8月16日と17日に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・万博記念公園で音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2025」が開催された。音楽ナタリーではサマソニ幕張公演の2日間と、その前夜祭として幕張メッセで8月15日夜から開催されたオールナイトイベント「SONICMANIA」について3本の記事に分けてレポート。この記事ではサマソニ2日目の模様を国内アーティストのライブを中心に伝える。
Mrs. GREEN APPLE
2日目のMARINE STAGEのトップバッターを務め、朝から入場規制を引き起こしたのは、今年デビュー10周年を迎えた
「もう8月もだんだん折り返して夏が終わろうとしていますけど、夏が始まろうとしてる曲をやってもいいですか?」と大森が、みずみずしいサウンドとともに「青と夏」の演奏がスタート。快晴の夏の澄んだ空気に包まれながら3人はスタジアムに盛大なシンガロングを巻き起こし、割れんばかりの拍手に見送られながらステージを去っていった。
JO1
ミセスに続いて真昼のMARINE STAGEに登場したのは
攻めの姿勢を一瞬たりとも崩すことなくJO1は「SuperCali」や「Love seeker」を熱演。さらに豆原一成の主演映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」の主題歌として秦基博が書き下ろした新曲「ひらく」を披露し、そっと優しく歌を紡ぎ上げた。最後にJO1は「Forever Here」をスケール感たっぷりに熱唱。この日の景色を愛おしい記憶として大切に胸に刻んでステージを降りた。
BE:FIRST
5年連続でのサマソニ出演となった
LEOは「ここに来てくれたら、誰のファンとか関係なく、みんなのことが大好きです! 今日俺たちはあなたに会えてよかった!」と熱く叫び、JUNONは「俺らが初めて有観客で立ったステージがこのMARINE STAGEです。めちゃくちゃ感動しています!」と2021年のサマソニで初めて観客の前でライブを行ったときのことを振り返る。そして6人は心地のいい風をまといながら「Bye-Good-Bye」「夢中」を届け、思い入れのあるステージをあとにした。
KATSEYE
昼のMOUNTAIN STAGEでは、HYBEとGeffen Recordsによるオーディションから生まれた6人組ガールズグループ・KATSEYEがライブを繰り広げた。残念ながら体調不良のMANONを除く5人での出演となったが、メンバーを紹介するオープニング映像が始まると、熱烈なファンは悲鳴のような声を上げて歓迎。そこに黒いジャケットを羽織った5人が現れ、ラテンのリズムを取り入れたポップチューン「Gameboy」でパフォーマンスが始まれば、ファンは一層沸き上がり、MC中も歓声が絶えることはない。
磨き抜かれた個性を持つKATSEYEは、多彩な楽曲でパワフルかつキュートな魅力を存分に発揮。「Mean Girls」ではリリックビデオをバックにパフォーマンスし、多様さを受け入れる優しいメッセージをしっかりと伝え、続く官能的なラテンチューン「Gabriela」ではフラメンコを取り入れた華麗なダンスブレイクで観客を圧倒してみせる。繊細で中毒性の高いメロディの「Touch」、パワフルなダンスナンバー「M.I.A」に続けて、彼女たちが最後に披露したのは代表曲「Gnarly」。凶暴なハイパーポップサウンドで爆発的な盛り上がりを生み出した。
aespa
夕暮れのMARINE STAGEに現れた
KARINAは「コンサートで皆さんにまた会える日をありがとうございます!」と告げ、GISELLEは「私は東京出身で、『SUMMER SONIC』は特別なステージ。すべてのアーティストが夢見るこのステージに招待してくれてありがとうございます!」と喜びいっぱいに語った。最後にaespaは炎が吹き上がる舞台で「Dirty Work」を披露。4人の強大なエネルギーでスタジアムを満たしてアクトを終えた。
NiziU
2日目のPACIFIC STAGEのトリを飾った
「JUMP」ではNINAの突き抜けるような美しいハイトーンボイスが炸裂。そしてラストに9人は掛け声を浴びながら「Take a picture」を元気いっぱいに歌い、この夏の最高の思い出をオーディエンスと作り上げた。
アリシア・キーズ×AI、フェイド×千葉雄喜
2日間にわたるフェスのヘッドライナーとしてMARINE STAGEに現れたのは、12年ぶりの来日となったアリシア・キーズ。グラミー賞17冠、全世界累計アルバムセールス6500万枚を誇る世界的なDIVAだ。大阪公演では、ちゃんみなとのコラボを披露していたアリシアだが、幕張公演でも予想外のコラボで観客を驚かせた。ライブ後半、呼び込まれたのは
一方、世界的ラテンスーパースターのフェイドが自身の誕生日を記念したキュレーション企画を展開していたBEACH STAGEでも思わぬサプライズが。トリを務める彼のステージに“日本の友達”として
YUKO📦♡₊⁺ @YukoBesty
【ライブレポート】ミセスで朝から入場規制!JO1、BE:FIRST、aespaらも熱狂生み出した「サマソニ」2日目(写真32枚) https://t.co/PW2IhSfeI9