The fin.の4年ぶりアルバム「Somewhere Between」リリース決定、1曲先行配信

2025年10月22日 20:00 47 2 音楽ナタリー編集部

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The fin.が11月26日にニューアルバム「Somewhere Between」をリリースすることが決定。アルバムに収録される楽曲「Spiral」が本日10月22日に先行配信された。

The fin.とは？

兵庫県神戸市で結成されたバンド。現在はYuto Uchino（Vo, G, Syn）、Kaoru Nakazawa（B）の2名にサポートメンバーを迎えて国内外で活動している。1980～90年代のシンセポップ、シューゲイザーから、USインディポップ、チルウェイブなどの要素を取り込んだサウンドで注目を集める。これまでにThe Last Shadow Puppets、Phoenix、Mew、Circa Wavesらのツアーサポート、「FUJIROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」といった音楽フェス、アメリカの「SXSW」、イギリスの「The Great Escape」、フランスの「la Magnifique Society」、中国の「Strawberry Festival」などに出演。さらにアメリカ、イギリス、アジアツアーを成功させるなど着実に活動の幅を広げている。8月下旬にスタートした1万5000人を動員予定の中国ツアーでは全13公演のチケットを完売させた。9月13日に新作音源「Wash Away」を配信リリース。

The finの新しいアーティスト写真.。左からKaoru Nakazawa（B, Syn）、Yuto Uchino（Vo, G, Syn）。

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「Somewhere Between」は、2021年発表の前作「OUter Ego」以来約4年ぶりのフルアルバムで全11曲が収録される。全曲の作詞、作曲、レコーディング、ミックスをYuto Uchino（Vo, G, Syn）が手がけた。マスタリングは過去のThe fin.作品にも携わったジョー・ランバートが手がけ、アートワークはスウェーデンのデザインチーム・M&E Designが担当した。

The fin「Somewhere Between」ジャケット［拡大］

先行配信された「Spiral」は、アナログシンセによる太く沈み込むような幻想的かつサイケデリックなリフレインが印象的なナンバーで、そこに歪んだギターが絡み合い、曲名の通り“渦を巻く”ようなサウンドに。Yuto Uchinoによる滑らかで美しい歌声、コーラスワークも相まって、The fin.特有の洗練されたサウンドスケープが描かれている。

The fin「Spiral」ジャケット［拡大］

アルバムのリリースに合わせて、新たなアーティスト写真が公開された。写真家・吉松伸太郎が撮影した自然光と陰影のコントラストが印象的な写真は、The fin.が持つ内省的で幻想的な雰囲気が伝わる1枚となっている。

Yuto Uchino（Vo, G, Syn）コメント

“Spiral”は、欲望と恐れの階段を終わりなく登り続ける中で、色も声も、そして自我さえも溶け落ちていくという曲。反復するリズムとリフレインが果てしない上昇の幻影のように続いていきます。怒り、力、虚無といった感情が渦を巻き、やがて自己そのものを解き崩していきます。

The fin.「Somewhere Between」収録曲

01. Swans
02. Midair
03. Nebula
04. Somewhere Between
05. Towards the Sun
06. Echoes
07. Thirst of Life
08. Spiral
09. Alone in the Sky
10. Home
11. Wonder Why

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