンクを送付する作品+トーク鑑賞チケット(800円)、両映像の料金にカンパを含む応援チケット(1200円)が用意された。カンパで集まったお金は、上映料、字幕制作費、システム使用料などの必要経費に使用される。なお、さわさわでの鑑賞にはさわさわ参加チケット(無料、限定20枚)が別途必要。
チケットは誠光社のイベントページおよびPeatixにて販売中。
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映画ナタリー @eiga_natalie
バルコニーからプールへの飛び込み行為、“バルコニング”を描いた映画「輝ける傷」限定上映&配信
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10代の精神世界や魔法、自死を掘り下げる
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