誰にも見える“人形”に面影を重ねて、南野詩恵率いるお寿司「菠薐心中」開幕

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お寿司「菠薐心中(ハローしんじゅう)」が、昨日12月11日に京都・ロームシアター京都 ノースホールで開幕した。

ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」より。(撮影:松本成弘)

ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」より。(撮影:松本成弘)

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ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」より。(撮影:松本成弘)

ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」より。(撮影:松本成弘)[拡大]

京都を拠点に活動するお寿司は、衣装作家である南野詩恵が2016年に立ち上げた団体。今作では近松門左衛門の「曽根崎心中」を下敷きに、現代における“心中”とは何かを探る。舞台はとある小さな会社。そこには人形のように何も話さない男と、その姿に自分を重ね合わせる女が働いていて……。

本作について南野は「誰にも見える人形に面影を重ねて、数多くの『私』のきっとこれは代理のオハナシだから、どうか極まるところまで」とコメントしている。上演時間は約1時間30分、公演は明日12月13日まで。

南野詩恵コメント

ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」より。(撮影:松本成弘)

ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」より。(撮影:松本成弘)[拡大]

心の中を伝える方法は、300余年前と変わらず、自分(相手)を壊す事であり、
その対象は肉体から精神へと移行しました。
来世への積極的逃亡から、続きを生きる消極的残留へ
沢山の壊れかけたものものを、抱きとめ、慰め、引き受ける、
誰にも見える人形に面影を重ねて、
数多くの「私」のきっとこれは代理のオハナシだから、
どうか極まるところまで

ロームシアター京都 ノースホールにて、お待ちしております。

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ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」

2019年12月11日(水)~13日(金)
京都府 ロームシアター京都 ノースホール

作・演出・衣装:南野詩恵
出演:内田和成、大石英史、梶川貴弘、木村雅子、合田有紀、下野優希、関珠希、瀧口翔、竹ち代毬也、野村香子、藤原大介、三枝眞希、村上渉

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むぅちゃん @mukatomo

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