やろう、もう一回がない試合「ハイキュー!!」“ゴミ捨て場の決戦”開幕

3385

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」が、本日10月31日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開幕する。初日に先駆け昨日30日に、フォトセッションと公開ゲネプロが行われた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。

大きなサイズで見る(全11件)

脚本・演出をウォーリー木下、音楽を和田俊輔が手がける本作は、古舘春一のマンガ「ハイキュー!!」を原作とした「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」シリーズの最新作。今回の公演では、因縁の深い烏野高校と音駒高校の試合が描かれる。

本作は烏野高校バレー部の元監督・烏養一繋、音駒高校バレー部の監督・猫又育史の過去の物語から始まる。かつて盛んに交流していた烏野と音駒は、監督たちの引退によって疎遠になっていたものの、猫又監督の復帰をきっかけに再び交流が生まれていた。烏野の日向翔陽は、音駒の孤爪研磨と「やろう、もう一回がない試合」と約束する。やがてベスト16が出そろった春高3日目、烏野と音駒の試合がスタートし……。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。[拡大]

舞台上ではジャズやラテン、EDMなどの多彩な楽曲が絶えず流れ、めまぐるしく展開する戦局が示された。出演者たちは音楽に合わせて力強い群舞を披露。黒とオレンジのユニフォームを着た烏野メンバーは鳥が羽ばたくように腕を動かす振付、赤いユニフォームの音駒メンバーはネコが爪を立てるように指を曲げる動きを見せ、両校が“激突”するさまを表した。

また、音駒メンバーがRPGのパーティに扮したり、紗幕にドット絵やテロップが投映されたりすることで、ゲーム好きの孤爪の心象風景を描き出す演出も。試合を観戦するOBたちやマネージャー陣による、和太鼓やラップを交えた華やかな応援パフォーマンスにもぜひ注目しよう。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。[拡大]

醍醐虎汰朗は、苦境にあっても、がむしゃらにボールに食らいついて跳躍し続ける日向の情熱を、エネルギッシュに表現。赤名竜之輔は影山飛雄を鋭いまなざしでクールに演じながらも、時折熱い闘志をのぞかせる。日向と影山が言い争うコミカルなシーンでは、烏野メンバーがテンポの良い掛け合いを見せ、チームの仲むつまじさをにじませた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。[拡大]

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」ゲネプロより。[拡大]

孤爪役の永田崇人は少し背中を丸め、上目遣いに人を見る仕草でどこか得体の知れない雰囲気を漂わせる。一方で試合中にはアクロバティックな動きを見せ、観る者を驚かせた。黒尾鉄朗役の近藤頌利は、音駒の主将としてチームを牽引。烏野に押されて気分が沈んだ部員たちに黒尾が声をかける場面では、明るい笑顔で頼もしい主将像を立ち上げた。

開幕に際し、脚本・演出のウォーリーと、出演者たちのコメントが到着。ウォーリーは「このシリーズを通して目指していたある意味“頂上決戦”。すべてのドラマがここに集約するように今まで作っていたので僕としてもとても感慨深いものになりました。演出面でも今までの集大成ができたのではないでしょうか」と出来栄えに自信をのぞかせる。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」フォトセッションの様子。左から赤名竜之輔、醍醐虎汰朗。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」フォトセッションの様子。左から赤名竜之輔、醍醐虎汰朗。[拡大]

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」フォトセッションの様子。左から永田崇人、近藤頌利。感染予防のため、フォトセッションで出演者たちは声を出さず、指を鳴らしたりジェスチャーをしたりして意思の疎通をはかっていた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」フォトセッションの様子。左から永田崇人、近藤頌利。感染予防のため、フォトセッションで出演者たちは声を出さず、指を鳴らしたりジェスチャーをしたりして意思の疎通をはかっていた。[拡大]

醍醐は「音駒高校の方々と今回初めて共演しましたが、稽古の段階で空気感や熱量を芝居上でビリビリと伝えてくれるので、それに刺激されて相乗効果になり素敵なシーンがたくさん生まれたと思います」と手応えを語り、「この時期だからこそ、この熱量を会場全体を通して、必ず心にお届けします」とメッセージを送る。また永田も「今回の演劇『ハイキュー!!』は、僕にとって集大成ということもあり、日々稽古をしながら、たくさんの想いが込み上げてきます。今まで積み上げてきたもの、そして新しいものを融合させて、最高の作品をお届け出来たらと思います」と意気込みを述べた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」の上演は本日10月31日から11月3日までTOKYO DOME CITY HALL、11月7日から15日まで大阪・メルパルク大阪 ホール、11月21・22日に宮城・多賀城市民会館 大ホール、28・29日に福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホールで行われ、12月4日から13日にはTOKYO DOME CITY HALLにて東京凱旋公演が実施される。

また10月31日13:00開演回と18:00開演回、11月1日13:00開演回と18:00開演回、そして千秋楽となる12月13日18:00開演回では、PIA LIVE STREAMで生配信が行われる。視聴料金は10月31日・11月1日公演が税込2750円、12月13日公演が税込4070円だ。

なおウォーリー、醍醐、永田からのコメント全文と、赤名、近藤からのメッセージは以下の通りとなる。

ウォーリー木下コメント

このシリーズを通して目指していたある意味“頂上決戦”。すべてのドラマがここに集約するように今まで作っていたので僕としてもとても感慨深いものになりました。演出面でも今までの集大成ができたのではないでしょうか。同時に、"演劇を創り上演する”ことの難しい時代に、どんぴしゃ重なったのも、また別の意味で感慨深いものでした。ともあれ、観客の皆さまには純粋に「ハイキュー!!」の面白さを感じてもらえれば幸いです。バレーは楽しい。演劇は楽しい。それだけです。

醍醐虎汰朗コメント

音駒高校の方々と今回初めて共演しましたが、稽古の段階で空気感や熱量を芝居上でビリビリと伝えてくれるので、それに刺激されて相乗効果になり素敵なシーンがたくさん生まれたと思います。 音駒高校のメンバーとご一緒できて本当に良かったなと思います。ここからキャスト・スタッフの方々と一緒により素敵な作品にできるよう、日々考えて公演に臨みたいと思います。 そして、 舞台に足を運んでくださる皆さま、本当にありがとうございます。この時期だからこそ、この熱量を会場全体を通して、必ず心にお届けします。楽しみにしていてください!!

赤名竜之輔コメント

演劇「ハイキュー!!」は、作品自体の熱さもそうですが、熱量と躍動感、キャストの熱さも感じられることが魅力です。 原作のベストゲーム1位の“ゴミ捨て場の決戦”ですので、演劇「ハイキュー!!」でも面白い作品にしたいと思っています。観に来てくださった方が実際に試合を観戦しているように感じたり、物語に入り込んでいただけるよう、精一杯演じたいと思います。そして、音駒の皆さんに今の鳥野と“ゴミ捨て場の決戦”が出来て良かったと言ってもらえると嬉しいです。最後まで走りきりますので、よろしくお願いします。

永田崇人コメント

今回の演劇「ハイキュー!!」は、僕にとって集大成ということもあり、日々稽古をしながら、たくさんの想いが込み上げてきます。今まで積み上げてきたもの、そして新しいものを融合させて、最高の作品をお届け出来たらと思います。このような時期だからこそ、観に来てくださった方の背中を押せる、きっと、そんな作品になっていると思うので、沢山の方々に劇場まで足を運んで頂きたいです。最後まで応援よろしくお願いします!!

近藤頻利コメント

黒尾鉄朗役の劇団Patch近藤頒利です。今作で6作品目の出演となります。恥ずかしながら、演劇「ハイキュー!!」歴で言えばベテランになってしまいました。ですが初心を忘れずに、精一杯声を出し、走り回って汗をかきたいと思います。“鳥野、復活!”から今作まで、約8ヶ月間の物語を4年かけて演じてきました。稽古を経て改めて音駒高校が好きになりました。集大成の勝負、最後のご褒美タイムを楽しみたいと思います。楽しんでもらえる作品になっています。応援よろしくお願いします!

この記事の画像(全11件)

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“ゴミ捨て場の決戦”」

2020年10月31日(土)~11月3日(火・祝)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

2020年11月7日(土)~15日(日)
大阪府 メルパルク大阪 ホール

2020年11月21日(土)・22日(日)
宮城県 多賀城市民会館 大ホール

2020年11月28日(土)・29日(日)
福岡県 アルモニーサンク 北九州ソレイユホール

2020年12月4日(金)~13日(日)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
脚本・演出:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔

キャスト

烏野高校

日向翔陽:醍醐虎汰朗

影山飛雄:赤名竜之輔

月島蛍:山本涼介
山口忠:織部典成
田中龍之介:鐘ヶ江洸
西谷夕:北澤優駿
縁下力:中谷優心
木下久志:森本将太
澤村大地:滝川広大
菅原孝支:一ノ瀬竜
東峰旭:福田侑哉

音駒高校

孤爪研磨:永田崇人
黒尾鉄朗:近藤頌利
海信行:武子直輝
夜久衛輔:後藤健流
山本猛虎:川隅美慎
福永招平:石上龍成
犬岡走:中村太郎
灰羽リエーフ:タホリ玲央
芝山優生:木村風太

猫又育史:大高洋夫
山本あかね:重石邑菜
灰羽アリサ:

戸美学園高校

大将優:福澤侑

烏野高校OB・OG

嶋田誠:染川翔
田中冴子:安川里奈

烏養一繋:木村靖司

烏野高校マネージャー

清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里

烏野高校顧問・コーチ

武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原健

全文を表示

関連する特集・インタビュー

関連記事

醍醐虎汰朗のほかの記事

リンク

(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 醍醐虎汰朗 / 赤名竜之輔 / 永田崇人 / 近藤頌利 / 山本涼介 / 織部典成 / 鐘ヶ江洸 / 北澤優駿 / 中谷優心 / 滝川広大 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします