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あの問題作も!7年ぶり小文字「boris」が3作連続リリース

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Borisが7年ぶりとなる小文字「boris」名義での新作を3作連続でリリース。その第1弾となる180g重量アナログ盤「praparat」が本日3月6日にリリースされた。

ロックの中心へ向かう大文字の「BORIS」と、ロックの外側に向かう小文字の「boris」という2つの表記を使い分けてさまざまな音の探求を試み、近年はその両方を自在に行き来する「Boris」としての活動をメインに行っていた彼ら。今回の「praparat」はこれまでの小文字名義での活動を踏襲したインスト主体の作風で、ゆらめきながら切ないボーカルを聴かせる2曲も収録される。

「praparat」には長きにわたってサポートギタリストを務めている栗原ミチオや、2011年発売のメジャーデビューアルバム「New Album」でサウンドプロデュースを手掛けた成田忍、フランスの舞台美術家ジゼル・ヴィエンヌも参加。なお本作は日本限定発売となっており、アナログフォーマットでの販売のみで配信などは予定されていない。

続く連続リリース第2弾は3月20日発売の「目をそらした瞬間 -the thing which solomon overlooked- chronicle」。これは2004年と2006年に海外のレーベルからアナログ盤のみで3作発表された「目をそらした瞬間 -the things which solomon over looked-」シリーズ全曲をリマスターして初CD化したもので、さらに新録フルアルバム「extra」を追加した4枚組となる。なお、この新録音源には森川誠一郎(血と雫、Z.O.A)がボーカル、栗原ミチオがギターで参加している。

そして4月10日に発売される第3弾は、2006年に12インチアナログで発表されBoris史上もっとも伝説化された作品「vein」のCD2枚組バージョン。オリジナルの「vein」はクリアビニールの外周部分にシルク印刷を施し、その内側に音溝を彫るというコンセプトの作品で、楽曲完成から発売に至るまで実に2年間にわたって試作とテストプレスが繰り返された。トラックリストも一切なく、「vein」とだけ記されたシンプルな装丁は工芸品を思わせる美しい仕上がり。商品は発売後すぐに完売し、その後入手できたファンの間で感想に食い違いが生じたことから、ジャケットやデザインがまったく同じながら収録内容が違う2種類がランダムに出荷されていたことが明らかになった。今回発売されるCDバージョンは、オリジナルアナログ盤の装丁コンセプトを踏襲したデザインとなる。

※文中にてアルバムタイトルを「praparat」と表記していますが、1つ目のaはウムラウト付きが正式表記となります。

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