東京・IHIステージアラウンド東京で上演される「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3」の出演者が明らかになった。
約7カ月にわたって実施される本公演では上演が3シーズンに分けられ、それぞれ異なるキャストが登場。4月1日から5月31日まで上演される「Season3」では、トニー役を
出演に際し、浦井は「柿澤くんと一緒に我々のトニーを作っていけるのは幸せですし、このカンパニーならではのSeason3というものを目指して作っていきます!」とコメントし、柿澤は「浦井さんとは共演したこともありますし、仲良しで可愛い先輩です。今回はトニー役として相談し合いながらいい作品になれば良いなと思っています」と思いを語った。
1957年初演の「ウエスト・サイド・ストーリー」は、脚本をアーサー・ローレンツ、音楽をレナード・バーンスタイン、作詞をスティーブン・ソンドハイム、原案と初演時演出・振付をジェローム・ロビンスが手がけたミュージカル。なお、現在IHIステージアラウンド東京では、宮野真守、蒼井翔太、北乃きい、笹本玲奈らが出演する「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1」が2020年1月13日まで上演されている。
浦井健治コメント
あの「ウエスト・サイド・ストーリー」という世界的に有名な、王道中の王道のミュージカルにまさかトニー役で出演させていただけるなんて夢にも思っていなかったので、とても光栄です。この作品は一度は聞いたことのある名曲揃いだと思います。特に「Tonight」という曲を歌えるのは、ミュージカル俳優としては本当に嬉しいし、光栄です。こんなに人を一途に思う気持ち、そして争いのない世界を願う心、なにより人を信じることの大切さを考えさせられる作品に携われることは、役者冥利に尽きます。
IHIステージアラウンド東京に立たせていただくのは2度目です。前回が「メタルマクベス」disc3、今度は「ウエスト・サイド・ストーリー」Season3ということで、自分の中では『Season3は浦井』というふうに思っていただけているのかなと(笑)。歌もダンスも技術がないと太刀打ちできない作品なので、メンテナンス含めて懸命に、一心不乱に、自分の力を出せる限り精進してひとつひとつの舞台を丁寧に作っていけたらいいですね。Wキャストの柿澤くんと一緒に我々のトニーを作っていけるのは幸せですし、このカンパニーならではのSeason3というものを目指して作っていきます! 是非とも劇場に足をお運び頂けたら嬉しいです。
柿澤勇人コメント
「ウエスト・サイド・ストーリー」という作品はもちろん名作ですし、まさか自分がトニーをやるなんて思ってもいませんでした。この作品は普遍的なテーマを扱っていて、愛についてや争い、人種の問題などいろいろなものが盛り込まれています。年代も国も違いますが日本人の方にも共感いただけるのではないでしょうか。「Somewhere」という曲はこの作品の大きなテーマのひとつを表していると思うのですが、「争い事がなく愛し合える場所がどこかにあるんじゃないか」という、「ウエスト・サイド・ストーリー」の全てを背負っているような歌だと思います。
客席が回る劇場というのはなかなかないので、ある意味アトラクション的なシーンが多そうですね。「Tonight」などの有名なシーンでのいろいろな仕掛けが見どころかなと思います。
Wキャストの浦井さんとは共演したこともありますし、仲良しで可愛い先輩です。今回はトニー役として相談し合いながらいい作品になれば良いなと思っています。このIHIステージアラウンド東京でやる「ウエスト・サイド・ストーリー」は、“世界初のウエスト・サイド・ストーリー”になると思いますので、皆さんどうぞ劇場にお越しください!
桜井玲香コメント
初めて見たのは確か小学生の時で、まだ社会的な意味合いのあるストーリーだというのはあまりわからずに、当時はすごく歌って踊る作品というイメージがありました。大人になって見ると「深い作品だったんだな」と気づき、いつまでも見るたびに印象が変わる作品です。初めてトニーとマリアが出会ってダンスパーティーで二人だけで踊る時に流れている曲がすごく好きで、過去に映画を見た時に必死で探した記憶があります。今からそのシーンが楽しみです。
マリアのキーが全体的にとても高い作品なので、そこは現時点の自分としてはレベルの高い挑戦になるかなと思っていますが、本番までにみなさんにお聴かせできるようなものにしたいです。そこが頑張りどころだと思います。
今回この大作に、しかもロングランで上演している「ウエスト・サイド・ストーリー」のSeason3にマリア役として出演させていただくということは、自分にとっても大変な挑戦ですし、こんなに素晴らしいチャンスをいただける日が来るとは思っていませんでした。まだ不安でいっぱいですが、頑張りつつ楽しんで、この世界観にうまく馴染めたらいいなと思います。頑張ります!
伊原六花コメント
来日キャスト版を観に行かせていただいた時に、私の大好きな「ウエスト・サイド・ストーリー」の世界観そのもので、自分がステージに立つ実感がなかなか湧きませんでした。悲劇ではあるのですが深いテーマがあって、観れば観るほど感じるものがあり、もどかしい世界の中にも二人の恋を通して希望というものが描かれていて、私にとって観た時に背中を押してもらえるというか、「頑張ろう!」と思えるような作品です。
私としては、等身大でマリアを演じられるようにお稽古をしっかり行っていきたいです。数日の間に今の自分より一歩進んだところに希望を持っているところなどは、自分とも共通するところがあると思うのでそういった部分をありのまま演じてみたいです。「Somewhere」という曲は作品の中でもすごく大切な曲で、生きづらい世の中を愛で変えていけるんじゃないかという二人の希望が込められている曲だなと思うので大好きです。
このお仕事を始めさせていただいてから初めての舞台になりますが、活躍されている皆さんとご一緒させていただくので、足を引っ張らないように、全力でマリアを演じながら観てくださる皆さんにこの作品を届けていきたいです。
「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3」
2020年4月1日(水)~5月31日(日)
東京都 IHIステージアラウンド東京
原案・初演時演出・振付:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ローレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
ステージアラウンド版オリジナルスタッフ
演出:デイヴィッド・セイント
振付リステージング:フリオ・モンヘ
日本語上演版STAFF
翻訳・訳詞:竜真知子
演出補:フリオ・モンヘ、薛珠麗
キャスト
トニー:
マリア:
アニータ:
リフ:
ベルナルド:Oguri、
ドク:
シュランク:
クラプキ:
グラッドハンド:
The Jets & The Sharks
※2020年4月1日追記:4月1日(水)から12日(日)までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
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