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「華岡青洲の妻」は、有吉佐和子が1966年に発表した作品。世界で初めて全身麻酔による手術を成功させた華岡青洲のエピソードをもとに、嫁と姑の闘いが描かれる。7月の京都公演、福岡公演を経て、このたび東京公演がスタートした。
東京公演開幕に際し、大竹は「美しい日本語の裏にある人間の恐さや愚かさ、そして人生とは、と深く考えさせられる作品です。大好きな新橋演舞場で、またこんな素晴らしい芝居が出来るなんて私は本当に幸せです」とコメント。また波乃は「親子や夫婦、そして嫁と姑──さまざまな立場の想いが複雑に絡み合う本作の世界を、ぜひ劇場にて、その息づかいを感じていただければと思います」、田中は「登場人物のいきいきとした姿や、人と人との結びつきや心の機微が丁寧に描かれた、奥行きのある作品です。ぜひ劇場で、その世界をご体感いただけましたら幸いです」と語った。
公演は8月17日まで行われる。
大竹しのぶコメント
様々なことが起こりながらも、とにかくただただこの芝居を皆さんに届けたいという想いで、スタッフ、キャスト共に頑張ってきました。美しい日本語の裏にある人間の恐さや愚かさ、そして人生とは、と深く考えさせられる作品です。大好きな新橋演舞場で、またこんな素晴らしい芝居が出来るなんて私は本当に幸せです。17日までみんなと頑張ってゆきます。
波乃久里子コメント
わたくしは、青洲の母・於継役をつとめさせていただきます。於継は、息子の成功を心から願いながらも、しのぶさん演じる嫁・加恵と、強い意志と誇りをもって真っ向から向き合う、気高い精神を宿した女性です。親子や夫婦、そして嫁と姑──さまざまな立場の想いが複雑に絡み合う本作の世界を、ぜひ劇場にて、その息づかいを感じていただければと思います。
田中哲司コメント
この作品は、青洲とその妻・加恵、母・於継の三人を軸に、家族の絆や葛藤を描いております。登場人物のいきいきとした姿や、人と人との結びつきや心の機微が丁寧に描かれた、奥行きのある作品です。ぜひ劇場で、その世界をご体感いただけましたら幸いです。
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華岡青洲の妻
2025年7月10日(木)〜23日(水) ※公演終了
京都府 南座
2025年7月26日(土)・27日(日) ※公演終了
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2025年8月1日(金)〜17日(日)
東京都 新橋演舞場
スタッフ
原作:有吉佐和子
演出:
出演
加恵:
華岡青洲:
於勝:
小陸:
米次郎:
於沢:
良庵:
於継:
只野操 / 藤川三郎 / 久藤和子 /
※波乃久里子は体調不良のため南座公演を休演し、代わりに小野洋子が於継役を演じます。
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ステージナタリー @stage_natalie
「華岡青洲の妻」新橋演舞場公演の開幕に大竹しのぶ「人生とは、と深く考えさせられる作品」(舞台写真 / コメントあり)
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