「かながわ短編演劇アワード」戯曲コンペ、大賞は山縣太一「海底で履く靴には紐がない」

「かながわ短編演劇アワード2022」の「戯曲コンペティション」公開審査会が本日3月26日に行われ、かながわ短編戯曲賞2022の大賞に山縣太一「海底で履く靴には紐がない」が選ばれた。

これは、審査委員を担う稲葉賀恵、大池容子、瀬戸山美咲、西尾佳織、松井周により決定されたもの。最終候補作には「海底で履く靴には紐がない」のほか、古閑絢子「そこに猫がいるのよ」、田中瑞穂「これフライパンだからいいでしょう」、モスクワカヌ「A home at the end of this world」、山口真由「たちのぼる」が選出されていた。山縣には賞金20万円とトロフィーが贈られ、最終候補作の作家全員にも、副賞として協賛会社からの贈呈品がプレゼントされた。

なお、明日3月27日には「演劇コンペティション」の公開審査会が行われ、26・27日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演される作品からグランプリが選出される。「演劇コンペティション」の出演団体には、エリア51、かまどキッチン、じゃぷナー観 Japnakan、MWnoズが並び、審査委員を岩渕貞哉、岡田利規、笠松泰洋、スズキ拓朗、徳永京子が務める。なお、参加を予定していたエンニュイは、出演者に新型コロナウイルスの感染者が確認されたことから、出演を辞退した。