「TM NETWORK 2025 IP」はTM NETWORK初の大型エキシビション。彼らにまつわる3つの“IP”「知の財産(Intellectual Property)」「知の公園(Intelligence Park)」「知の哲学(Inspiring Philosophy)」をテーマに構成される。今回初展示となる衣装や音源・映像などのアーカイブの展示をはじめ、楽曲の世界観を落とし込んで開発されたシューティングゲームや、わずか10秒ほどの全身3Dキャプチャでダンサー気分が味わえる最新テクノロジー体験、さらにメンバー思い出の味を再現したすかいらーくとのコラボメニューも提供される。
タイトルとロゴの原案を手がけたという小室は、ホテルの部屋にあったメモ帳にロゴのラフ画を描いたことを明かし、Ginza Sony Parkのコンセプトである“公園”を、TM NETWORKでよく用いるモチーフだという三角形で芝生を表現したり、「i」の上部分を地球の形にして地図性を表したりと遊び心たっぷりにデザインしたと解説。「ラフで描いたものとほとんど一緒なのでありがたい」と顔をほころばせた。
ゲーム好きだと言う宇都宮はシューティングゲームの体験を楽しみにしていたと語り、「最初はやり方がわからなくて苦戦しましたけど、コツをつかんできたらバシバシ行けるようになって(笑)。本当に楽しかった!」と、エキシビションの体験を笑顔でコメント。結果、高得点をたたき出し、「ワイルドエージェント」というランクの称号を獲得したとMCの住吉美紀アナウンサーから明かされた。
一方、木根は体験者の3Dキャプチャが宇都宮の実際の動きやリズムに合わせたキレのあるダンスを踊るという「Dancing Reel」を楽しんでおり、その場で発行されるQRコードで完成した動画がダウンロードできるというシステムに感激した様子。「自分のスマホで観られるんでしょ? このあと観るのが楽しみ!」と述べた。小室から「どうなの? 自分のダンスを見て」と質問された宇都宮は「(ほかの人の体験動画を見て)こんなことやってるのかよ、って恥ずかしくなった(笑)」と素直な感想を述べて会場の笑いを誘った。
さらに大きな見どころの1つとして、音楽に没入できるシアター型展示「Intelligence Park」にも言及。クリスタルLEDに映し出される映像と、立体音響をつかさどる360 Reality Audioを用いたサウンド、映像と連動して振動する床というアトラクションのような体験ができるこの展示は小室がサウンドミックスに参加しており、「Intelligence Park」のために新たなリミックス音源も作成したという肝いりの空間だ。さらに本日のプレ体験で小室がサウンドに微調整を入れたことも明らかとなり、最後まで抜かりないこだわりが詰まった展示となっている。
またTM NETWORKがバンド名を決めた思い出の場所として知られる「すかいらーく 1号店」にちなみ、Ginza Sony Parkの洋食レストラン・1/2(Nibun no Ichi)では、メンバーが当時よく食べていた料理の再現メニューや楽曲からインスパイアされたコラボメニューが販売される。こちらも試食をしたという小室は「ハンバーグを食べて当時の店の様子が思い浮かんだ。懐かしい味」とコメント。宇都宮も「こだわって作られていておいしい」と絶賛した。
明日から「TM NETWORK 2025 IP」を訪れる人々に向けてアピールポイントを尋ねられた小室は、昨年4月にTM NETWORKがデビュー40周年を迎えたことに触れ、「よくこれだけアーカイブがたまったな。だてに40年やってないなという内容になっています」と充実した展示を誇るとともに、「ファンの方はもちろんですけど、ふと立ち寄ったインバウンド旅行者の方にも『Get Wild』を筆頭にアニメの主題歌もたくさん手がけてきたので、『この曲知ってるよ!』となってもらえたら大成功ですね」と語った。
最後にはTM NETWORKとグッズでコラボレーションした「タマ&フレンズ うちのタマ知りませんか?」より、タマの着ぐるみが特別ゲストとして登場。宇都宮は「こんなに大きいとは」と驚き、小室は「さんざん最新技術と言っていたのに、最後はアナログですね(笑)」と笑顔で会見を締めくくった。
関連人物
atsuco🎤💜敬愛なる音楽家明石昌夫✖️小室哲哉 悲願のコラボfleeting my life @fantasticatsuco
https://t.co/c591HI1Z4K https://t.co/egjNE92NyN