「フェスティバル/トーキョー20」の参加作品である「ムーンライト」は、ベートーベンの「月光」に惹かれてピアノを始めたという、京都に暮らす七十代の男性の人生を、ピアノの発表会形式で紐解いていく作品。本作について村川は、2018年に京都・ロームシアター京都で企画された初演に触れつつ、「京都では、“地域と劇場”という出発点で作品を作ったので、今回は東京という、また別の場所で、こうして初日を迎えられて、とても嬉しく思っています。劇場に流れる確かな時間を、楽しんでもらえたらありがたいです」とコメントしている。
上演時間は約1時間20分。なお本公演は本日11月1日15:00開演回をもって閉幕する。
村川拓也コメント
京都での初演から約2年が経ち、今回、再演するにあたって、初演の映像や資料を見直していたら、この2年の間に起きた、いろんな変化に気づかされました。社会や自分自身のことだけでなく、この作品に関わる全てに、今も流れる時間があることに気づけたのは、作品を見つめ直す良い機会になりました。また、京都では、“地域と劇場”という出発点で作品を作ったので、今回は東京という、また別の場所で、こうして初日を迎えられて、とても嬉しく思っています。劇場に流れる確かな時間を、楽しんでもらえたらありがたいです。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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FT20 【公演レポート】2年ぶりの再演「ムーンライト」開幕に村川拓也「劇場に流れる確かな時間を楽しんで」東京芸術劇場シアターイースト https://t.co/KyoZizZexq