「舞台『刀剣乱舞』衣裳展」のトークイベントが、本日7月15日に東京・渋谷PARCO PART1にて行われた。
司会としてまず登場したのは、明智光秀役を演じた窪寺昭。「僕が長く話してもなんですから。それでは刀剣男士1振りずつ紹介をお願いいたします!」と笑いながらステージ袖を振り返ると、敵の時間遡行軍が現れる。そして
全員が舞台に再度集まりポーズを決めると、観客からは大きな拍手が沸き起こる。刀剣男士たちにマイクが渡されている最中、鈴木がマイクを持つと荒牧が「これは拡声器といってな。これに声をあてると声が大きくなる」と山姥切国広らしく説明。これを受けて鈴木も「ああ、なるほど。はっはっは。声を大きくしてくれるか。世話を焼かれるのは好きだ」と三日月宗近として返答。チームワークの良さを見せつけた。
続いて窪寺が用意した質問に合わせて、公演にまつわるエピソードを明かすコーナーに。「本番を終えての感想」を問われた鈴木は「舞台『刀剣乱舞』の本番を終えまして、やっと新しいコンテンツが進み始めたなと思いました。座組作りにおいて、こんなにも早くいいカンパニーが生まれるんだなと今回の作品は感じました。(「刀剣乱舞」は)ミュージカルのバージョンもございますが、また別の本丸として観ていただけるとうれしいと思いますし、舞台版のほうはチームワーク、連携のとれているところを生かして、普段ゲームでは見られないような、1振り1振りたちの関わりを観ていただけるような作品になったんじゃないかなと思います」と語り、「こういう形を大事にして、次回作に向けてがんばっていきたい」と次回作への意気込みをのぞかせた。
「役が決まったときの感想」を求められた荒牧が「キャラのビジュアルを見て、なんでマントを被ってるのかなと第一に思いました。でも殺陣が多いステージなので、舞台上で殺陣とか剣とか使ったときに、布のひるがえりをうまく使えば、すごくすごく“まんばちゃん”を作れるんじゃないかと思いました」と語る。窪寺は「まんばちゃんのマントに入るとご利益があるんだよね」と、公演期間中に刀剣男士たちが山姥切国広のマントに入って撮った写真をTwitterなどに投稿していたことを思い出させるエピソードを話す。また役作りで気をつけたことについて佐々木は、「原作がゲームなので、誰よりもゲームをやりこんでやろうと思って、即ダウンロードして始めたんですけど、僕(舞台が)終わってからもずっとやってるんですよ」と「刀剣乱舞-ONLINE-」への愛を隠さない。「いま宗三左文字がレベル90を超えまして。これからもどんどん育てて強い宗三に仕上げていきたいと思っています」と自信満々。
輝馬はビジュアル撮影で衣装・メイクをしたときの第一印象を問われ、「見ていただくとわかるんですが、女性もしたことがない超ロングロングヘアで」と言って観客の笑いを誘う。「本当はもっと長かったんですよ。でも苦労した部分もあるんですけど、本番中に本当にいい武器として使えたなと。これで戦うんじゃなくて、見栄えだったり、カッコよさだったり、ほかのキャラクターにはできないような動きとか見せ方ができたんじゃないかなと思いました」とウィークポイントにもなり得るアイテムを強みに変えたことを語る。
納谷の番が巡ってくると、観客から「小夜ちゃん、かわいー!」の声援が飛ぶ。「ほかのキャストとのエピソード」を語ってほしいと窪寺から求められると、登壇している刀剣男士たちからも「いいよ、いっぱい言って!」とエール。納谷は「本当に楽しい方たちばかり」とはにかみながらも「小夜の役どころとして、みんなに愛されるようなキャラクターにしたかった。僕は舞台が初めてということもあって、先輩方にかわいがってもらいたいという自分の気持ちと、小夜の役作りがリンクして、ずっと素直な気持ちで入られました。だからよかったです」と公演を振り返った。
そして和田が話そうとすると、前列にいた鈴木と荒牧がスッと和田の姿を隠す以心伝心のコンビネーションを見せ、窪寺も「マサはいっつもこうやっていじられてる」と笑い出す。そして「マサには、アドリブの箇所について聞きたいな」と振ると、和田は「あんなはずじゃなかったんですけどね」と軍議のシーンを回想。「稽古当初は普通だったんですが、2日目におはぎを吹き出してしまって……すみませんでした。その後、そのシーンでマッキー(荒牧)がすっ転んだんですよ。それが本当に面白くて、それ(アドリブ)どころじゃなかったって日もありましたね。俺がボケたのに、全部持っていかれた」と悔しそうな面持ち。
イベント終盤の挨拶で、荒牧は「朝早くから本当にたくさんの方々が僕たちを見てくださるために並んでいただいたり、待っていただいたりしているとスタッフさんから聞きました。僕たちも感謝でいっぱいです。みなさんから愛されている『刀剣乱舞』という世界を、もっともっとたくさんの方々に、そしてもっともっと魅力的なものにするために僕もまんばちゃんとして、刀ステの本丸の一員としてできることがあればしたい」と意気込む。鈴木は「改めまして舞台を終えて、こうしてイベントという形で皆さんにお会いできたことを本当にうれしく思います。また舞台の再演のほうが決定していますし、その再演に向けて、どういう形で作っていけるのか本当に楽しみに思っております。皆さんをまた劇場でお待ちしていますので、ぜひぜひ足をお運びいただけたらなと思っております」と再演をアピールし、イベントは幕を閉じた。
「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」の再演は、今冬行われる。
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- 舞台『刀剣乱舞』~ 2016年5月東京・大阪公演決定!
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和田部の圧倒的ドヤ顔…ナタリーさんありがとうございます。