開幕に際しトニー役の宮野は「この作品のどこを見てほしいかと聞かれたら、僕自身が本当にトニーとして迷いなくそこに存在しているんだ、という部分ですね。まだまだ課題はたくさんありますが、こういう思いでステージに立てているのはうれしい発見です。確実に今までに見たことのない宮野真守だと自分でも実感しているので、ぜひそんな僕に会いに来てほしいなと思います」と観客にメッセージを送る。
同じくトニー役の蒼井は「僕の目標としている“トニーとして生きる”という、それが実行できているならそれほど幸せなことはないなと思います。現代にもつながっている様々な問題を僕たちも役を通して命がけで演じていますので、この作品を通じて訴えかけたいメッセージをぜひ感じていただけたら嬉しいです」とコメントした。
1957年初演の「ウエスト・サイド・ストーリー」は、脚本をアーサー・ローレンツ、音楽をレナード・バーンスタイン、作詞をスティーブン・ソンドハイム、原案と初演時演出・振付をジェローム・ロビンスが手がけたミュージカル。今回はIHIステージアラウンド東京のためにデイヴィッド・セイントが演出を施し、振付リステージングをフリオ・モンへが担当。日本語版の翻訳・訳詞は竜真知子、演出補はマイケル・マストロと薛珠麗が務めている。
今回の「Season1」には宮野と蒼井のほか、マリア役の
なお約7カ月にわたって実施される本公演では上演が3シーズンに分けられ、それぞれ異なるキャストが登場。2020年2月1日から3月10日まで上演される「Season2」には、村上虹郎、森崎ウィン、宮澤エマ、田村芽実らが出演する。
宮野真守コメント
本当に素晴らしいカンパニーと出会えたなと感じています。みんなのエネルギーや力がすごくて、こんなにいい初日を迎えられることができて満足していますし、お客様が入ってくださったことによって本当にこの作品が完成したなと、舞台上でも感じました。素晴らしい「ウエスト・サイド・ストーリー」になったんじゃないかなと思っています。この作品に携わることになった当初はブロードウェイ・ミュージカルやその最高峰の「ウエスト・サイド・ストーリー」に対してプレッシャーがあって、このチャンスはありがたいけれど自分がそれを表現できるのか、未知数で怖かったんです。でもカンパニーに恵まれて、一緒に演じてくれる仲間やスタッフの皆さん、演出部の皆さんが「ウエスト・サイド・ストーリー」というものがどういうものなのか、成り立ちや意味合いや文化を、稽古のときから僕に根付かせてくれたんです。今は最初に持っていた悩みが全くなくて。ですからこの作品のどこを見てほしいかと聞かれたら、僕自身が本当にトニーとして迷いなくそこに存在しているんだ、という部分ですね。まだまだ課題はたくさんありますが、こういう思いでステージに立てているのはうれしい発見です。確実に今までに見たことのない宮野真守だと自分でも実感しているので、ぜひそんな僕に会いに来てほしいなと思います。きっとびっくりするんじゃないかな。ぜひこの感動を一緒に味わってほしいです。
蒼井翔太コメント
これまで60年以上紡がれてきた大きな作品を、皆さんの前でやっとお披露目できたなと感じています。出演者そして見る方、みなさんの運命が変わる作品だと思うんです。この作品を広めていくんだという決意が今日一人一人からにじみ出ていて、それをみなさんに見ていただけて、いい初日だったなと思います。視覚的にセットもものすごくて、僕たちセットに負けないようにやってるんですよ(笑)。その中で自分たちの役、その人を生きているんだというところをみなさんに見ていただきたいですね。もちろん曲も演奏も、素晴らしいものがいっぱい詰め込まれているので、僕たちがもっともっと輝かせてみなさんの心に訴えかけていきたいです。今までに演じてこなかった役なので、そこは新しい蒼井翔太としての幅ももしかしたら感じていただけるかもしれません。見てくださった方から「蒼井くんが演じているとは思わなかった。そこにトニーがいると思った」と言っていただけたことがすごく嬉しくて。僕の目標としている“トニーとして生きる”という、それが実行できているならそれほど幸せなことはないなと思います。現代にもつながっている様々な問題を僕たちも役を通して命がけで演じていますので、この作品を通じて訴えかけたいメッセージをぜひ感じていただけたら嬉しいです。僕たちも最後の日まで伝え続けていくことを誓います。歌もダンスもお芝居も最高のミュージカルなので、ぜひ足をお運びください!
「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1」
2019年11月6日(水)~2020年1月13日(月・祝)
東京都 IHIステージアラウンド東京
原案・初演時演出・振付:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ローレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
ステージアラウンド版オリジナルスタッフ
演出:デイヴィッド・セイント
振付リステージング:フリオ・モンゲ
日本語上演版STAFF
翻訳・訳詞:竜真知子
演出補:薛珠麗
キャスト
トニー:
マリア:
アニータ:
リフ:
ベルナルド:
ドク:
シュランク:
クラプキ:
グラッドハンド:レ・ロマネスクTOBI
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【公演レポート】“命がけで演じています”宮野真守、蒼井翔太らの「ウエスト・サイド~」開幕(コメントあり) https://t.co/MnJOaaKcHf