コンドーム販売における国内シェアのトップ企業であるオカモト株式会社は、昨年に続き性感染症予防啓発動画を制作。KEIGO、オカモト社員、そして神奈川・厚木市立病院の泌尿器科の医師を務めながら全国各地でエイズ予防を含む幅広い健康づくり活動に従事している岩室紳也氏による鼎談の模様が、前後編の動画にまとめられている。この中でアーティスト、コンドームメーカー社員、医師という立場の異なる3者は、2021年以降に梅毒の増加が社会問題として取り上げられる昨今において、「まずは知ろうとすること」「偏見のない正しい知識を持つこと」の重要さを伝えている。
KEIGOは「性感染症に罹ってしまうことが“悪”ではなく、罹ったときに正しい行動をすることが重要」と訴えており、その背景に「日本の性教育の遅れがあるのでは」と指摘。「“恥ずかしい”という気持ちが先行して正しい行動ができない。子供たちがそうならない環境を作ることが大人の役目なのでは」と自身の思いを熱く語っている。
なおFLOWはエイズ啓発活動「Act Against AIDS」に賛同し、音楽を通じてエイズ啓発メッセージを伝えるべく、岸谷五朗の呼びかけで東京・日本武道館で行われてきたライブイベント「Act Against AIDS『THE VARIETY』」に長年にわたって参加。また2011年3月の東日本大震災発生後には、宮城県名取市で災害ボランティア活動を行ったことをきっかけに、被災地の人々にパワーを届けるため「自分たちにできることはないのか?」という思いが生まれた。「エイズを知るきっかけとなること」「音楽とライブを通じて東北にパワーを届けること」の2つの思いを胸に、2013年には「Act Against AIDS in SENDAI」を発足。2013年から2019年まで7年間、このイベントを開催した。
「Act Against AIDS in SENDAI」発足に際し、FLOWはエイズの現状や知識を深めるため約1年を費やした。その中で岩室氏と出会い、HIVポジティブ患者と会話する機会を得たことにより、バンドメンバーは当事者の思いや実情を知ることが活動していくうえでの学びになったという。岩室氏はFLOWとの出会いについて、「そんなときにFLOWの皆さんが性感染症予防啓発の支援活動に取り組んでくださったのは、自分自身もエンパワーされとてもありがたかった」と述べている。
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12月1日は世界エイズデー、FLOW・KEIGOが発信「性感染症に罹ったときに正しい行動を」(動画あり) https://t.co/CpJFAPMkrJ