新ユニット「相対性理論と大谷能生」が映画主題歌を制作

新ユニット「相対性理論と大谷能生」の楽曲「乱暴と待機」が、今秋劇場公開される冨永昌敬監督の最新映画「乱暴と待機」の主題歌に決定した。

この映画は本谷有希子の小説「乱暴と待機」を実写化した作品で、浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之らが出演。冨永監督は「パビリオン山椒魚」「パンドラの匣」などの映画作品で知られ、相対性理論「地獄先生」や、やくしまるえつこ「おやすみパラドックス」のビデオクリップも手がけている。

映画主題歌のタイアップは、冨永監督からの依頼にメンバーが快諾して実現したもの。主題歌の一部は4月末から劇場で上映される予告編でも使用される。

主題歌「乱暴と待機」はティカ・αが作詞、作曲・編曲・プログラミングを大谷能生が担当した楽曲。演奏には相対性理論メンバーや大谷のほか、大谷能生MJQTのメンバーでもある吉田隆一と坂口光央が参加している。

なお大谷能生はこの映画で主題歌のみならず、サウンドトラックや劇中曲などすべての作曲とアレンジを担当し、演奏にも参加。やくしまるえつこは挿入曲「Summer Of Nowhere」のボーカルを担当している。

冨永昌敬監督コメント

もともと大谷さんにサウンドトラックをお願いしてましたので、主題歌という案が出たときも、そのままサントラとの統一感を保った曲をつくってもらえるよう、あらためて大谷さんに依頼しました。そのうえで、僕および大谷さんと縁の深い相対性理論にお声をかけたというのは、監督としての僕個人の強い宿願であり、彼らの名曲「地獄先生」のプロモーションビデオを撮らせていただいた頃から、実は密かに決めていたことでした。曲を聴いて「わー！」と思いました。僕ほど音楽に恵まれた映画監督はいないでしょう。