「ブラッド・ブラザーズ」稽古スタート、吉田鋼太郎「どこまでも突き詰めていけそう」

3月から4月にかけて上演されるミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の稽古の様子が公開された。

「ブラッド・ブラザーズ」は、二卵性双生児として生まれたミッキーとエドワードの数奇な運命を描いたミュージカル。吉田鋼太郎が演出する今回の公演では、ミッキー役を柿澤勇人、エドワード役をウエンツ瑛士が演じる。

1991年の日本初演版プロダクションに参加した経験がある吉田は「（日本）初演時に感じたことですが、この作品は芝居の上手下手というより、どれだけ演者がリアルに迫れるかだと思います。言い換えるとそれぞれの登場人物と俳優が持つ感情、存在をどれだけ深く掘り下げられるか。双子のミッキーとエディが死んだら、どれだけ深く悲しむのかを大事にしないと成立しません」と前置きしつつ、「シンプルな話ですが、ワンシーンごとに細かく描写されていて、どこまでも突き詰めていけそうな、演じ甲斐のある芝居です。今回、素晴らしい役者の方々にお集まりいただいたので、自由に心ゆくまで演じていただけたら。私は今回、自分が出演せずに演出するのは初めてです。最初はセリフを覚えなくていいし楽かな？と思いましたが、反対に言い訳ができないですね（笑）。温かい目で見守ってください」と観客に呼びかけた。

またホリプロステージの公式YouTubeチャンネルでは、吉田、柿澤、ウエンツのコメント動画や、稽古風景を撮影した映像が公開されている。

ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の公演は3月21日に東京・東京国際フォーラム ホールCでスタート。