大友良英がEテレに4週連続出演、福島とベトナムで「アンサンブルのチカラ」教える

NHK Eテレで毎週月曜に放送されている「東北発☆未来塾」の11月放送の全4回に大友良英が登場する。

「東北発☆未来塾」は各界のスペシャリストを講師として招き、東北の将来を担う若者たちが“塾生”として東北の10年後に必要な力を学ぶ番組。11月の4回は「アンサンブルのチカラ」がテーマとなる。

福島の復興を目的とした「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げ、作曲活動やイベント開催を通じて「福島から目をそらさない！ 福島の未来を諦めない！」というメッセージを発してきた大友。彼は、音楽で原発や放射能の問題を根本的に解決はできないが、住民たちの将来への希望や夢を共有し、失われた自信を取り戻すことはできると語る。番組では福島とベトナムで行われた大友の音楽イベントに密着。現場を追いながら、復興につながる「アンサンブルのチカラ」を学ぶ。

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2日放送の第1週は「音楽にできることは？」というサブタイトルで、福島市にある大友の実家にて収録を実施。音楽の特訓を始めるのかと思った塾生たちは、大友から風呂敷を渡され、それをひたすら縫い合わせる。9日放送の第2回は「盆踊りをなめるなよ！」。大友は塾生たちに盆踊りの裏方を経験させ、盆踊りのような親しみやすい音楽が老若男女の壁を越えた共通の“場”を生み出し、人々に明日への希望を与えることを教える。

16日放送の第3週は「書を捨て旅にでよう！」がサブタイトル。福島が外からどう見られているのかを知ることが重要だと語る大友は、彼が震災以降取り組む「アンサンブルズ・アジア」プロジェクトが開かれるベトナムへ向かい、楽譜も楽器も自分で作る自由なライブを行う。そして最終週の23日は「楽譜のないアンサンブル」と銘打って、自由すぎるライブに塾生たちがとまどうベトナム公演本番の様子を放送。大友による音のワークショップを紹介しながら、塾生たちの変化を追う。