「ブラッド・ブラザーズ」稽古場お披露目会、柿澤勇人とウエンツ瑛士が互いの存在に感謝

ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」の稽古場お披露目会が、本日3月9日に東京都内で行われた。

「ブラッド・ブラザーズ」は、二卵性双生児として生まれたミッキーとエドワードの数奇な運命を描いたミュージカル。今回の上演版では、吉田鋼太郎が演出を手がけ、ミッキー役を柿澤勇人、エドワード役をウエンツ瑛士が演じる。

稽古場お披露目会では、柿澤とウエンツによる「That Guy あいつに」、ウエンツとリンダ役の木南晴夏による「I'm Not Saying A Word 言わない気持ち」といった劇中歌が披露されたあと、質疑応答が行われた。吉田は「こんなに多く通し稽古をやったのは、役者としても、演出家としても初めて」と稽古の様子を明かしつつ、「今回は、初めてのことばかり。出演せず、演出家にのみ専念するのも今回が初めてですし、ミュージカルの演出をさせていただくのも初めて。初めてづくしで不安を抱えながら挑んだのですが、俳優陣のおかげでその不安は全部払拭され、今は“ミュージカルの演出をするのはなんて楽しいんだろう”とワクワクしています」と語る。

柿澤は、ウエンツの印象を「失敗しても、駄目だったとしても、助けてくれるんじゃないかと思わせてくれる人。双子役として舞台上に一緒にいてくれることに、本当に感謝しています」と述べる。その発言にウエンツは「僕のことを“失敗しても助けてくれる存在”と言ってくれましたが、大体間違えるのは俺（笑）」と返しつつ、「（柿澤は）本当に刺激になる存在。実際の年齢はカッキーの方が下ですが、見習うことばかりです」と柿澤への信頼を垣間見せる。

最後にファンへのメッセージを求められると、柿澤は「もうすでに通し稽古を何回も行っているので、完成度も高くなっていますが、まだまだ改善の余地があるので、より高みを目指していければ。初日には最高の芝居を、ミュージカルを届けられるようにがんばります」、ウエンツは「いろいろなことが起きている状況ではありますが、少しでも皆様の心を軽くできるよう、何か新しい発見が皆様の元に届くようがんばりますので、劇場に足を運んでいただければ」とそれぞれコメントした。

公演は、3月21日から4月3日まで東京・ 東京国際フォーラム ホールC、4月9・10日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール、4月15日から17日に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月21日から24日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて行われる。