SixTONES、HYDE、HANA、i-dle、Official髭男dism、BABYMETALら熱演「サマソニ」初日

12

1305

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 272 1025
  • 8 シェア

8月16日と17日に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・万博記念公園で音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2025」が開催された。音楽ナタリーではサマソニ幕張公演の2日間と、その前夜祭として幕張メッセで8月15日夜から開催されたオールナイトイベント「SONICMANIA」について3本の記事に分けてレポート。この記事ではサマソニ初日の模様を国内アーティストのライブを中心に伝える。

SixTONES

SixTONES

大きなサイズで見る(全24件)

ライブレポート
ライブレポート

SixTONES

SixTONES

SixTONES[拡大]

SixTONES

SixTONES[拡大]

初日のMARINE STAGEのトップバッターを務めたのはサマソニ初出演のSixTONES。すっきりした青空が広がり、穏やかな風が吹き抜けるスタジアムに「Golden」のトラックが流れ始めると、オーディエンスの歓喜の声があふれる。期待と熱気が渦巻く中、バンドメンバーに続いて登場したSixTONESは、代表曲「こっから」でライブの口火を切り、ジェシーは「Hey what's up? サマソニ!」、森本慎太郎は「サマソニ開幕だー!」と咆哮。「GONG」や「BOYZ」ではシャウト混じりのワイルドなパフォーマンスを見せつけ、「バリア」ではメインステージから延びる花道の先端でしなやかに歌い踊る。

SixTONES

SixTONES[拡大]

田中樹が「そもそも『お前ら誰だよ!』って思う人もいると思うけど、諦めて騒いでください!」と煽ると、野田洋次郎(RADWIMPS)提供の新曲「Stargaze」へ突入。さらにSixTONESはラテンの香り漂う「Fiesta」、ライブ定番のアッパーチューン「Bang Bang Bangin'」「WHIP THAT」をドロップして観客を爆発的に盛り上げた。カウントからのジャンプでステージを終えた彼らは「お邪魔しました」と丁寧に挨拶して、舞台を降りていった。

HYDE

HYDE

HYDE[拡大]

HYDE

HYDE[拡大]

ワールドツアーと並行して、夏季は各地のフェスやライブイベントを巡っていることから、すっかり“仕上がっている”状態のHYDE。この日、MOUNTAIN STAGEに登場した彼は、のっけから「Sing it loud!」と観客を煽ると、時に獣じみたグロウルで、時に艶かしい歌声でオーディエンスを圧倒していく。

HYDE

HYDE[拡大]

HYDE

HYDE[拡大]

熱っぽい視線を浮かべてカメラを見据えたHYDEは、「すごい盛り上がってるんじゃない? 俺もここから本気でやるから。もっとカオスが見たいなあ」とおねだり。銀色の仮面をはぎ取り、パーカーのジッパーを引き下げ上半身をあらわにしながら「MAD QUALIA」「SOCIAL VIRUS」といった攻撃的なナンバーを絶唱し、会場に熱狂を生み出した。ラストを飾ったのは幅広い世代に愛され続けている「GLAMOROUS SKY」。大きなシンガロングを浴びた彼は、目を細め「Thank you so much!」と口にすると、観客に向かって何度も投げキッスを贈った。

i-dle

i-dle

i-dle[拡大]

i-dle

i-dle[拡大]

昼のMOUNTAIN STAGEには、5人組グローバルグループi-dleが出演。2018年にデビューした彼女たちは、今年5月にグループ名を(G)I-DLEから現名義に改名し、より自由で無限の可能性を持つグループとして再スタートを切った。バンドがエネルギッシュな演奏を繰り広げる中、i-dleの5人は多数のダンサーを引き連れて勇ましく登場。力強い女性像を提示する「Super Lady」でライブの幕を開けた彼女たちは、デビュー曲「LATATA」に続けて、トロピカルムードあふれるサマーチューン「DUMDi DUMDi」を届け、炎天下のスタジアムを一層ヒートアップさせる。

i-dle

i-dle[拡大]

i-dle

i-dle[拡大]

その後、花道を通ってセンターステージへ向かった5人は、熱烈な歓声を送るファンの間近でヒット曲を畳みかけていく。ミュージックビデオの再生回数が約4億回の代表曲「TOMBOY」「Queencard」を連発した5人が最後にサプライズで披露したのは、ヒット曲「Fate」の日本語バージョン。これは10月3日にリリースされる日本1st EP「i-dle」にも収録される楽曲であり、今後展開される日本での活動をファンに期待させた。

HANA

HANA

HANA[拡大]

HANA

HANA[拡大]

サマソニ初出演となる7人組ガールズグループHANAは、約1万人を収容するPACIFIC STAGEに登場。彼女たちは今年の初めにオーディション番組「No No Girls」からデビューしたばかりだが、すでに国内屈指の人気グループに成長しており、入場規制が起きるほど多数の観客が押し寄せた。HANAのライブを観るのはこれが初めてという人も多かっただろうが、アカペラの歌唱で一気に観客を惹き付けた彼女たちは、有無を言わせぬ圧倒的な実力でその人気の理由を理解させる。

HANA

HANA[拡大]

HANA

HANA[拡大]

ジャジーなバンドアレンジの「Tiger」をマイクスタンドで歌い上げたHANAは、続けてJIGGプロデュースのヒップホップチューン「Drop」を投下。自己紹介を交えつつ、“あっちー”夏曲「Burning Flower」で会場を熱気で満たし、バラードナンバー「Blue Jeans」ではMV同様に男性ダンサーを迎えたパフォーマンスでファンを熱狂させた。約20分の短い持ち時間で彼女たちが最後に披露したのはデビュー曲「ROSE」。7人がその個性を咲かせる見せ場が怒涛の勢いで畳みかけられ、会場を埋め尽くす観客は、あっという間に彼女たちの虜になっていた。

Official髭男dism

Official髭男dism

Official髭男dism[拡大]

Official髭男dism

Official髭男dism[拡大]

トリ前のMARINE STAGEに現れたのは国民的ロックバンドOfficial髭男dism。サマソニ出演は6年ぶりだが、実は2年前に藤原聡(Vo, Key)の声帯ポリープ発症により出演をキャンセルしていた過去がある。大勢の観客がマリンスタジアムに集まる中、いきなり大ヒット曲「Pretender」「宿命」を連発した彼らは、2年前の出演キャンセルに触れると、”リベンジ”を歌った「Cry Baby」を演奏。青空の下、藤原は自身の弱さを跳ね除けるようにパワフルなロングトーンを響かせた。

Official髭男dism

Official髭男dism[拡大]

Official髭男dism

Official髭男dism[拡大]

彼らは心底楽しそうな様子でヒットナンバーを次々に披露し、会場に一体感を生み出していくが、ライブ終盤、思わぬ事態がバンドを襲った。ライブ初披露となる新曲「らしさ」のパフォーマンス中、音響トラブルでスピーカーから音が出なくなってしまったのだ。ステージの様子は何ひとつ変わらず、スクリーンには藤原が歌う歌詞が表示されているのに、観客にはほとんど何も聴こえてこない。しかし、バンドはそれでも決して止まらず、懸命に演奏を続け、観客はクラップで彼らを支える。すると楽曲の終わりでスピーカーが奇跡的に復旧。力強い演奏と歌声が再びスタジアムに響き渡り、スクリーンにはファンと彼らの思いを表すように「『本当に良かった』ああ 生きてて良かったな」という言葉が映し出された。

BABYMETAL

BABYMETAL

BABYMETAL[拡大]

BABYMETAL

BABYMETAL[拡大]

世界各地のアーティストとコラボした4thアルバム「METAL FORTH」をリリースしたばかりのBABYMETAL。アルバムは全米総合アルバムチャート・Billboard 200で初登場9位を記録するなど快進撃を見せている。そんな彼女たちは、トリ前のMOUNTAIN STAGEに登場。挨拶代わりのデスメタルチューン「BABYMETAL DETH」で口火を切ると、人気曲「ヘドバンギャー」につなげ、フロアをさっそく熱狂の渦に導いていく。

BABYMETAL

BABYMETAL[拡大]

BABYMETAL

BABYMETAL[拡大]

BABYMETALは「RATATA」「Song 3」といった最新アルバムの楽曲とライブ定番曲を織り交ぜて披露し、「メタルのその先へ」と進化する現在の姿を提示。凛とした佇まいのSU-METALが放つ美声、キュートに舞い踊るMOAMETALとMOMOMETALのスクリーム、神バンドの重く鋭い演奏がモッシュやダイブの嵐を巻き起こす。ラストの「Road of Resistance」が始まると、フロアが大きく割れるようにしてウォールオブデスが発生。焼け野原になった会場で並び立つ3人は、神々しさを帯びていた。

この記事の画像(全24件)

©SUMMER SONICAll Copyrights Reserved

読者の反応

Webライターkatsu|コンサドーレ関東(横浜)サポーター @Katsu3_E

【ライブレポート】SixTONES、HYDE、HANA、i-dle、Official髭男dism、BABYMETALら熱演「サマソニ」初日(写真24枚) https://t.co/0uCUhHm6sA

コメントを読む(12件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 SixTONES / HYDE / i-dle / HANA / Official髭男dism / BABYMETAL の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。