ニッポン放送で1991年から1994年まで放送された「電気グルーヴのオールナイトニッポン」は、
著者の椎名は、高校時代に卓球と瀧とともに前身バンド・人生(ZIN-SÄY!)のメンバーとして活動し、見習い放送作家として「電気グルーヴのオールナイトニッポン」のスタッフに参加。その後、雑誌「週刊SPA!」の読者投稿コーナー「バカはサイレンで泣く」などに関わった。電気グルーヴの2人とほぼ同時期に上京し、友人としても仕事仲間としてもすぐそばで彼らを見ていた椎名が、その青春と熱狂の日々を振り返る。
この本に掲載されているのは、人生でのエピソードや電気グルーヴ誕生の様子といった1988年頃の話題から、2010年代の始め頃までの出来事。そして電気グルーヴと椎名の両名とゆかりが深かった、破滅的な人生を選び取った2人の友人の死についても書かれている。そしてこの回顧録は、2025年2月にNew Orderの来日公演にゲスト出演している電気グルーヴを、客席で見る姿で幕を閉じる。また巻末には「オールナイトロング辞典」と題した用語辞典も収録されている。
表紙には画家の落合翔平が描いた、アルバム「VITAMIN」のジャケットやRoland TR-808、「週刊SPA!」1995年9月号のイラストが使われている。また、書籍の帯には
大槻ケンヂ コメント
貴重な記録! 『電気グルーヴのオールナイトニッポン』原理主義で〝あの頃〟のサブカルが蘇る、激レアの資料! この本の帯文は僕じゃなくて電気グルーヴが書くべきだよ! 絶対に! ……もう書いちゃったけど
椎名基樹「オールナイトロング ―私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代―」目次
P6 まえがき
P9 「第一章 石野さんの部屋」
- 先輩としての石野さんと瀧さん
- 復活電気グルーヴのオールナイトニッポン
- ラジオという「荒々しいメディア」
- スペシャル企画に抜擢された「必然」
- あの番組が後進に残したもの
- 2人が生き抜いた80年代
- 私は本当に「世界が変わる」と思った
P69 「第二章 私の部屋」
- 過去に生きる「クラシック」、未来を志向する「まんだらけ」
- 『無能の人」とフリーター
- オタクの時代
- テレビゲーム、パラエティー番組の先進性
- 新しい価値観を体現した宅八郎
- 宅、瀧さんをドライブに誘う
P141 「第三章 イトチューの部屋」
- 小鳥の餌のパーティー
- 人生の解散
- 静岡時代の人生と石野さんの涙
- 80年代後半からの「音楽の季節」
- イトチューのファッションセンス
- バンドブームのアンチテーゼ
- 運命的な「同期」スチャダラパー
- 「壁際にいる場違いなおじさん」はニッポン放送の人
- 拡張する好奇心
- 「テレビプロス」と放送作家デビュー
P255 「第四章 瀧さんの部屋」
- ニッポン放送の忘れ得ぬ人々
- 「深夜の使いっ走り」の記憶
- ネタハガキの記憶 リスナーの熱量
- バブル景気に触れたニッポン放送時代
- オールナイトニッポンで出会った偉才たち
- 新たな音楽の誕生とクラブシーン
- 「石野卓球のおすすめ曲」の影響力
- 電気グルーヴの変化、新たな友達
- 名盤「VITAMIN」誕生
- オールナイトニッポン終了
P365 「第五章 霊安室」
- イトチューを変えたインド
- あの世に、引きずり込まれる
- ハルの自死と、それから
- パルの本音と態度の乖離
- 「弱さ」が生み出してきたもの
- 3人が感じた「エンドレス・サマー」
- 熱狂を共有した10年
- ほんとうのさようなら、ハル
- 躁と鬱の果てのイトチュー
- 辿り着いた場所と、辿り着けなかった仲間
ろうげいざー(LowGazer) @lowgazer_jpn
タイトルがJIN-SAY…笑
電気グルーヴのANNがサブカル/テクノ系の入口だった人は知り合いにもいたな📻️ https://t.co/d5PeYMe39c