FLOW、47都道府県ツアー“MAX”な盛り上がりの中で完走

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FLOWの47都道府県ツアー「FLOW LIVE TOUR 2013『ツアー THE MAX!!!』」が、9月7日に千葉・舞浜アンフィシアターにて最終公演を迎えた。

FLOW「FLOW LIVE TOUR 2013『ツアー THE MAX!!!』」千葉・舞浜アンフィシアター公演の様子。

FLOW「FLOW LIVE TOUR 2013『ツアー THE MAX!!!』」千葉・舞浜アンフィシアター公演の様子。

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デビュー10周年を記念して、4月から全国を回っていたメンバーたち。ツアー後半では35日間自宅に帰れない時期もあったが、5人はそんな疲れを感じさせないハイボルテージなパフォーマンスで千秋楽を飾った。

観客が半円形のステージを180度囲む中、5人が奈落からせり上がりながら登場。ドラマチックなオープニングに早くも場内は興奮した空気に包まれ、「君自身BAND」を歌うKOHSHI(Vo)の伸びやかな声が(Vo)の伸びやかな声が響くと、待ってましたとばかりに大歓声が沸いた。さらにメンバーは挨拶代わりにインディーズ時代の楽曲「サムライムアフロ」やメジャーデビュー曲「ブラスター」などアッパーな曲を続け、ライブのムードを作り上げる。

「ついに、ついに、ついに! ついに来たよ、グランドファイナル! みんなの声がすごいです」といつも以上にテンション高めのMCで盛り上げたKEIGO(Vo)。さらに彼は「心の底から楽しむだけだ!」と挑発的に叫び、会場全体をひとつにまとめあげていく。そんなMCに続いたのは「Welcome to my misery」や「ブレイブルー」などの憂いを帯びたミディアムチューンの数々。ここではFLOWの深くシリアスな一面があらわになっていた。

その後のMCでKEIGOは、アンケートで寄せられた「KEIGOはライブ中、白目を剥いていた」などの自分へとツッコミの数々を述べながら「今日はいつもより白目剥きますよ! いつもより変な動きしますよ! いつもよりアゴ出しますよ!」とライブはまだピークを迎えてないことをアピール。さらに「かかってこいよ!」という叫びを口火に「赤いサイレン」などを畳み掛けた。

曲の合間にKEIGOは、「4月からこれまで47公演やってきて、ライブをして観光をして、メンバーと毎日一緒にいるんですが、全然面白い! さすがに思ったよ、俺たち仲いいなって。集まってくれたみんなとも、今回のツアーでより仲良くなれた気がします。10年目にしてこれがFLOWだって再認識できました」とメンバーともファンとも絆が深まったツアーだったことを振り返る。一方でTAKEはツアー全公演で行ってきたダンスコーナーも敢行。ギターを置き、電飾が付いたメガネをかけ、全力で踊り狂う。同コーナーも最後とあって力がこもっていたようで、TAKEはステージをくまなく歩きまわり、最後はメガネを客席に投げ「メガネを外すと恥ずかしいぜ」と照れくさそうに笑った。

今やライブの定番と化した「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のFLOW流カバーを起爆剤に、会場をさらに盛り上げていった5人。「この曲でぶっ飛んで行こうぜ!」という宣言から突入した「GO!!!」では客席にウェーブを巻き起こし、お祭りムードに拍車をかける。本編最後は今回のツアーを回る中で生まれた新曲「糸偏 -いとへん-」を披露。10周年を経て、次のフェーズに突き進んで行くバンドの姿勢をファンに印象付けた。

アンコールではこの日の公演の模様がDVD化されることや、12月1日にFLOW主催によるライブイベント「Act Against AIDS 2013 in SENDAI」が行われることなど計4つのニュースを発表。さらにツアー序盤の高崎公演で購入したというダルマに目を入れてツアーの完走を祝い、「乾杯アワー」を皮切りに朗らかな楽曲をパフォーマンスしていく。ラストナンバーは、新たなスタートを切るのにふさわしい「Life is beautiful」。全26曲を届けた5人は「最高の6人目のメンバー。今、目の前にいてくれるみんな!」とファンに感謝を告げる。最後は力強い拍手がデビュー11年目のFLOWを送り出し、47都道府県で繰り広げられた「ツアー THE MAX!!!」は締めくくられた。

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