BoA、東方神起、少女時代、SHINeeら東京ドーム公演大盛況
2012年8月6日 13:33
1 音楽ナタリー編集部
韓国の音楽事務所S.M.ENTERTAINMENTの所属アーティストによる音楽フェスティバル「SMTOWN LIVE WORLD TOUR III in TOKYO」が、8月4日と5日の2日間にわたり東京ドームで行われた。
唯一のバンドセットとなるJ-Minのパワフルな歌声で幕を開けた、今回のエンタテインメントショ―。その後、女性2人の美しいハーモニーを聴かせた天上智喜、初の日本語楽曲「Hot Summer」を披露したf(x)、抜群の歌唱力でオーディエンスを魅了したKANGTAと続いて、「SMTOWN LIVE」の特色のひとつであるコラボレーションパートへ突入した。
f(x)のエンバ、SHINeeのキー、EXOのクリスの3人がヒップホップチューン「Like a G6」でトロッコを使いアリーナを回り出すと、客席から悲鳴にも似た歓声が上げる。その熱狂は、次のチャンミン(東方神起)&キュヒョン(SUPER JUNIOR)による「Just The Way You Are」でさらに加速。ドンヘとウニョクが歌うハイテンションなナンバー「Oppa, Oppa」では、5万人のファンも2人に合わせて「Oppa, Oppa!」とコールした。そしてライブ中盤に再び展開されたコラボステージでは、リョウク、ウニョク(ともにSUPER JUNIOR)、チェン(EXO)がMISIA「Everything」を日本語でカバー。高い表現力で名バラードを歌い上げ、オ―ディエンスは3人の甘い歌声に酔いしれていた。
この「Everything」に参加していたチェンが所属するEXOは、今年韓国と中国でデビューしたばかりの新しいグループ。「SMTOWN LIVE」にも初出演ということで、MCでは「緊張でドキドキしています」と初々しい言葉を口にしていたが、12人のメンバーで織りなす歌とダンスのパフォーマンスは大迫力。日本のファンの心をしっかりとつかみ、大きな拍手と歓声を浴びた。
また、既に日本で絶大な人気を獲得しているSHINee、少女時代、SUPER JUNIOR、東方神起、BoAもそれぞれのオリジナル曲を披露。SHINeeはシャウトが炸裂するエネルギッシュな「Sherlock」、少女時代はダンスのフォーメーションとストーリー性の高い歌詞が印象に残る「PAPARAZZI」、SUPER JUNIORは8月22日に発売される日本での4thシングル「Sexy,Free&Single」と、新曲のパフォーマンスで沸かせる。そして、キレのあるダンスとエモーショナルなボーカルで圧倒的な存在感を示した東方神起、堂々たる姿勢で貫禄を感じさせたBoAのステージと続く。BoAは韓国で2年ぶりに発表したアルバムからメロディアスなリード曲「Only One」を日本初公開し、この曲中にダンサーとしてユンホ(東方神起)が登場すると、場内には歓喜の声がこだました。
4時間以上におよぶ熱いライブを締めくくったのは、SMTOWNのテーマ曲「光(Hope)」。これは、アーティストやオ―ディエンスが区別なくひとつのファミリーであるというSMTOWNのコンセプトを表現した「誰もがひとりじゃない、ともに歩もう」というピースフルなナンバー。東京ドーム内の一体感が絶頂に達したところで、国内3度目の「SMTOWN LIVE」は大成功のうちに幕を閉じた。
音楽ナタリー @natalie_mu
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