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めんたいロックの同志集結、DUDE TONEワンマン完遂

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DUDE TONEが昨日6月10日に東京・下北沢GARDENでワンマンライブ「DUDE TONE LIVE 2014 “十字路のGuitar”」を開催した。

DUDE TONEはTHE MODSのギタリスト苣木寛之によるソロプロジェクト。この日のライブには苣木(Vo, G)のほか、花田裕之(G / ROCK'N'ROLL GYPSIES, THE ROOSTERS)、井上富雄(B / THE ROOSTERS)、椎野恭一(Dr)といった“めんたいロック”に縁のあるメンバーが集まり、5月にリリースされたDUDE TONEの2ndアルバム「十字路のGuitar」の楽曲を中心に熱いライブを繰り広げた。

ステージ上に揃った4人は苣木のカウントを合図に「ジュテーム ピルス」から勢いよくライブをスタートさせる。続いて「明日への切符」「SMOKE FADE AWAY」を間髪入れずに演奏しオーディエンスのテンションを徐々に高めていく。

このメンバーでライブをするのは約3年ぶりだという彼ら。苣木は曲の合間に「胸がいっぱいです」と語り、久々のオーディエンスの顔を見回すと「あんまり緊張した顔しないで。俺が緊張するんで」とオーディエンスに声をかける。苣木がマラカスを鳴らし、花田がボーカルを取る「LONELY NIGHT BLUES」、苣木の「DUDE TONEの為に作った曲ではないですが」の紹介からTHE MODSの「KISS KISS」を披露するなど、バンドは緩急をつけたセットリストでオーディエンスを魅了した。

MCでは「ギターに出会って、THE MODSに出会って、プロになって。いろんなものを積んできた自負はあるけれど、何か大事なものを後送りにしてきた気がする。それじゃダメだと思ってDUDE TONEを始めました」と、苣木がソロプロジェクト始動までの経緯を語る。彼は「大好きなアルバムがみんなのおかげで出せた」と続け、オーディエンスに改めて感謝の意を述べた。

ライブ後半に入り花田がアコースティックギターに持ち代えると「Sleep Alone」「VERY VERY SLOW」とミディアムナンバーを連発し一旦オーディエンスをクールダウンさせるも、苣木の「飛ばします」のMCから披露されたアップテンポナンバー「成層圏までぶっ飛べ」で会場の空気を一変。続く「STAGGER」では会場から多数の拳が突き上げられる。最後はPink Floydのカバー「Wish You Were Here」を苣木と花田の2人が歌い上げ、ライブ本編を締めくくった。

アンコールに応えて登場した苣木はステージのメンバーとレコーディングに参加したBUGY CRAXONE、カメラマン、各スタッフの名前を挙げ「彼らもDUDE TONEの一員です」とオーディエンスに紹介。また現在療養中の森山達也(THE MODS)の現状にも触れ「みんなで待ってよう」と声をかけた。苣木は「彼が作った偉大な曲をこのメンバーでやります」とTHE MODSの「不良少年の詩」「記憶喪失」をドロップ。オーディエンスは待ってましたといわんばかりに拳を振り上げ、ライブのテンションは最高潮を迎えた。演奏が終わりメンバーがステージから掃けた後も会場内の熱気は冷めず、ライブはダブルアンコールに突入する。The Nervesのカバー「Hanging On The Telephone」と、最新アルバムには森山のボーカルで収録されている「嘘発見器」をオーディエンスにプレゼント。会場からは盛大な拍手が沸き起こり、この日のライブは大団円でフィナーレを迎えた。

DUDE TONE「DUDE TONE LIVE 2014 “十字路のGuitar”」
2014年6月10日 下北沢GARDEN セットリスト(カッコ内はオリジナルアーティスト)

01. ジュテーム ピルス
02. 明日への切符
03. SMOKE FADE AWAY
04. LONELY NIGHT BLUES
05. LITTLE BLUE
06. SEEK OUT A LITTLE SILENCE
07. KISS KISS(THE MODS)
08. BACK ROOM
09. Long Shadow Way
10. Sleep Alone
11. VERY VERY SLOW
12. 成層圏までぶっ飛べ
13. STAGGER
14. Wish You Were Here(Pink Floyd)
<アンコール>
15. 不良少年の詩(THE MODS)
16. 記憶喪失(THE MODS)
<ダブルアンコール>
17. Hanging On The Telephone(The Nerves)
18. 嘘発見器

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