最高の夜をありがとう!Nothing's Carved In Stone、新旧ナンバーで彩った初野音

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Nothing's Carved In Stoneが5月15日に初の東京・日比谷野外大音楽堂ワンマンライブ「Nothing's Carved In Stone Live at 野音」を開催した。

「Nothing's Carved In Stone Live at 野音」の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

「Nothing's Carved In Stone Live at 野音」の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

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村松拓(Vo, G)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

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生形真一(G)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

生形真一(G)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

陽の光が差し込むステージに現れた4人は、大喜多崇規(Dr)の叩く豪快なシンバルを合図に「Isolation」でライブを開始。すさまじい勢いでスモークが噴射される中、村松拓(Vo, G)、生形真一(G)、日向秀和(B)は前方に移動し、エネルギッシュなプレイでオーディエンスを惹き付ける。さらに村松が「楽しもうぜ、日比谷!」と叫ぶと、大きな歓声が沸き起こった。

この日のライブは1stアルバム「PARALLEL LIVES」の収録曲から、まだレコーディング前という未発表の新曲まで新旧のナンバーからなるセットリストで展開。前半のブロックでは、大喜多が叩く複雑なリズムに、生形がギターの音色を絡ませる「(as if it's)A Warning」、村松が体を揺らしながら伸びやかに歌い上げる「きらめきの花」、躍動感のあるサウンドが響く「Brotherhood」などが披露された。メンバーは何度も客席を見渡し、オーディエンスとの一体感を楽しむようにしながらライブを進行した。

日が傾きかけた頃、村松は「なんか感慨深いです……愛を込めて歌います」とギターをつま弾きながら「朱い群青」を歌い出す。観客はその低く穏やかな歌声と、丁寧に重なっていく楽器の音色にうっとりと聴き入った。続いて、深い余韻を引き継ぐように「It means」へ。生形が弾く柔らかなアルペジオから、4人は夕暮れに似合うナンバーを届けていく。その後「村雨の中で」が終わると、辺りはすっかり夕闇に包まれる。村松は客席を見つめ、「今日をみんな待ってたんだね。ステージにその気持ち届いています」と感慨深そうに述べた。

日向秀和(B)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

日向秀和(B)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

大喜多崇規(Dr)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

大喜多崇規(Dr)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

村松の穏やかなMCから一転して、本編最後のブロックは生形のノイジーなギターがさく裂する「In Future」でスタート。白いレーザー光線が飛び交う演出と共に、攻撃的なサウンドが空高く響く。村松はハンドマイクでステージを動き回り、オーディエンスを挑発。観客はそれに応え、歓声を上げたり、拳を突き上げたりしながら4人のセッションを楽しんだ。「今夜こそ最高の夜にしたいんで!」と村松が叫び始まったのは、大喜多の強烈なビートを軸に展開する「Out of Control」と「Spirit Inspiration」。ダンサブルな音に合わせて地面が揺れ、ステージ一帯に高揚した空気が漂った。そして本編の最後は、野外に似合う「BLUE SHADOW」。トーチに炎が灯り、幻想的な空気が漂う中で壮大なナンバーが奏でられた。

盛大なアンコールに応え再びステージに戻ってきた4人はアコースティックアレンジを施した、村松曰く「大人ッシングスカーブドインストーンバージョン」の「Isolation」をプレイ。本編とは異なる味わいのあるサウンドにオーディエンスは魅了されていた。アンコールのMCでは日向が「(席がある会場は)新鮮だよね。今度は室内でやってみたいよね。NHKホールとか」、村松が「ここがゴールだと思ってないんで。1万人、2万人くらい平気で集められるようになりたいね」と今後の意欲を明かす。そして4人は「November 15th」「Shimmer Song」を力強く鳴らし、村松の「最高の夜をありがとう!」という言葉をもってアンコールを締めくくった。

しかし観客の拍手は止まず、村松が1人ステージへ。アコースティックギターを抱えた彼は「人の前で初めて歌うので緊張してます。新曲です。今、リアルタイムで歌詞を書いてて……。すべての冒険者に捧げる歌です」ととつとつと口にし、情熱的な歌詞が光るラブソングを歌い上げた。そして「また会いましょう。Nothing's Carved In Stoneでした」と観客と再会を約束して、万雷の拍手を浴びながらステージをあとにした。

Nothing's Carved In Stone「Nothing's Carved In Stone Live at 野音」
2016年5月15日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト

01. Isolation
02. YOUTH City
03. 白昼
04. Lighthouse
05. Ignorance
06. (as if it's)A Warning
07. きらめきの花
08. Brotherhood
09. Raining Ash
10. 朱い群青
11. It means
12. 村雨の中で
13. In Future
14. Gravity
15. MAZE**
16. Milestone
17. Out of Control
18. Spirit Inspiration
19. BLUE SHADOW
<アンコール>
20. Isolation(Acoustic Ver.)
21. November 15th
22. Shimmer Song
<ダブルアンコール>
23. 新曲

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