お寿司「菠薐心中(ハローしんじゅう)」が、昨日12月11日に京都・ロームシアター京都 ノースホールで開幕した。
京都を拠点に活動するお寿司は、衣装作家である南野詩恵が2016年に立ち上げた団体。今作では近松門左衛門の「曽根崎心中」を下敷きに、現代における“心中”とは何かを探る。舞台はとある小さな会社。そこには人形のように何も話さない男と、その姿に自分を重ね合わせる女が働いていて……。
本作について南野は「誰にも見える人形に面影を重ねて、数多くの『私』のきっとこれは代理のオハナシだから、どうか極まるところまで」とコメントしている。上演時間は約1時間30分、公演は明日12月13日まで。
南野詩恵コメント
心の中を伝える方法は、300余年前と変わらず、自分(相手)を壊す事であり、
その対象は肉体から精神へと移行しました。
来世への積極的逃亡から、続きを生きる消極的残留へ
沢山の壊れかけたものものを、抱きとめ、慰め、引き受ける、
誰にも見える人形に面影を重ねて、
数多くの「私」のきっとこれは代理のオハナシだから、
どうか極まるところまで
ロームシアター京都 ノースホールにて、お待ちしております。
ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU” お寿司 ボロレスコ「菠薐心中」
2019年12月11日(水)~13日(金)
京都府 ロームシアター京都 ノースホール
作・演出・衣装:南野詩恵
出演:内田和成、
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【公演レポート】誰にも見える“人形”に面影を重ねて、南野詩恵率いるお寿司「菠薐心中」開幕(コメントあり) https://t.co/tiS0fKl0yK