民生、和義、岸田、直太朗、フミヤら国技館でギター競演

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4月20日に東京・両国国技館でイベント「J-WAVE 25th ANNIVERSARY TOKYO GUITAR JAMBOREE」が開催された。

「J-WAVE 25th ANNIVERSARY TOKYO GUITAR JAMBOREE」アンコールの様子。

「J-WAVE 25th ANNIVERSARY TOKYO GUITAR JAMBOREE」アンコールの様子。

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「TOKYO GUITAR JAMBOREE」は会場の中央に設けられたステージで、出演アーティストがアコースティックギターによる弾き語りパフォーマンスを繰り広げるライブイベント。この日のトップを飾った大石昌良は伸びやかな歌声を会場に響かせ、2曲目「トライアングル」で見事なタッピング奏法を披露した。その後彼は「東京に出てきて12年間、音楽の夢を追いかけてきてよかったです。1万人の前で歌うことができて本当に幸せです」と語り、東京を題材にした「東京ループ」を歌い上げた。

続く石崎ひゅーいはシャウトするような歌唱法でロックなステージを展開。一方で最後の曲を披露する前に少しざわついていた客席に対し「静かにしてもらえますか」と呼びかける場面も観られた。その後彼はこの日のラストに選んだ「花瓶の花」をしっとりした歌声で観客に届けた。

3番手の出演アーティストはRake。彼が登場曲にあわせ舞台を1周するパフォーマンスを見せると場内から手拍子が起き、そのまま1曲目「First Sight」を披露した。その後彼はコール&レスポンスで客席を巻き込んでいき、ラストで「100万回のI LOVE YOU」を観客と一緒に大合唱した。

続いて和田唱がマイケル・ジャクソンの「BAD」にあわせステージに登場。彼はMCで「37年生きてきて初めての国技館です。こんな形で来るとは思いませんでした」と話し、お洒落なアレンジを施した楽曲を会場に響かせた。

5番手の岸田繁は「鹿児島おはら節」「キャメル」「デルタ」の3曲を歌い上げる。岸田は出番直前までセットリストを決めておらず、途中で1曲追加したり新曲を披露したりとソロライブならではの自由なパフォーマンスを展開。最後は「土俵の上で英語の歌を歌ってしまいます」と話し、OASISの「Champagne Supernova」のカバーを披露した。

トータス松本のステージでは1曲目からウルフルズの「バンザイ~好きでよかった」が演奏され、喝采が巻き起こる。トータス松本は四方八方から歓声が飛び交う客席に対し「なんだかお客さんの言っていることがよく聞こえるんですよ」と反応。ラスト2曲でギターを置きハンドマイクをつかんで立ち上がると、手拍子だけのアカペラ状態でライブを繰り広げた。

30分間の休憩を挟み、四股を踏みながら森山直太朗がステージに登場すると客席から大歓声が巻き起こる。その後森山は圧倒的な歌唱力でオーディエンスを引き込むと、MCで会場をいじって笑いを誘い、最後に自身の代表作と言える名曲「さくら(独唱)」を熱唱した。

藤井フミヤ&藤井尚之の「F-BLOOD」は猿岩石のヒット曲「白い雲のように」のセルフカバーでライブをスタートさせる。その後彼らはチェッカーズの「Long Road」や藤井フミヤのソロヒット曲「TRUE LOVE」など披露し、ベテランらしい貫禄のステージを見せつけた。

トリ前で登場した斉藤和義は新曲「ワンモアタイム」やヒット曲「やさしくなりたい」など、MCも控えめにシングル曲を惜しみなく披露。彼はアコギの弾き語りながらロックな印象を残すライブを展開し、名曲「歌うたいのバラッド」でステージを締めくくった。

そしてトリの奥田民生はリラックスしながらも堂々としたライブアクトで会場に歌声を響かせる。奥田はMCで「J-WAVEはラジオ局なんだから番組だけ作っていればいいのに、こんなイベントやったりして」と会場の笑いを誘うと「でも、出演してみたら意外と刺激的で楽しいです」とイベントの感想を素直に述べ、ラストの「さすらい」では客席から大合唱が起こった。

アンコールでは出演者全員がステージに再登場して、奥田民生選曲によるDEEP PURPLEの「Smoke On The Water」が演奏された。こうして約6時間におよぶイベントは、出演アーティストによる豪華共演で締めくくられた。

なお当日のライブの模様は4月29日(月・祝)20:00からJ-WAVEで特別番組「TOKYO GUITAR JAMBOREE」がオンエアされる。ライブに参加した人も残念ながら参加できなかった人も放送を楽しみにしておこう。

「J-WAVE 25th ANNIVERSARY TOKYO Guitar Jamboree」セットリスト

大石昌良

01. おはよう
02. トライアングル
03. 東京ループ

石崎ひゅーい

01. シーベルト
02. 夜間飛行
03. 花瓶の花

Rake

01. First Sight
02. ONE WAY
03. 真冬に咲いたオリオン
04. 100万回のI love you

和田唱

01. if
02. シラフの月
03. COME FLY WITH ME
04. ふたつの窓
05. GROOVE WALK

岸田繁

01. 鹿児島おはら節
02. キャメル
03. 温泉
04. 新曲
05. Champagne Supernova

トータス松本

01. バンザイ~好きでよかった~
02. ブランコ
03. ふたりでいたい
04. 借金大王
05. ワンダフル・ワールド
06. 笑ってみ
07. 明星

森山直太朗

01. レスター
02. いつかさらばさ
03. 生きとし生ける物へ
04. 日々
05. さくら(独唱)

藤井フミヤ&藤井尚之(F-BLOOD)

01. 白い雲のように
02. Long Road
03. TRUE LOVE
04. I LOVE IT! ドーナッツ!
05. 指輪

斉藤和義

01. I LOVE ME
02. ワンモアタイム
03. やさしくなりたい
04. 月光
05. 歌うたいのバラッド

奥田民生

01. トリッパー
02. スカイウォーカー
03. 音のない音
04. 息子
05. 最強のこれから
06. さすらい

アンコール出演者セッション

01. SMOKE ON THE WATER

J-WAVE「TOKYO GUITAR JAMBOREE」

2013年4月29日(月・祝)20:00~23:41

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読者の反応

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RT @moomin_rt

2013年のTOKYO GUITAR JAMBOREEのレポを改めて読んで、OT武道館で「トリッパー」をやって欲しかったな〜、なんてふと思ってしまった。
超かっこいい「トリッパー」が聴きたいぞっ!(しかし出演者豪華)
https://t.co/QY4cqt9fgO

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