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松山ケンイチ&北川景子が和服姿で大喜利に挑戦、森田芳光をにぎやかに偲ぶ

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上段左から古今亭志ん丸、杉山泰一、下段左から伊藤克信、松山ケンイチ、北川景子。

上段左から古今亭志ん丸、杉山泰一、下段左から伊藤克信、松山ケンイチ、北川景子。

本日12月20日、「“笑い納め”の・ようなもの」と銘打ったイベントが東京・新宿末廣亭にて開催され、「の・ようなもの のようなもの」キャストの松山ケンイチ北川景子伊藤克信、監督の杉山泰一が舞台挨拶に登壇した。

本作は、2011年に急逝した森田芳光を慕うキャストやスタッフが集結し、森田の劇場用作品第1作「の・ようなもの」の35年後を描いたオマージュ的作品。松山演じる冴えない落語家・出船亭志ん田を軸に、師匠の娘やかつて一門にいた弟子たちが懸命に生きる姿を映し出す。森田の命日にあたるこの日、登壇者たちは和服姿で登場。年の瀬にふさわしく、会場を華やかに盛り上げた。

松山は老舗寄席の高座から客席を見渡すと、「なんだか広く見えますね。面白いこと言わなきゃいけないような感じがしてちょっと怖いです」と緊張気味に感想を述べる。劇中では実際に落語を披露しており、本日の司会者である古今亭志ん丸から習っていたという。その師匠ぶりについて「絶対に『ま、いいんじゃないですか』って言うんですよ。『いいのかな?』って思ってるうちにスタッフに見せようとするから、もう怖くて怖くて」と本音を吐露。しかし「そのおかげで自分次第なんだと思えて、本当に練習しました。『今のよかったですよ!』とか言われてたら、あんまり練習してなかったかも」と師匠に感謝する。

そんな松山が披露した落語は、北川いわく「本物の落語家さんみたいでした」という出来栄えのよう。北川は「憑依したみたいに、小さな男の子からお父さんの役まですべて1人で演じ切っていました」と松山を絶賛。志ん丸から「落語やる男子はどうですか?」と聞かれると「カッコいいです!」と即答し、大いに喜ばせていた。

ここから、落語を題材とした本作にちなみ、登壇者たちは大喜利に挑戦。お題は「○○とかけまして、○○の・ようなものと解く」。まず松山は「青春」とかけ、「エスプレッソの・ようなもの」と解く。その心は「最後に苦味が残ります」と答え、観客から盛大な拍手が送られる。続いて北川が「落語」とかけて「オシャレの・ようなもの」と解き、「どちらもセンスが必要です」と落とすと、会場からは感心の声が。松山も北川もプレッシャーを感じていたようで、回答を終えるとホッとしたような笑顔を見せた。

イベント終了後、一行は東京・新宿ピカデリーに場所を移し、本作のプレミア試写会にて舞台挨拶を実施。35年前の作品「の・ようなもの」にも出演していた野村宏伸、大野貴保、小林まさひろも合流し、登壇者たちはにぎやかに森田を偲ぶ。最後に松山から「この作品は落語の映画ではなく、落語家たちの青春映画です。『人生迷ったら、楽しい方へ。』というキャッチフレーズの通り。そのことを皆さんに伝えたいです」とメッセージが送られ、イベントは幕を閉じた。

「の・ようなもの のようなもの」は1月16日より東京・新宿ピカデリーほかで全国ロードショー。

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