森香澄が主演を務める縦型ショートドラマ「合コンの悪魔 ~サレ妻たちの華麗なる復讐~」が、課金型ショートドラマアプリ・UniReelで配信中。夫の裏切りに気付いた主人公・加賀美七夜が「サレ妻復讐サイト」で出会った2人の女性とともに、憎き男たちの社会的地位と名声を揺るがす復讐計画を実行していくさまが描かれる。
同作は、auとQREATIONが贈る「ときめき図鑑」プロジェクトのスピンオフとして制作された全10話の縦型ショートドラマコンテンツだ。なお本編の一部はTikTok、Instagram、YouTubeショートといった「ときめき図鑑」公式SNSアカウントでも展開される。映画ナタリーでは「合コンの悪魔 ~サレ妻たちの華麗なる復讐~」の配信を記念し、七夜を演じた森にインタビューを実施。本ドラマの魅力や注目してほしい演技について語ってもらった。
取材・文 / 前田かおり撮影 / 清水純一
縦型ショートドラマ「合コンの悪魔 ~サレ妻たちの華麗なる復讐~」予告編公開中
いつか悪女役を演じてみたい
──近年、縦型のショートドラマが人気を集めています。森さんはご覧になられていますか?
よく観ます! 特に意識することなく、気付いたら観てますね。1話が2、3分程度なのでちょっとした空き時間に。スマホを見ていたら自然に流れてきて、観たら続きが気になっちゃうことが多いです。
──縦型ショートドラマへのご出演は?
今回が初めてです! いつか機会があったらやってみたいと思っていて。それで、今回のオファーをお引き受けしました。
──タイトルがなかなか刺激的ですよね。
ふふふ。お話をいただいたときは、まだタイトルは決まっていなかったんです。ただ、漠然と内容は決まっていて。「いつか悪女役を演じてみたい」といろいろなところでお話ししていたので、今回の作品は楽しみだなと思いました。
──悪女役に興味があったんですね。
悪女が出てくるドラマや映画を観ていて、「演じてみたいな」と思うことはあります。それとバラエティ番組などで視聴者の皆さんにお見せしているキャラクターとは真逆だと思うのでやってみたいなと。実際、見てみたいと言っていただくことも多いんです。それで、演じることができたらって。
男性に復讐するお芝居は楽しいんじゃないかと(笑)
──今作で演じている七夜は、“夫に浮気されて復讐する妻”という設定です。
前に“サレ妻”は演じたことがあるんです。そのときは、夫に浮気されて最後にビンタして……というくらい。今回のように計画を立てて復讐をする妻は初めて。男性に復讐するお芝居は楽しいんじゃないかと(笑)。
──七夜はどんなキャラクターでしょう?
一言でいうと、強い女性です。夫に浮気されてとても傷付いているとは思いますが、それを受け入れるのではなく復讐を決意する。とても芯のある女性。そう考えて演じようと思いました。
──撮影現場では何か演出があったりしたのでしょうか。目の動きなど、七夜を演じるうえで意識されたことはありますか?
わりと自由に演じさせていただいています。目の動きに関しては、あまり泳がないように気を付けています。復讐をしている人間なので、迷いが生まれないほうがいい。相手をにらみつけるシーンも多いんです。うわべだけの優しさを見抜いてにらんだり……。そのときに目を印象的に使っています。でもそうすると瞬きができないし、監督からも「瞬きをしないように」と言われて……。ドライアイとの闘いです!
こんな男性がいたら、許せない!
──今日は物語の重要な場面である合コンのシーンを撮られたんですよね。
ものすごくプライドが高くてモテる自信のある男性と、モテるための訓練をした女性。どちらがどう落とすかって感じで、その攻防がすごい! 撮影しながら、みんなと「これって本心がどこにもないよね」とお話ししていました。
──実際に悪女役を演じられた気分はどうですか?
思っていた以上に役に入り込めました。自分自身はだまされたことはないし、まだ結婚もしていないので想像の範疇ではありますが。このドラマに登場する男性たちはみんなクズなんですよ。七夜の立場になると、「めっちゃウザいだろうな」と思います(笑)。男性たちが信じられない言葉を発するので、演技なのに心底ムカついていることがあります。「信じられない。こんな男性がいたら、許せない!」って。
あざとく見せる技のバリエーションが増えました(笑)
──縦型ドラマならではの撮影手法に何か感じられたことはありますか?
撮り方も演じ方もちょっと特殊だなと思います。横幅が狭いので、動きすぎるとフレームアウトしちゃう。だからって静止するわけにもいかない。なので、より表情で見せたり、手を顔周りで動かしたりと工夫したところはあります。なんとなく、バラエティ番組のワイプと似ていると思います。ワイプも限られたスペースで自分をアピールしなくてはいけないので。
──なるほど。面白い共通点ですね。
顔の周りで手を動かすのは、縦型ドラマでも通用すると思います。実際、七夜が合コンであざとく男性を誘惑するシーンは、常に手を顔の近くでいろいろと動かしてみました。あざとく見せる技のバリエーションが増えました(笑)。
──メイクにも効果的なテクニックがあるんでしょうか。
そうですね。通常のドラマの場合でもチークやアイシャドウ、リッブなどの濃さで意志の強さを表現しているのですが、縦型ドラマの場合、信じられないぐらいのアップがあるんです! 「めっちゃアップじゃない!?」みたいな。それに、顔全部ではなくてこのへん(目の周りや口元だけ)のアップもあって。これがスマホの全画面に映っていることを考えると、「もう少しリップを塗っておこうかな」と思ったりします。細かいところもちゃんとキメないといけないなと。接近戦が大切です!
一瞬で観れるので、休み時間などに楽しんでもらえたら
──いつもと違う森さんの表情が見れると思うと、早く本編が観たくなりました。今回のお芝居の中で特に注目してほしいところはありますか?
七夜が夫の目線から消えたとき、その表情が一瞬で変わるんです。七夜は夫の本性を知っているので、「何言ってるんだろう、コイツ」みたいな。そんなふうにコロコロと表情が変わるので、注目していただくと面白いんじゃないかなと思います。
──視聴者にこの作品をどのように楽しんでほしいですか?
何気なく1話を観ていただいて、続きが気になったら2話、3話と進んでいただければと思います。作品は約2分×全10話。一瞬で観れるので、休み時間などに楽しんでもらえたらうれしいです。
──最後に、配信を楽しみにされている読者へメッセージを。
本当に手軽に楽しめるので、縦型ショートドラマの導入として観ていただいて、私が女優としてこんなお芝居をするんだというのを知るきっかけにもなったらなと思います。1話を観たら、続きがかなり気になる内容になっています。どんなふうに復讐するのか……。それはそれは、エグい復讐をしますので(笑)。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
UniReelとは
2024年冬にリリースされた課金型ショートドラマアプリ。復讐劇、切ない恋、BL、学園もの、コメディなど、そのときの気分に合わせて選べる豊富なラインナップを展開している。
UniReelのショートドラマで、毎日をもっと楽しく!
プロフィール
森香澄(モリカスミ)
1995年6月16日生まれ、東京都出身。タレント、フリーアナウンサーとして活躍し、2023年には「グラジャパ!AWARD2023」週プレ賞を受賞した。近年はドラマ「オトナの授業」「ローカルアナのさがしもの」「栞ちゃん 心の声を聞かせてよ」で主演を務めるなど、女優としても活動。そのほか出演作にドラマ「伝説の頭 翔」「3年C組は不倫してます。」「情事と事情」「僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?」などがある。