ボーカルは初音ミク!戸田誠司の新曲映像がネットに“流出”

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DTMシーンで空前のブームとなっている音声合成ソフト「初音ミク」を使って戸田誠司とサクラトーンが制作した楽曲「馬と蝶」(feat.初音ミク)のビデオクリップがインターネットに“流出”。各種動画投稿サイトで公開されている。

写真が大ヒット中の音声合成ソフト「初音ミク」。「POP2*0ナイト」の会場では第2弾ソフト「鏡音リン・レン」の音声も世界初披露された。なお、今回の動画だが、どこからファイルが流出したのかは現在のところまだ明らかになっていない。

写真が大ヒット中の音声合成ソフト「初音ミク」。「POP2*0ナイト」の会場では第2弾ソフト「鏡音リン・レン」の音声も世界初披露された。なお、今回の動画だが、どこからファイルが流出したのかは現在のところまだ明らかになっていない。

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今回流出した映像は、12月9日にお台場TOKYO CULTURE CULTUREで行われた電子音楽のトークショー「POP2*0ナイト」第2夜にて、パネリストとして出演していた戸田から観客へのプレゼントとしてイベント終盤に「会場限定」で公開されたもの。このイベントでは、YMO及びテクノポップと歌謡曲との関わりや、アニメ&特撮と電子音楽の関係、「初音ミク」のルーツとなる音声合成の歴史、Perfumeのブレイクなどについて、「電子音楽 in JAPAN」の著者・田中雄二が所有する貴重な秘蔵音源を交えてトークが繰り広げられた。

「馬と蝶」(feat.初音ミク)は、戸田がこの日のイベントのために大阪在住のエレクトロニカミュージシャン、サクラトーンの「馬と蝶」という楽曲に初音ミクの“ボーカル”トラックを乗せて新しい楽曲に仕上げたもの。できあがった楽曲に漫画家で映像作家のタナカカツキが「タナカカツキの顔ハメ☆パノラーーーマ!」(次世代パノラマ機能を搭載したオリンパスのコンパクトデジタルカメラ「μ1200」を実際に体感できるイベント。10月31日~11月4日に南青山ICHYS GALLERYで開催された)向けに制作した幻想的な映像を組み合わせ、1つの作品として完成した。

ミュージシャンとしてのキャリアを通してコンピュータを駆使した先進的な活動を続け、1990年代から積極的に合成人声を取り入れた曲作りをしている戸田誠司は、いわば「コンピュータ音楽/合成人声音楽」のプロ中のプロ。その彼が今回習作として初音ミクをどのように料理したのかつぶさにわかるこの楽曲は「初音ミク」ユーザーにとって、今後のひとつの指針になりそうだ。

 

■「馬と蝶」(feat.初音ミク)

音楽:戸田誠司&サクラトーン
映像:タナカカツキ



なお、 「馬と蝶」(feat.初音ミク)の動画はYouTubeやニコニコ動画など、国内外の動画投稿サイトへの流出が確認されている。また、高画質版がGoogle Videoやアップローダーなどにも流出しているようだ。

※記事初出時に、タナカカツキ氏がこの楽曲に対してオリジナルの映像を制作したように読める記述がありましたが、正確にはオリンパス主催のイベント用映像と楽曲を組み合わせた形のコラボレーションでした。訂正してお詫びいたします。

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Yuji TANAKA @ugtk

https://t.co/V3Y3cpkGlv>初音ミク発売時、音楽業界がボカロを無視するので意義申し立てとしてイベントをやった。鏡音リンレンの世界初プレビューも。ゲストの戸田誠司師匠がなんとイベント用に新曲を提供。このときはJ-POPみたいなのがこんなに蔓延るとは思わなかった。

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