氣志團、今年も「ももいろ歌合戦」の幕開けを飾る！綾小路翔が語るももクロへのリスペクトの心

本日12月31日に東京・日本武道館で開催されているももいろクローバーZによる主催ライブイベント「第9回 ももいろ歌合戦」。このイベントの出演アーティストより、氣志團が音楽ナタリーの取材に応じた。

「ももいろ歌合戦」は、ももクロが2017年より開催している年末恒例のイベント。ももクロと豪華出演者が紅組と白組の2チームに分かれ、全曲フル尺の歌合戦を繰り広げる。今年は玉井詩織と高城れにが「紅組」、百田夏菜子と佐々木彩夏が「白組」を率いて対決している。

ももクロは大切なものを失わず、能力を磨き続けている

毎年「ももいろ歌合戦」に出演し、1組目に登場している氣志團。綾小路翔（Vo）は「本当にすごいイベントです。大晦日はほかにも人気者が出るイベントがたくさんあるので、本来イベントのオーガナイザーとしては一番避けたい日なんですよね」「そんな中、たくさんのアーティストが集結して、この大きな玉ねぎの下に大きな桃がある。こんなに多様性があって素敵なイベント、なかなかないなと思っていて。毎年お招きいただけるのは誉れですね」と「ももいろ歌合戦」を惜しみなく絶賛した。

氣志團が「ももいろ歌合戦」に参加し続けているのと同様に、ももクロも氣志團の主催フェス「氣志團」に初年度から毎年欠かさず出演。2組の間に築かれている特別な絆について聞くと、綾小路は「2011年には対バンをやって初めて同じステージに立って。そのときはあーりん（佐々木彩夏）がまだ中学生だったかな。あの時代から大切なものを1つも失わずに、持っている能力を常に磨き続けている。そんなに尊い活動はないよなと思っていて、僕たちもすごく刺激を受けています。僕らがももクロに勝ってることって、活動年数だけですから。『氣志團万博』に出たいと思ってもらえるようにがんばっています」とももクロに対するリスペクトを言葉にした。

メンバーそれぞれの2025年の個人的ニュース

氣志團は今回の「ももいろ歌合戦」で、約5年ぶりのCDシングルとして今年リリースした新曲「汚れなきクソ野郎ども」を披露した。綾小路はそのことについて「本当にすみません。まさかの新曲をプロモーションするという……プロモーションというつもりもないんですけども（笑）、ひさびさに新曲をリリースしたということで、ぜひともそのパフォーマンスをももクロに観てもらいたいという気持ちで覚悟を持って臨みました」と言及。「そしてトップバッターなので1年の締めくりにふさわしい、めでたいことがしたいなと思って和太鼓でのパフォーマンスを披露しました。でも、このパフォーマンスを観たことがきっかけでサブスクとかで曲を聴いてくれたとしても、音源には和太鼓は全然入ってないんですよ。本当にすみません（笑）」と言葉を続けた。

最後に「まだ世に出していない2025年の個人的なニュース」を尋ねると、西園寺瞳（G）は約10年ぶりにギターのアンプを新調したこと、白鳥松竹梅（B）は道を歩いていたときに憧れの横尾忠則とすれ違ったこと、星グランマニエ（G）は東日本大震災のときに倒れて穴が空いてしまっていたアコースティックギターの修理が完了したこと、早乙女光（Dance & Scream）は自転車のタイヤを交換したことをそれぞれ挙げた。そして綾小路はコンビニでもらったときなどに余った割り箸をリュックに大量に入れていることを明かし、「でも実はこれいろんなものに対応していて、いろんなピンチを救うんですよ」とコメント。生地が厚いキャップのアジャスターが外れてしまったときに、それを元に戻そうとホテルで汗だくになりながら2時間ほど奮闘した末、箸を使って解決したエピソードを披露し、「この達成感を皆さんにお伝えしたい」と晴れやかな顔を浮かべた。

なお、ABEMAでは「第9回 ももいろ歌合戦」の模様を全編無料で生中継中。本日23:45からは、年越しカウントダウン特番「第9回 ももいろ歌合戦 ～カウントダウン＆ももクロ歌会始2026～」が配信される。