清竜人25、初めてのバンド編成ライブに大興奮「音楽って楽しい～！」

2025年11月16日 20:30 77 5 音楽ナタリー編集部

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

16 52
9 シェア

清竜人25のワンマンライブ「KIYOSHI RYUJIN25 THE BAND LIVE」が、11月3日に神奈川・KT Zepp Yokohama、本日11月16日に大阪・なんばHatchで開催された。清竜人25にとって初のバンド編成によるライブとなったこの2公演のうち、この記事では神奈川公演の模様をレポートする。

清竜人25とは？

ソロアーティストとして活動していた清竜人が、2014年9月に立ち上げたアイドルユニット。2014年11月にシングル「Will♡You♡Marry♡Me？」でデビューを果たし、2015年9月に初のフルアルバム「PROPOSE」、2017年4月に2ndアルバム「WIFE」をリリース。一夫多妻制という特殊なコンセプトでアイドルシーンを席巻し、2017年6月の千葉・幕張メッセイベントホール公演「清竜人25 “ラスト♡コンサート”」をもっておよそ3年におよんだプロジェクトに終止符を打った。竜人がデビュー15周年を迎えた2024年、清さきな（頓知気さきな）、清凪（根本凪）、清真尋（林田真尋）、清嬉唄（島村嬉唄）という新たな4人の“夫人”とともに再始動。7月に神奈川・KT Zepp Yokohamaで新体制初ライブ「KIYOSHI RYUJIN25～REUNION PARTY～」が行われ、このステージで嬉唄が脱退し、清ゆな（チバゆな）が新たな夫人として加入した。

清竜人25「KIYOSHI RYUJIN25 THE BAND LIVE」神奈川公演の様子。

大きなサイズで見る（全70件）

「音楽って楽しい～！」

清竜人25は今年2月に東京・草月ホール、10月に東京・東京キネマ倶楽部でピアノを中心とした生演奏のアコースティックライブを行ったが、オーソドックスなバンド編成でのライブは2014年から2017年まで活動した1期の時代も含めて今回が初めて。また今回のライブでは開演前に“公開リハ”が行われ、夫人メンバーが楽器を演奏するスペシャルなパフォーマンスも披露された。ライブ本編には菰口雄矢（G）、MINA（B / East Of Eden）、川口千里（Dr）、宮川純（Key）、和久井沙良（Key）という強力なプレイヤーがバンドメンバーとして参加。清竜人25の多彩な楽曲が生演奏ならではのパワフルなアレンジで表現された。

清竜人25「KIYOSHI RYUJIN25 THE BAND LIVE」神奈川公演の様子。［拡大］

ステージ後方に陣取ったバンドメンバーが、川口のドラムを合図に一斉に音を鳴らすと、フロアに大きな歓声が上がる。そして「Will you marry me ?」のイントロに乗せて清竜人、清さきな、清凪、清真尋、清さきなの5人がステージへ。シンコペーションの効いた「Will you marry me ?」のアレンジが生演奏によってさらに強調され、清竜人25の5人はバンドサウンドに身を委ねるように体を揺らす。「青春しちゃっていいじゃん」「KARESHIいるんだって」と続けて3曲を披露したところで、夫人たちは「私たち、清竜人25でーす！」と元気に挨拶。メンバーは一様にハイテンションで、さきなは「音楽って楽しい～」としみじみつぶやいた。ちなみにこの日、清竜人25は初めてイヤーモニタを装着してライブに挑んでおり、真尋は10代の頃からアイドルとして活動しながら今回がイヤモニ初体験だという。

清竜人25 ［拡大］

アーバンなポップナンバー「アバンチュールしようよ」は間奏でMINAのスラップベースが強調され、1期時代のレパートリー「Call♡Me♡Baby」はスウィング感の増したジャジーなアレンジに。同じく1期時代の「プリ～ズ…マイ…ダ～リン♡」はオリジナルのカラフルなアレンジをバンドが見事に再現し、竜人と夫人たちはバンドサウンドに乗せてラブラブなパフォーマンスを展開した。

清竜人25 ［拡大］

バンド編成に大満足「ここにずっといたい」

指輪で鬱血した清竜人の薬指。［拡大］

さきなは「楽しすぎて無駄に動いちゃう」と汗を拭い、竜人も「東京と大阪の2公演しかないのはもったいないなあ」と手応えを感じている様子。結婚指輪で鬱血してしまった竜人の薬指の話題などで和気あいあいとトークを繰り広げていた夫人たちだったが、次のコーナーが近付くにつれ、徐々にそわそわとし始める。「ここにいる人間……みんなもうれしいと思うやつが始まります」という凪の合図で披露されたのは、竜人と夫人それぞれによるデュエット曲だ。竜人とさきなの「私の方を向いてよ」、竜人と凪の「コラージュ」、竜人と真尋の「Surely!」、竜人とゆなの「どうしてもできないの」が順に歌われ、バンドメンバーも仲睦まじいデュエットをほほえましく見つめながら演奏した。

清竜人と清さきな。［拡大］

清竜人と清凪。［拡大］

清竜人と清真尋。［拡大］

清竜人と清ゆな。［拡大］

メンバー緊張のデュエットコーナーを終えると、ライブは後半戦。竜人が「盛り上がっていきまっせ……お前とラブ♡ボクシング！」とひと声上げると、フロアは一気に沸き上がる。「ラブ♡ボクシング」「Mr.PLAY BOY…♡」「A・B・Cじゃグッと来ない!!」とライブ鉄板のアッパーチューンがバンドアレンジで生まれ変わり、観客もメンバーもハイテンション。初のバンドライブに大満足の夫人たちは「暑っちー！」「最高すぎるだろ」「ここにずっといたい」と口々に漏らすが、竜人は「残り2曲、アンコールなし！」と潔く宣言。「LOVE&WIFE&PEACE」でピースフルな空気を作り上げ、最後はバンドサウンドがよく似合うアップテンポなロックナンバー「世界を愛せますように！」で締めくくった。